異物誤飲から救急医院へ
サリとトロが我が家の一員となって1年3カ月と5日となりました。 明けて4日になってしまいましたが、とりあえずは 明けましておめでとうございます。 正月はのん~~びりと過ごしましたが、年末は大変でした。 始まりは24日イブのことです。 早朝に起きてみると、どちらのものか不明でしたが、盛大に吐き戻されたカリカリゲロが居間に散乱してました。 ついでにウ○コも、トイレの外のあちこちに転がっていました。 「しょうがないなぁ‥‥」という感じで、これらは私が(1回ウ○コを踏んだりしながらも)片づけて出社したのですが、その日は仕事が忙しく、家からのメールを確認する間もなく過ごしました。 夜遅くに帰宅してみると、サリが朝から全く食べてない状態で、しかも、夜に吐いてベッド上の布団をオジャンにしていたと、嫁のマリーから知らされました。 サリはドライフードを与えても、少し匂いを嗅ぐだけで全く口をつけない状態でしたが、そこまで元気が無いようにも見えませんでしたので「明日の朝も餌を食べないようだったら、病院に連れて行って」とマリーに頼みました。 ところが、その後布団の中で寝ていたサリが「ウェッ!」と声を上げて、吐き始めました。 布団の上に吐こうとしたのを手の平に受けました。 白い泡状のものでした。 サリは布団から飛び出し猫歩廊に駆け上がって、更に吐きました。 踏み台に上がって、吐しゃ物をふき取ると、今度はピンク色でした。 どうやら、出血しているようでした。 時刻は、もう深夜1時を回っていましたが、このまま朝までは待てない状況です。 まず、福岡市の動物救急病院に連れて行くことにしました。 たぶん、根本的な治療は望めませんが、最低でも点滴だけでもしてもらう積りでした。 タクシーで、片道2,800円分ほど走ってもらって到着した病院は、さすがに福岡市に1か所だけの動物救急施設なだけあって、患畜を連れた人が、私達の他に4組も来ていました。 症状を伝えて、少し待ってから診察室に通されました。 何かを誤飲したのでは?ということで、胃のエコーを撮ってもらいました。 「胃から小腸の入り口にかけて何かヒモ状の物が見える」とのことでした。 サリとトロは、パンの袋とかをしばる、針金が入った短いヒモみたいな物によく興味を持ってましたので、「長さ5センチくらいの物ですか?」と獣医さんに聞くと「いえ、長さ20センチくらいあります」とのこと。 そんな長いものは全然心当たりが有りませんでしたから、そう伝えましたところ、「では、対症療法だけしておきましょう」と点滴や痛み止めなどを打ってもらいました。 救急病院に電話した時に「診療費だけで、まず8,000円」と聞いてましたので、かなり覚悟はしてましたが、この金額で済みました。 家に帰ると、もう朝の4時を過ぎてました。 帰宅したサリは、点滴が良かったのか、痛み止めが効いているか、嘔吐も収まり、少し落ち着いた感じです。 すでに普通に朝6時に起きて出社するのは無理な状態でしたから、7時半に「家内が結石で‥‥」と会社に電話して、9時まで眠ってから、いきつけの動物病院に再びタクシー(片道1,600円ほど)にサリを乗せて向かいました。 救急病院での診断書を獣医さんに見せますと、今度はバリウムを飲ませてレントゲンを撮ることになりました。 結果、こんな感じの写真が撮れました。 「これを見る限り、胃から腸に、ちゃんとバリウムが流れてますから、何かがあるようには思えません」とのことでした。 とにかく、再び点滴をしてもらい、3日分の痛み止め(だったかな?)の薬をもらって、様子を見ることになりました。 救急病院で16,000円、翌朝の病院では10,800円、タクシー4回分で約9,000円‥‥思わぬ合計36,000円也の出費でした。 この日、私は昼から出社して、サリは終日ケージの中で安静に過ごしました。 26日~29日は、サリは通常の半分以下の食事量に落ち込むこともありましたが、かなり持ち直した感じで、嘔吐もしなくなりました。 そんな中、大晦日を明日に控えた30日の夕方のことでした。 マリーと二人で外出から戻ると、トイレにウ○コがありました。 片づけていると‥‥!!‥‥ヒモ? 写真を撮るために、付着していたウ○コを取り除いた状態です。 救急病院で言われた通り、長さはピッタリ20センチありました。 ヒモは平たい形状で、幅は8ミリほどです。 排泄現場は見てませんが、サリが出した物に間違いありません。 こんな物体が一時的に、胃の出口を塞いでいたのですから、体調を崩して当たり前ですね。 結局、ヒモの正体はマリーのパジャマの前ヒモだったと判明しました。 サリがパジャマから噛み千切って、飲み込んでしまったようでした。 マリーは「そういえば、このヒモ、こんなに短かったっけ?と思っていた」とのことでした。 「診療してた時に、何ですぐに思い出さないの?」と私が思ったのは言うまでもありません。 何にしても、年を越す前に、全てが明らかになったのは、本当にスッキリしました。 もう、今後は何も飲み込みませんよーに。