6月8日の日曜日、秋葉原の歩行者天国で通り魔事件がありました。私はその時現場の近くにいたので、私の見た範囲内で報告します。

　時間は12時半ぐらい。
私は中央通りの歩行者天国を秋葉原駅方面から歩いて、現場のソフマップ本店の交差点まであと50メートルほどのところでした。

　ドーンという音が交差点から聞こえたため、交差点の人垣から中をのぞいてみると、男性が一人倒れていました。この時は交通事故かと思っていました。

　交差点で、一人の男と駆けつけた警察官がなにか言い合いをしています。

　その直後、こちらに背を向けていた警察官が、スローモーションのようにゆっくりと地面に倒れました。「刺された」と気づいたのはすこし後の事です。

　交差点で誰かが大声で
「犯人がナイフを持って逃げてるぞ」という声が聞こえ、これを聞いた交差点にいる群衆が一斉に逃げ出し、一時パニック状態となりました。

　秋葉原駅方面を振り返ると、旧サトームセン本店前で警察官と白いジャケットの男がもみ合ってます。
　警察官が警棒で応戦し、男は旧サトームセン横の路地に逃げ込み、そこで警察官に確保されました。





　現場の状況は酷いものです。

　交差点を中心に７～８名の方が血を流して倒れています。
　被害者を必死にマッサージして救急車が来るのを待っている姿をあちこちで見ると、とてもここがいつもの秋葉原だとは思えません。



　通り魔という卑劣な事件を目の前で見てしまい、とても許し難い気分と悲しい気分でいっぱいです。

　本当は秋葉原の楽しい話題をお届けしようと思ったのですが、今回はこんな形の更新になってしまい、とても残念です。秋葉原に来ていた被害者の方々の事を思うと、実に無念です。

　ちなみに、ヨドバシ前に16時ごろまでいましたが、ストリートライブは確認できませんでした。私もこんな事があったので、とてもストリートを楽しもうという気分ではなく、この時点で秋葉原を後にしました。

　秋葉原に限らず、どんな街でも事件など起こらない安心して過ごせる場所になってくれることを切に願います。