ほおずきと七夕とスカイツリー
浅草の夏の風物詩の一つ、四万六千日が7月9日と10日に行われました。 この日にお参りするとご利益が46,000日分になるという「ご利益のサービスデー」です。46,000日というと約126年分。ほぼ「死ぬまで有効」のお得っぷり。 この日は同時に「ほおずき市」の日でもあります。境内にはたくさんのほおずき売りの店が並びます。 オレンジの実をつけたほおずきの鉢にガラスの風鈴が付いてます。風に揺れてチリンと鳴る風鈴が、うだるような気温の中で涼しげです。 生きのいい呼び込みの声も夏祭りっぽくていいですね。 7月6日から10日まで、浅草六区のすぐ隣のかっぱ橋本通りでは「下町七夕まつり」が開催されています。 上野までの約1.2Kmの通りに七夕の飾り付けがされています。 今年は震災の影響で恒例のパレードが中止されましたが、太鼓の演奏や踊りなどが披露されています。 小学生が短冊に願い事を書いて吊るしていました。秋葉原の短冊と違ってあまりに純真な願い事に、日本の未来はまだ捨てたもんじゃないと安心しました。 下町の夏祭りらしく、紙芝居など懐かしの出し物もあります。 右は東八拳(とうはちけん)と言って、江戸時代から続くジャンケンのようなものです。「狐」「鉄砲」「庄屋」の拳を出して、三回続けて勝利したら勝ちになります。お座敷芸の一種ですね。ジャンケンよりも優雅で見ている人も楽しめます。「東八拳(YouTube)」 かっぱ橋本通りの特徴は、真正面に東京スカイツリーが見えることです。 来年5月22日にオープンするスカイツリーは工事用のクレーンもほとんどが撤去され、外観はほぼ完成時の姿になりました。 かっぱ橋本通りはどこから浅草方面を向いてもスカイツリーが見えるというロケーションに恵まれてます。七夕の飾りといっしょに写るスカイツリーもご覧のように楽しめます。 これから各地で夏祭りが行われます。この夏は祭り巡りなどいかがですか。