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はぐれ日本語教師あきぼうの隠れ家

はぐれ日本語教師あきぼうの隠れ家

イギリス(ロンドン・バース)

あきぼう in United Kingdum
文字ばっかりです。あしからず。

アジアンビューティー!!
 
さて、私の記念すべき初飛行(私が操ったんではないですけどね)で利用したのがシンガポール航空。 ご存知の方も多いと思うが、某旅行情報誌の「もう一度利用してみたいエアラインランキング」で、ヴァージンアトランティック航空と並んで人気の高い航空会社である。
 普通、よく利用なさる方は機内食の内容だとか、サービスに目をやって評価するのだろうが、私とU子が気づいたのは他の所だった。「客室乗務員が美しい」・・・!!初めに目が行ったのはやっぱり顔で、皆さんはっきりした美しい顔立ちをしていらっしゃる。さらに、女性の制服は体にぴったり沿うデザイン(95年現在)。あの制服を着られるというだけでスゴイと思う(帰国後雑誌で読んだ話だが、出産を経験していない人ばかりだそうだ)。半日ほどの時間ではあったが、いい目の保養をさせていただきました。
 サービスもさることながら、「やっぱ見た目も大事よねー」と話し合う二人であった。

手帳購入
 ロンドンでの行動を計画する上で、私がどうしても行きたかった場所のひとつが、ファイロファックス本店。手帳の老舗である。「大学生にもなったことだし、かっこええオトナの手帳が欲しい!」と思い、オックスフォードサーカスへ出かけた。
 初めからバイブルサイズを買うつもりで行ったが、あまりの分厚さと重さにちょっとひいた。U子は「それ絶対デカすぎ」と言い残し、さっさと自分のミニ6穴サイズを探している。・・・もうちょっと薄くて、ペンホルダーの付いたヤツと思うのだが、思い通りのものはなかった。しかし、「本物の重みよね」と自分に言い聞かせるとそんな気がしてくるから不思議だ。結局分厚いバイブルサイズを購入した。
 ホテルへ帰ってから、買ったばかりの手帳を打ち眺めて悦に入った。「ええわー」とうっとりしていたら、「ええっ」とU子が声を上げた。「私の手帳、『made in China』って書いてあるぅー!」 何いぃー、そんなことがあるのか??別に中国製が嫌いな訳ではないけれど、ここまできたらイギリス製が欲しいぞー! と思いつつ調べたら私のヤツには『made in England』。ほっ。

 ・・・3年後。私は大学の図書館にこの手帳を忘れた。翌日、冬休み直前で用もないのに大学へ出向き、図書館と学生部にあたったが、「届いていない」と言われた。年明けにも行ってみたがやはり届いていなかった。「プリクラだらけやし、友達の住所やら電話番号やらいっぱい書いてあるのに、悪用されたらどうしよう。彼氏にもらったハガキ挟んでたよなー。カッコ悪ぅ~」・・・と、いろんなことを考えた。
 そして、1月半ばのある休日、デパートで薄くてペンホルダーもついたバイブルサイズ、まさに私が捜し求めていた手帳を発見した。しかも、ポールスミスの限定版と来た!・・・即買い。「さようなら私のファイロファックス・・・」私は心の中でそうつぶやいた。
 翌日、私は雑誌を読みに図書館へ行った。その帰りに何気なくカウンター内の忘れ物箱に目をやると、見覚えのあるでかい手帳が。おじさんに声を掛けて見せてもらうと、まさに私の手帳だ! 中を確認するが、無傷。テレカもそのままだった。不思議なことにボールペンが変わっていた。しかし、何で今ごろ届いたのだろうか?普通その場で届けるんじゃないだろうか。盗るつもりだったけど大した物が入っていなかったから返したとか。・・・??
 せっかく戻ってきた手帳だが、今は机の引出しで眠っている。

Speak Engrish!
 
世界の公用語はやっぱり英語である。日本人は大体中学・高校と6年間英語を勉強させられるが、話せる人は少ない。日本の語学教育はすごく評判が悪いそうだ。
 そして、イギリスも英語の国である。私もU子も一応受験戦争をくぐり抜けたので、単語ならいくらか知っていたが、英語で会話した経験はゼロに近かった。
 最初に会話の必要が生じたのは飛行機のリコンファームだった。電話は自信ないなーと話していたのだが、街をブラブラしているときに、運良くシンガポール航空のオフィスを発見し、深く考えずに入っていった。
 「あのー、リコンファーム、プリーズ」「sure、何日ですか?便名は?」このへんは、順調だった。そして「窓側と通路側とどっちがいいですか」・・・コレが聞き取れなかった。一度聞きなおして、何となく言ってる事は分かった。でも、「通路側、やけど・・・”通路側”って、なんて言ってた?」しばらく考えたが、出てこない。多分お姉さんは「通路側にしようか窓側にしようかで迷っているんだろう」と思っただろうが、このバカ日本人は”通路側”という単語が出なくて考え込んでいたのだ。そして、私の口から出た言葉は「No window side(窓側じゃないほう)」。お姉さんは笑って、「Aisle side,OK(通路側ね。ハイハイ)」。・・・はぁー情けない。
 ウエストミンスター寺院では日本語のガイドブックがなかった。尋ねると、売り切れだと言う。でもせっかく来たし、英語版を買うことにした。するとお店のおばちゃんがニッコリ笑顔で「Let’s practice!(勉強しなはれ)」と言ってくれた。ハイ、そうします・・・。

公園とは・・・
 公園。普通、日本で生活している人が思い浮かべるのは、早朝にお年を召されたかたがゲートボールに興じていたり、ブランコがあって、子供が遊んでいるようなものであったりすると思う。私もそう思っていた。
 だが、私がロンドンで見た公園は、いつもと違っていた。地下鉄をでると、そこが公園だった。一見、タダの公園なのだが、何かが違うのである。何が違うのかとよく見てみると、散歩している人やら、公園で寝ている(熟睡)人がやたらと目に付くのだ・・・。余裕があるんだろうなあ。なんだか日本人がセカセカ生きてるように思えた。

道に迷った!
 適当に買い物をしながら地図を片手に街をぶらついていた私たち。「もうちょっと行ったらお茶できるとこがあるはず」と思いながら30分ぐらい歩いた。ちょっと違うなと思いつつ、「もうすぐ地下鉄の駅のはず」とか何とか言いながら歩いてしまったのだ。そして、とうとう様子がおかしいことを認めざるを得なくなった。住宅街に突入してしまっていた。
 通りすがりのお姉さんに地図を見せて、「ここってどこですか?」と聞くと、ナント、地図の外を指されてしまった。全く逆方向に歩いていたのだった・・・・・・。
 結局バスで何とか戻れたが、「一本道だったのにどうして間違えたんだろう??」という謎が残った。ホテルで反省すべく改めて地図を取り出し、すぐそのページが見られるようにと隅をを折っていたのを何気なく開いた。すると、・・・上が南の地図になっていたのだ。そら逆に歩くわ!



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