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カテゴリ:四方山話
病院の帰りに、駅の本屋で月刊「山と渓谷」をめくる。
いいねえ。登山用の情報とか載ってるんだけど、ニーサポーターの広告にちょっとうっとりする。最近のサポーターは10年前と比べてかっこよくなってるね。医療用っぽくない。 その脇に「明日の記憶」という本が並べてあった。タイトルだけ見て、タイムリーパー ou タイムトラベラーっぽい!と思ったんだけど期待はずれ。帯見てすぐに棚に戻した。 ニーチェとか「この人を見よ」で「なぜ私はこんなにも賢いのか」「悲劇の誕生」とか章タイトルつけてるんだけど、うまいタイトルをつけられるっていうのは1つの才能だと思った。功利主義で有名なベンサムとかは文章の練習に毎日ノート1ページ書いたとかって聞くけど、そうやってこなした文章だって読んでもらわないと仕方ないからね。 手に取るかどうか…まず読者によませるってところまで連れてこないと、中身で勝負もさせてもらえない。人を惹きつけるタイトル作りは大事だね。 上遠野浩平「ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス」、大崎知仁「屋上探偵」購入。上遠野さんはもう見かけたら即買い、今日はまだ読んでないシリーズだったので買った。 大崎知仁「屋上探偵」はこれ絵がいいです。それとタイトルがいい。屋上探偵だよ?探偵ものってわりと好きなんだ。松田優作「探偵物語」、沖雅也「俺達は天使だ」、天地茂土曜ワイド「明智小五郎」シリーズ以来の筋金入りだよ。ジョセフィン・ティ「時の娘」、ピーター・ラブセイ「苦い林檎酒」、高木彬光「成吉思汗(ジンギスカン)の秘密 」などのベッドディテクティブ物だって大好き。TRPG物で見かける魔法探偵だって好きだ!! そんな私に「屋上」で探偵と…ふむふむ。 そりゃ飛びつくよね。私なんてね、すごい勢いで!それこそ目の端に入れた途端アタックでもするようなノリで手に取ったよ。しゅたあああ!!ふぁいとー!いっぱーつ!って感じで。分かる? 探偵の形容詞は概ね「私立」という接頭語がつく。王立、国立、公立すら聞いたことが無い。「太陽にほえろ!」七曲署の刑事だったら「ジーパン」を始めとする数多くの形容詞がつくと言うのに…。こりゃ不公平だよ!! そういうわけで大崎知仁「屋上探偵」は実に目の付け所がいいのだ。 こういう人とはお友達になれそうだ。中身も面白いと良いなあ。ほくほく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月22日 16時07分47秒
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