国境なき　うずら団

　今日明日と東京は恵比寿ガーデンプレイスでジャパン･ビア･フェスティバルが開催されています。年に１度の地ビールの祭典ということもあって色々飲んできました。箕輪ビールと平庭高原ビールが美味しかったです。出雲地ビールは言うまでもなく。入場した時にもらった例年とは異なるデザインのグラスもなかなかスッキリしておしゃれでいいものでした。

　但し、今後はこのお祭りには参加しないつもりです。

　ある程度有名になった地ビールメーカーもここ数年の会場の酷さに見切りをつけたのか、出展しなくなってきていますしね。銀河高原ビール以外は、よなよなエールもエチゴビールも川越ブルワリーも見かけなくなりました。客層も年々酷くなり商談にもならないと見切りをつけたのでしょう。

　仕方ありませんよ、あの状況では。

　まず会場が狭すぎました。昨年は天気も悪く出足も悪かったので空いていましたが、今年は通勤時間帯に事故があって遅延してやっと来た電車に乗り込むような混雑でした。行列と聞くと配給を思い出し、心震える人でないと持ちません。ディズニーランドで何か一つ乗り物に乗るたびに並ぶように、ブースごとに地ビールをまわって列が出来ます。新しいお酒を入れてもらったらすぐに次に何を飲むブースに並ばなければなりません。飲んでいる間にその次を考えて移るのです。

　しかし、女性グループ、おじいちゃんグループはお構いなしに列を割り込むように円陣を作っておしゃべりしながら飲み会を始めます。メディアの人は列も何も関係なしに横切ります。
昨年は中央に集まる程度の節度もありましたが、今年はありません。せめてブース前に枠で囲めば人を誘導できたはずです。六本木の方でこのジャパン・ビア･フェスティバルが始まった時はもう少し自由に出入りしてお酒をゆっくりみる時間もあったのが懐かしいです。

　来年は主催のベルギービールJAPANには、せめて以下の改善をして頂きたいです。
・プレス関係者と一般客の日程などを分ける。
・一般客もチケットにお金を多く払った度合いで芋洗い状態よりもよい状況でお酒を選べるようにする。１万円支払ってもいいからじっくり味見させて欲しいです。
・会場を幕張の展示会場に移す。もしくは第２会場などで客の分散化を図る。

　ガーデンプレイス１Fの屋根付きテラスでお金を払って食事やビールを楽しんでいた人たちは幸せです。暑い太陽と渡る風のオープンテラスで楽しそうでした。会場で１つしかない女子トイレの前に若い男の人達が何人も座って話し込む程の盛況にきて、色々と考えさせられました。

　毎年新しいビールがあるかと期待してやってくる価値があるのかどうかと。