カテゴリ:音楽
ビリージョエル・inナゴヤドームに行ってきました。
¥頑張って行ってよかったです(笑) もうとにかく「完璧」 本物のエンターテイナーを見せてもらいました。 むちゃくちゃカッコ良かったです。 声量あるし音程ズレないし、音域広いし、その完璧な歌声の上にピアノの演奏も自由自在、おまけにハーモニカも一緒にできちゃう。ギターも弾ける。 ピアノから離れて立てばマイクは振り回す、投げ飛ばす、くるくる回す、肩の上にマイクの棒?は乗せる、パワフルでしたよー!! たぶん身体は鍛えてるんでしょうね。凄く努力家で器用、そしてプロ意識が高い、というのが一目瞭然という感じでした。 ピアノの演奏が物凄かったですよ。あんなにスゴイとは知りませんでした。 若い頃に出してるCDを後で聞きなおしましたが、今(ライブ)の方が上手くなってるように聞こえました。 「自由に使いこなす」とはまさにこのビリーのピアノの演奏のようなものなんだな~と・・ ライブの曲目リストは、いくつかのブログを見て、 たぶん他の日(大阪、福岡など)と同じだと思いました。 ピアノマンの前奏は大阪と同じ「サクラ」でした。 私が望んでいた「All about soul」は残念ながらありませんでしたが、でも今回のツアーの雰囲気として、ビリーの歴史を振り返るっていう感じの曲目リストだった気がするので、ちょっとこの曲の出る幕はなかったのかなー・・と思うことにしました(^_^;) でもやっぱり英語ができないのは辛いですね・・・カタコトしかわかんなかったです。 めちゃナチュラルアメリカン・・ 昔はアフロだったけどこんな頭になっちゃったよ~ってな事や、 あと初来日が’78年って言ってましたっけ・・・? 最初の方に歌った曲で7○年に作った曲だって紹介した歌が3曲くらいあったかな。 あと最後に「サヨナラJAPAN」って言ってかも。。 ビリーの方も「How are you?」って言ったけど客が無反応だったから諦めたみたいで、Thank youって何度も連呼してました。でもそれもなんとなく恥ずかしそうに言ってるように思えた(笑)でもまたそこがちょっと可愛かったです。 家に帰ってBIGLOBEストリームで視聴できるビリージョエルの映像 http://broadband.biglobe.ne.jp/program/index_billyjoel.html を見ていたのですが、やっぱり話をする時はちょっとシャイな印象を受けました。気のせいかもしれないけど(笑) ライブで笑ったのは中日ドラゴンズの帽子をかぶって歌ったとき(笑)被った後客席に投げてました。 サービス精神旺盛だし、とにかく魅力的でした。 実はナゴヤドームの会場がかなり開きがあったのでビッックリしたのですが、本当にもったいないなぁと思いました。完全に興行戦略の失敗ですね。 ライブチケットってホント高くなりましたよね。で、高くなるほど設備も対応も落ちたと思う。 万単位のチケットになると、ファンだけど手が届かないって人がけっこういる気がしました。 それにビリージョエルの歌って、アレンタウンやピアノマンの歌詞に代表されるように、もっと身近で少ない賃金で頑張っている人への賛歌があるから、オペラ聴くみたいな高い金だけ払える奴だけ来いって感じじゃないもんね、もともと。 今はスーパースターの地位だから、アリーナは高くてもいいけど、でもA席は5千円以下にするべきだったんじゃないかな・・・これ、別にビリージョエルに限った話じゃないけどさ・・。 あんなに良い音楽、そうそう聴けませんよ。しかもほんとに最後の日本ツアーだったし。 良いものは、できるだけ多くの人に聴いてもらうっていう、音楽や文化的なものをこよなく愛する人だったら誰でも持っていると思っていた感覚が、もう無くなってるって気がした。日本に。 今回のコンサートも、PIANO MANがラストだったけど、もう一回アンコールできる空気はありましたよ。でも終わった瞬間ライトがついて誘導の放送が流れてきて、最悪って思った。 2時間以上やらないっていうビリー側との契約とかあるのかもしれないけど、でもやっぱり日本の主催者側のやり方だったという気がする。 アンコールの回数ってけっこう決まってたりするけど、でもアンコール曲が終わってからブチって切れるみたいに終わることって昔はなかったですよ・・ なんかそういう傾向が出てきたり、あとどのアーチストも演奏時間が短くなってきたのって、ここ10年位の傾向の気がする。音楽に力が無くなってきたのと比例してる。たぶん業界全体の経済が厳しいのかなと思うけど・・ 今回のビリージョエルに関しては、ネームバリューがあると安心して、あまり宣伝してなかった気がする。 一方U2はスゴイ人だったらしいけど、U2ってipodのCMに出てたから、あれが大きな宣伝だったんじゃーないかなーと思ってるのですが・・・ 日本で、ビリージョエルがU2より人気無いってちょっと考えられないんですよね・・だってカーペンターズ、アバ、ビートルズに続くヒットメーカーですよ・・。 ・・・ライブでは、いろんな意味で時間の流れを感じました。この20年、30年の重みというか。 ビリーのCDの中に、ソ連でのコンサートライブがあるんですよね。 あとBIGLOBEストリームの映像でも言っていたけど、時代を意識して歌を作っているから、歴史を感じるんですよね。 20年位前のビリージョエルのコンサートも行ってみたかったなぁ。。 ピアノマンの世界観って、今聴くと凄く牧歌的なんですよね。 でも、BIGLOBEストリームのを見て歌詞が実話だったと知りました。 なんとなく経験から作った歌かな~とは感じましたが、わりとそういう歌詞が多いみたいですね。 だからリアリティがあるのかな。「The Downeaster"Alexa"」の歌詞も大好きなのですが、アレもちゃんとモデルがあると知り「なるほどなぁ」と思いました。 ビリー・ジョエルの歌って、男くさく脂っこくなりそうでそうならない、どことなく清潔感があるから好きなんですが、それも小さい頃からクラシックピアノを習っていたという話を知って納得しました。 高校中退したと言っていたけど、歌詞から感じる知性は自力で掴み取ったものなんだろうなと。だからリアリティがあって好きなんだなと改めて思いました。やっぱり努力家だ・・ もう日本に来ないのかなと思うと残念でなりません。お遊びでいいから来て欲しい。 あとは・・ライブはアメリカではやるのかな・・。 あんなにピアノを自由に演奏できるミュージシャンは、もう現れない気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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