【再放送　スパイdeレモンEP4】 Story 9 　スパイ　de　レモン　集合

ネーブルが覚醒していた頃… とある商店街の喫茶　Tea Lemonでは みか太は周囲の愛に育まれ,心も言葉も街に馴染んでいった ノノ ノノ ノノ 八美 『今日も忙しかったなぁ。 　　みか太クン、ご飯の支度２階にあるからね～。 　　 　　ごめんね、いつもだったら　もう寝る時間なのにね､ 　　 　　 　　 　　あっ！ヤバイ　もうこんな時間なんだ！ 　　 　　 　　みか太クン、閉店の片付けお願いできる？ 　　 　　今夜R-1グランプリの予選日で、 　　もう出かけないとなんだ～』 　　 みか太 『そうでっか､姉さん 　　ほな､ピッカピカにしておきま 　　 　　まかせておくんなはれ。 　　 　　行きなはれ、舞台の上で輝きなはれ！ 　　 　　笑われたらアカン、笑かすんでっせ！』 　　 八美 『ありがとう、みか太ｸﾝ 　　それにしても貴里は,またしても　どこへ行ってるんだ～!!!』 　　 みか太は、八美を送り出すと、セッセと後片付けをした 片付けが完了すると、充実感のある溜息を一つ 口ずさむように歌った 街の唄が聞こえてきて､真夜中に恋を抱きしめたんや 　夜のﾌﾗｯｼｭﾗｲﾄ浴びながら働き続けとる 　時の流れも感じんまんま 　 　いつかは　誰も愛の謎が解けて 　　　　一人きりじゃおられへん様にナル 　 　ステキなことはステキだと 　　　　無邪気に言える気持ちが好きやねん 　･･･ふぅ　 　 　この街に来て一ヶ月が経ったなぁ 　体も言葉も慣れてきたな､せやけど正味の話、疲れたわ､ 　 　心地よい疲れ､ちびっと横になるか 　 　 　 　 　 　店奥の席で寝入ってしまった､みか太 　 それから　しばらくして・・・ ﾉﾉﾉ ﾉﾉﾉ ///////////////////////////////////////////////////// ・・・・・・・・・・・・・・ 太助　　　　　　　　　　　　　　　　ライム 『ク～ン、ク～ン』　　　　　　　　　　『寒いね～。いい子にしてた？』 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 カランコロ・・・ 【ライム】 『あ、いっけない。静かに入店するよう、貴里から言われてたんだ。 　今日の指令会議は　八美さんがいないから夜にしよ、て。 　 　で、夜だから回りに悟られないように、と。 　 　みんな　まだなんだ・・・』 　 静かに　ドアが開き、もう１人、 ハン太 『ライム、早いな。遅れてしまって　すまない』 　　 　　 『ハン太が　遅れるなんて珍しいね、何かあったの？』 『いや、ちょっとブログに凝っていてな 　　ネット上で人脈作りをしていてるんだが,ちょっと面白い展開になりそうなんで』 【ライム】 『あ～、ひょっとして　自分が作った野菜を送っちゃってるとか？ 　タグを駆使して検索率アップを狙ってるとか？ 　 　アタイの知り合いにもいるよ～』 　 【ハン太】 『い,いや そんな事はしていないが。 まぁ 知り合った方達が,いつか力になってくれる時も来るかもしれんな。 　 繋がりって大切で尊いからな』 　　 『な～んか、またアタイに秘密なんだね、もうイイヨ、フンだ！ 　　それにしても貴里おそいね～』 　　 【ハン太】 『そろそろ任務も終えて、顔出すんじゃないか？』 【その頃　貴里は･･･】 『ふぇぇ～、ミッション完了 　しかし、ハイボールのイメージキャラは　 　 　小雪じゃなくて　麻生裕未だろって譲らないアラフォーを　落ち着かせろなんてミッション 　 　スパイの仕事じゃあらへんわぁ、 　　　　　　　　　同率１位で常盤貴子とか言ってたけど･･･ 　　 　正味の話、レモン関係あらへんて、 　　　　　　　　　ゆーても　ハイボールにレモンスライス入ってる位やし 　 　 　はぁ　しんど。ホルモンでも食べて　スタミナつけたいわぁ。・・・ 　あ、あかん　みんな　待ってる！　かけていかなッ！』 スタコラサッサ・・・・ 　 【貴里】 『皆さん、お待たせしました』 ●そして、【スパイ de レモン全員集合】 『コホン、遅い時間にすみません 　　今回のミッションをお伝えします 　　 【ママ】 　 　先回、大長の私腹の暗躍によって　 　 　結果的に我が国の柑橘市場の支配は偶然にも　免れた。 　 　だけど、ネーブル氏は上司の命を受け､巻き返しにかかるべく 　 　訪日し、飲酒党　おそ松大臣と会談を設けるらしい、 　 　だけど、交渉は十中八九　決裂するでしょう。 　その場合、おそらくネーブル氏は　 　最初は緩やかな交渉でスタートするものの 　目的達成のためには　かなり強硬な交渉や　カードを切ってくる筈。 　　さらに、おそ松大臣が、何かｷﾅ臭い事を　たくらんでる様で･･･ 　　 　そこで、今回のミッションは 　ネーブル氏、おそ松大臣　それぞれの　行動を突き止めて　 　未然に阻止する、という任務よ』 　　 【貴里】 『・・・・、という内容です。では　具体的な作戦会議に移ります。』 ガタッ！ 　　　寝返りを打ったみか太が、椅子から　転げ落ちたのだった はん太 『誰だ！　そこに居るのは！！！』 next!