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January 22, 2020
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カテゴリ:自衛隊のお話
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​


こんばんは☆


アッキーです。



今回は、「陸上自衛隊に入隊するデメリット」についてお伝えをいたします。


正直に申しますが、実はこのお話、YouTube動画をアップ予定でした。しかし、二度にわたる撮影、そして動画編集の途中で、筆者のアッキーさん本人に体調不良が発生、動画作成を断念してしまいました。



やはり、自衛隊時代の過去の記憶がトラウマになっている部分もかなりあると感じ、今回はこのブログのみでご紹介させていただきますことをお詫びいたします。動画を楽しみにしていました視聴者の方々には、大変申し訳なく思っています。

​こうした面からも、自衛隊関連のお話は今回の記事でいったん封印をしようと思います。​

リアルにアッキーさんにお会いした方のみ、可能な範囲で質問にお答えいたします。





今回は陸上自衛官のデメリット、つまり自衛官になることの短所、欠点です。約20年間、陸上自衛官として勤めていた筆者のアッキーさんが感じたことを、お伝え出来る範囲で公開いたします。



今回も、少し長い記事になります。


※今回のお話は、目を覆いたくなるような生々しいお話もあります。(文章のみ、グロテスクな写真などは掲載していないのでご安心ください)今現在、とても大きなストレスを抱えていらっしゃる方、また、精神状態が不安定な方や体調不良な方は、閲覧にご注意くださいますよう、予めご了承ください。




前回にお伝えをしました、「陸上自衛隊で教わる大切なこと」も合わせてご覧になることをぜひおすすめいたします。↓

【陸上自衛隊に入隊することで得られるものとは...?】

https://plaza.rakuten.co.jp/akihoxpooh/diary/202001180000/




​☆今回のお話に適している方☆​

・自衛隊の入隊を考えているが不安に思っている
・自衛官のデメリットを知りたい
・自衛官の本当の実態を知りたい
・今現在、公務員(自衛官)であり、辞めたいと思っている
・今現在、夫が自衛官の奥さん




陸上自衛官のデメリット!(閲覧注意)~もくじ~


​(1)公務員のデメリットとは...​
​(2)陸上自衛官は時間に縛られまくります​
​(3)超イヤになる複雑な人間関係​
​(4)自衛隊はブラック企業...!?​
​(5)自衛官のストレス・いじめ・自殺について​


~まとめ~・最後に





​(1)公務員のデメリットとは...​​

自衛隊と言えば当然、公務員。

まずは、公務員のデメリットについてお伝えをいたします。

※陸上自衛官特有のデメリットを知りたい方は、これを飛ばして(2)にお進みください。



​1...公務員=副業禁止!​​



これは、地方公務員や消防士、警察官などにも全て同じ事が言えます。「副業は禁止」ということは、自分の将来のスキルを高めるようなことは、習い事くらいしかありません。アルバイトやパート、経営のノウハウやマーケティングの知識を高めるためのお店のお手伝いなどはもちろん禁止。ちなみに、アッキーさんが入隊していた当時の2010年ごろまでは「フリーマーケット」ですらも禁止されていました。(2020年現在では不明)

副業禁止ということは、公務員をやめた時、当然収入は一気にゼロになります。そして生きていくための大切な仕事に活かせるスキルなどほとんどありません。今の時代は副業が当たり前の話にも関わらず、公務員という職業に縛られて、自分のやりたいことで生きていくこともできなくなります。



これには、筆者のアッキーさんも当時はかなり苦労しましたし、不安や恐怖もかなり大きかったと感じています。

だからこそ、公務員の勤務歴が長くなるほど、辞めようにも辞めれず、必死で公務員にしがみつくことになるのです...( ノД`)







​2...給料が固定!頑張っても出世しない!年功序列は当たり前!​



これは公務員に関わらず、一部のサラリーマンにも果て当てはまっていることです。自分がどんなに活躍しても、頑張っても、給料は変わらないということ。昔ながらの年功序列、右肩上がりで安定はしていますが、結局、上限は決まっているのです。

言い方は悪いかもですが、「どんなに頑張っても一緒なら意味ない。サボろう」と思う方が多いのも頷けます。






​3...残業が多すぎる!!​



「公務員はいいな、安定してるし、定時で帰れるし羨ましいよな」なんてのはすでに昔のお話。

一定にこなさなければならない仕事がしっかりと決まっているだけでなく、さらに+αでやることがどんどん増えていく。これは、特に教師の方でしたら身に染みて伝わるお話ではないかと思います。業務の改善をしたくても、規則や法律で決まっていることもかなり多いので、結局は上層部に丸め込まれて終わりなのです...






​(2)陸上自衛官は時間に縛られまくります​



さて、ここからはいよいよ自衛官ならではのデメリットをお伝えいたします。

以前の動画や記事では陸上自衛官のよいところばかりをご紹介いたしましたが、それを覆すようなお話も含めてお伝えいたします。


まずは、このお話。

​「陸上自衛官は時間に縛られまくる」​という話です。

共同生活のお話を聞いて、すぐに感付かれた方も多いのではないかと思います。





では、どんなことに縛られるのか...?

あまりにも多すぎて書けないところもありますが、可能な範囲でご紹介いたします。



【自衛官が時間に縛られる様々な状況(一例)】



・若い隊員は営内(寮)生活の為、寮の規則(清掃や集合)に時間を取られる。就寝時間や起床時間、食事や入浴時間などの全てが決まっていて、やらされている感満載(言い方は悪いかもですが、極端に言えば刑務所の囚人のような感じ)

・駐屯地の外に外出は出来るものの、上官の許可が必要。しっかりと門限が規則で決まっている(門限を破ったら厳しい罰則)

・仕事時間は決められているが、朝早くから夜遅くまでの残業は当たり前の雰囲気(完全にサービス残業になっていた。やることが多すぎ+人が足りず、もはや我慢比べになっている状況もあった)

・休みの日は基本的に土日、祝祭日だが、訓練や勤務で休めないこともざらにある(代休になるが、その代休もまともにとれない場合が多い)また有事に備え、県外への遠出は基本的に禁止(事前報告が必要)

・特別な訓練の際は朝がめちゃくちゃ早かったり、夜が遅かったりするのが当たり前。(大規模な訓練は家にはもちろん、駐屯地にも帰れず24時間勤務)しかし公務員なので、それに対する手当もほぼなし

・あまりにもムダな仕事、バカらしい仕事もある(詳細は言えません)






この他にもまだまだありますが...

​陸・海・空合わせて、全ての自衛官はこの一言で片づけられます。​




「自衛官は基本的に24時間勤務である」

「規則で決まっている、命令に背くことはできない」

​「いかなる状況でも有事に備え、心身ともに万全の準備をしておかなければならない」​



これは、入隊当初にちゃんと宣言をして、規約を結ぶのですから、仕方ないことではあります。

文句は言えませんが、しかし今の時代、時間とそれに見合った対価の話があまりにも割に合わないと感じました...(筆者のアッキーさんは、自衛隊を退職してから初めて、民間と公務員の差がありすぎることに気付いた)



このことを踏まえると、自衛官は給料をもっと何倍にもアップし、業務を徹底的に見直すべき(規則を大幅に改善すべき)だと本当に強く感じました。(そのための予算は、既得権益を守るような何の仕事もしていない国会議員や政治家などから調達するのがちょうどよいと感じています☆)






​(3)超イヤになる複雑な人間関係​




「人間関係は人生の9割を占める」といっても過言ではない、めちゃくちゃ大切なお話。

これも前回の共同生活のお話を聞いて、すぐに感付かれた方も多いのではないかと思います。





​自衛隊は組織ですから、めちゃくちゃ人が多いのは当然です。​

​そんな人が多い中で、人間関係の様々な問題が発生しないわけがないのです...!​




もちろん、共同生活で学ぶべき大切なことも多いですが、それ以上に...


「人と人との距離があまりにも近すぎて、摩擦が大きすぎる!」

ということ。





これについても、いくつかご紹介をいたします。



【距離が近すぎるために起こる様々なストレス】



・寮生活は4~6人部屋が当たり前、仕切りもなく、プライバシーもあったものではない

・先輩や同僚、後輩と一緒の部屋になることは当たり前である。当然、他人の愚痴や不満、どうでもいい話、厄介な話を聞かされることにもなり、自分の時間も奪われ、心が病む(寮生活以外の訓練中でも同じことが言える)

・訓練では朝から晩までずっと集団行動であり、緊張モードが常に漂う(気が抜けない)

・人と人との距離が近すぎるため、自分の情報などはもはや筒抜け状態。噂話などがすぐに広まる(恋人ができた、結婚した、妊娠した、誰かがミスをしたなど)

・誰かが何かヘマをした(不祥事など)となれば、連帯責任で関係のない人まで被害を被ることになる。(外出禁止、休みなしなど。まじめにちゃんとやっている人がバカを見ることに。部隊間でもある)

・なぜか部隊同士や隊員同士でムダな意地の張り合い、価値観の押し付け合い(要は我慢比べ。「俺がこんなに辛い目に遭って頑張ってるのに何でお前は頑張らないんだ」「辛い目に遭って頑張ってる方がカッコイイ」など)

・「公務員はどうせ頑張っても一緒だから」と業務を放棄し、楽な方ばかりに逃げる隊員もいた(そのシワ寄せがまじめにやっている隊員が受け持つことがよくあった)






そして当たり前の話ではありますが...


​自衛隊はもろに体育会系の世界。​


​年功序列であり、先輩に敬意を払うのは当たり前、基本的に絶対服従。(最近はだいぶ良くなったと思われますが)​





しかし、自衛隊という組織で見れば、これは仕方ないことなのかもしれませんネ...(仕方ないで済まされる問題ではありませんが)

ここ最近では、以前よりはだいぶマシになったと思われます。




ちなみに、筆者のアッキーさんが入隊する以前の話では...(先輩からよく聞かされていた)


・指導での殴るや蹴るは当たり前(教育隊では飛び蹴りなど日常茶飯事だったらしい)
・毎日、吐くまで酒を先輩に飲まされていた(翌日はそのまま仕事へ)
・駐屯地の近くに官舎(いわゆる社宅)があるが、そこでも複雑な人間関係が絡み合っている(誰が年上、階級が上で誰が偉いなど)
・いじめや嫌な環境による自殺者もかなり多かった(のちの記事で紹介します)




​(4)自衛隊はブラック企業...!?​



「公務員はブラック企業」とも言われますが...

これ、結論から言ってしまうと...


自衛官は残念ながらほぼ確実にブラック企業であると言えますネ(-_-;)


というか、ここまでの記事を読んでくださっている方なら、すでにお分かりかと思います。





【心身崩壊するブラック企業の特長】



第7位...【長時間労働】
朝早くから夜遅くまで仕事


第6位...【自己裁量権がない】
自分に決定権がない
上層部から言われるがままの環境


第5位...【自分の役割があいまい】
自分のやっている仕事や立場、責任が明確化できない


第4位...【作業負荷が高すぎる】
仕事の内容があまりにも負担が大きい
やることがあまりにも多すぎて時間が足りない



第3位...【ネガティブコミュニケーション】
職場での嫌な話
暗い話や深刻な話
職場での嫌な人間関係




​第2位...【役割の衝突】
自分に対する様々な上司からの支持が矛盾していて何を信じればいいのか分からない





​第1位...【仕事の制限が多い】
業務の改善をしたくても何かしらの制限がありできない





このお話を聞いてびっくりしました。

陸上自衛官に当てはめてみたところ、ほぼ全てが該当していた...(^_^;)





(5)自衛官のストレス・いじめ・自殺について



ここまでの記事を読んでくださっている方なら、なるほどと思われる方も多いのではないでしょうか。


ここまでの大きな負荷がかかる仕事であれば...


​巨大なストレスが自分に溜まらないわけがありません。​



筆者のアッキーさんは自衛官を約20年間勤めていましたが、今考えてみても、自衛官のストレスはかなり大きかったと改めて感じました。同じ隊員のストレスによる行動も随所に見受けられました。


​【明らかにストレスが溜まっている行動】​



・喫煙者が非常に多かった
・ギャンブル(パチンコやスロット)をする人が当たり前に多かった
・営内者は駐屯地でのストレスが訓練や業務でかなり溜まるため、週末に外出してストレスを爆発させていた。(ギャンブル、酒、女遊びなど)だからこそ、行き過ぎたストレス発散行為で暴力事案やわいせつ行為などの不祥事なども多かった
・当時のパワハラやセクハラは当たり前
・年功序列や階級社会に物を言わせて威張る上司や理不尽な行動をとる隊員も普通にいた

・個人情報(プライバシー)が筒抜けのためいつも見られている嫌な緊張感があった





いじめもたくさん見られました。(現在はだいぶ緩和されたと思われます)

先輩からのいじめ、圧力による言葉の暴力、パワハラなど。

もちろん、筆者のアッキーさんも受けました。





「俺が地獄を味わったんだからお前も地獄を味わえ」

「先輩に逆らったら殺す」

「使えんやつ」​​

「死ね」



当時はこんな言葉も、聞かされたことがありました。





そして、自殺のお話です...


​ストレスは非常に溜まりやすい職場、そして駐屯地は限られた敷地内であるため、逃げようにも逃げられず、悩みを誰にも話せず、駐屯地内で自殺をされてしまう方も多いのです...​



・責任感が強い人が多い(そういう教育をされる)ため、ついつい問題を一人で抱え込んでしまう
・駐屯地内の建物からの飛び降り
・生活の寮内や演習場内での首吊り



あまりにも恐ろしい話になってしまいますが、以前に勤めていた職場でも、自殺は年に数回、駐屯地内でよく起こっていたこと...



今回でハッキリとお伝えをしますが...


これは、筆者のアッキーさんも大きく関係しています。

​実は過去に二回も自殺未遂の経験をしております。​



1...ストレスによる記憶障害(ハッキリと覚えていないが、トラックで海に突っ込もうという計画をしていた。しかし前日にうまく脳が回避して、記憶障害となる)

2...ストレスによる自宅での自殺



今、命があることに本当に感謝をしております...






​~まとめ~​

・陸上自衛官は公務員のデメリットにさらに+α
・陸上自衛官は様々な面から時間に縛られる
・自衛隊は組織であり人が多いので人間関係は当然複雑になる
・自衛隊は体育会系であり、年功序列、残業は当たり前
・お世辞にもホワイト企業とはとても言えない

・駐屯地での封鎖された環境でストレスも非常に溜まりやすい
・ストレスによるいじめや自殺も起きやすい





今回は、暗い話、哀しいお話になってしまいましたが、ここまで読んでいただけたことを大変うれしく思います。

そして少数ではありますが、もちろん自衛官でも素敵な方はおられました。



・自分の価値観を押し付けない優しい上司
・人前では非常に厳しく、個人には非常に優しい隊長
・命の大切さを教えてくれた先輩

・時には上官に正論な意見を伝える上司
・自分の評価に関係なく業務をこなす先輩や同僚、後輩
・日々に感謝をして筋トレを楽しむ先輩





大切なのは、今回にお伝えをしましたのはあくまでも「陸上自衛隊」がメインであり、海上自衛隊や航空自衛隊の実態は何とも言えません。

そして、これはどの仕事にも言えることですが、やはり職場次第で、同じ陸上自衛隊でも全く異なるという話。(職種や地方によっても大きく左右される。これは運にもよる)








​前回のお話「陸上自衛隊のメリット」とまとめると...​




【陸上自衛隊のメリット】

・体を鍛えることが出来る
・共同生活の中で大切なことを教わる
・生理的欲求の大切さを身に付けることができる
・人生においての「大切な苦労」を身に付けることが出来る




ということで...


​今回のデメリットとメリットを比較した、自衛隊歴20年のアッキーさんが思う、これから陸上自衛隊に入隊したいと思っている人、自衛官に向いている人は...​



​【陸上自衛隊に向いている人】​

・体を鍛えることがとにかく好きな人
・メンタルが強い人(または鍛えたい人)

・健康に生きることが大好きな人
・人間関係のやり取りが得意な人(部活動などの経験がある)
・人としての大切な苦労を経験したいと強く思っている人
・本気で精神面を鍛えたいと思っている人
・出世して上官になり、色々と命令や指示を出したい人
・装備品や武器に非常に興味があり、本気でそれ関係の仕事に就きたい人
・行く当てもなく、とりあえず生きたい人




このような方が適しているのではないかと感じています。





​逆に向かない人は...​

・自分の将来のビジョンがハッキリとある人
・自衛隊ならではのメリットに魅力を感じない人

・人と接することが苦手な文系の人
 (これは本気でおススメしません。いじめの標的になりやすい)

・自己肯定感のかなり低い人
 (同じくいじめの対象になりやすい)
・メンタルの弱い人
・年功序列制度が嫌いな人

・時間を自分のやりたいことに使いたいという人
・体を動かすことが嫌いな人
・人生を自由気ままに生きたい人







これはアッキーさんの個人的な考えになりますが...



「苦労は若いうちにしよう」という言葉通り、まずは自衛隊に入隊し、人生においての大切な苦労を身に付けつつ、身体も鍛えつつ、健康に生きつつ、自分のやりたいことを早めに見つけたら、自衛官を退職し、それに向かって人生を歩んでいく、というスタイルがベストなのではないか、と感じました。





自衛隊という組織が少しでも良くなってくれればと願っているのですが...


公務員という立場、そしてやはり組織である以上、今後も非常に厳しいのではないかなと感じています。



ちなみに、筆者のアッキーさんは、たとえ「給料を5倍にするからまた復帰してくれないか?」と言われても、断固として断りますネ(;^ω^)

なぜならば、自衛隊で大切なことを教わり、自分のやりたいこと、自分の進むべき道がようやく分かり始めたから...☆




記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました☆




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Last updated  November 12, 2020 03:01:49 PM
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