先日の花見での出来事。
お花見弁当タイムもひと段落し、園内を
ブラブラと歩き回っていたときのこと。
日本庭園を見つけたので、早速入ってみた。
園内には、錦鯉の泳ぐ大きな池があり、池の
端には見事な枝垂れ桜。
満開を過ぎ、散った花びらが湖面いっぱいに
浮かび、なんともいえぬ美しさ。
しばし湖面を見入っていると、後ろから
30代半ば過ぎくらいのご夫婦が入って来た
のがチラッと見えた。
と、奥さんの方が、私の立っていた場所のすぐ
隣に生えていた木を見上げ、そして視線をおろす
と木の説明プレート(名前、種別などが書かれて
いる看板)を読む。
そしてポツリと一言。
「..カツラの木 って...」
なんとも哀愁溢れる、ため息交じりの小声がした。
そのプレートには、小さいお子さんでも読める
ようにとの配慮か、
「かつらのき カツラ科カツラ属」
と書かれている。
ベタに読む人だなぁと思いつつ、
「カツラ(↑)じゃなくて桂(↓)の木だよ(苦笑)」
と、内心ひとりツッコミをしながら横を振り向く。
すると、なんとも情けなさそうな顔をした奥さん
の背後には、ものの見事なマリオハゲの旦那!
エド・ハリスもビックリです。
...うん、これじゃぁ仕方ない(苦笑)
悪いと思いつつも、あのガックリと肩を落とした
奥さんと、ケロっとした見事なまでのマリオハゲ
の旦那さんのコンビを見ていると吹き出しそうに
なり、慌てて池の前を後にしたのでした。
旦那よりむしろ奥さんの方が「旦那はハゲ!」って
いうのを強烈に意識している感じ。
そんなだから余計に旦那は進行してしまうのでは..。