ハバナ おすすめレストラン(2)
さて、今回はハバナの日本食レストランをご紹介いたしましょう、その名も「PP‘S TEPPANYAKI」。オープンして約1年ちょっと。海外で食べる日本食は私たちが普段食べているものとかなりかけ離れたものが多いですが、ここのレストラン、なかなか頑張っています。なぜ「なかなか」なのかと言うと。慢性的なモノ不足に悩まされているキューバ。モノが溢れる日本から来ると想像を絶する状態です。ここでは調理器具、什器、食器などから食材に至るまでが、本当に、思うように調達ができません。個人経営レストランのオーナー達はいろいろな人脈などのパイプを使って海外から仕入れることが必然的に多くなります。ただ、アメリカによる経済封鎖やキューバという社会主義国の諸々複雑な事情により、個人での輸入もそれはそれは大変な努力(金銭的にも)を強いられます。オーナーのペペさんは昔日本に住んでいたこともある親日家。鉄板焼きの鉄板をはじめ、お寿司に使う米や海苔、わさびなども海外から調達しているそうです。日本で食べた日本食を覚えていてそれをここキューバで再現しようと頑張っています。キューバという国の複雑で困難な状況を知るにつれ、ここで日本食レストランを開いて維持していくことはものすごく厳しく大変なことだということがわかります。そんな背景を少し頭に入れて訪れてみると、“日本食”も違った味わい方ができるかもしれません。場所はベダード地区、ホテル・ナシオナル近くの便利な所にあります。完璧な日本食ではないけれど、この頑張りを応援したい!ぜひ「キューバでの和食」を味わってみて下さい。PP’S TEPPANYAKICalle 21 entre L y M, No. 104, apt. 4, Vedado(住宅風建物の2階、外壁に看板が出ています)Tel: 53-7-836-2530