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カテゴリ:お化け屋敷の作り方
お化け屋敷を作るには内部だけではなく受付にも目を向けなければならない。
理由は『人気企画になるから』
である。お化け屋敷をやるとなるとまず心配されるのが 1混雑防止 2リピーター対策 3お化け屋敷内に入れる客同士の間隔 4入場させる人数 5その他トラブル
が挙げられる。
1混雑防止 僕が関わった矢上祭では、2時間待ちになるほどの状態になりました。 僕は2回お化け屋敷の統括をしておりまして、1回目は並ばせておりました。しかし、2時 間待ちとなるとディズニーランドで経験しましたよね?お客さんの身になってみると大変 つらいですし、二時間待ってつまらないお化け屋敷だったら本当にがっかりものです。 ちなみに僕らは以下の二つを実行しました。
●対策1(整理券) ファストパスというものを使うというのが一つの手です。 番号を書いといてそれをお客さんに渡し、どのくらい待つのかを計算して 「だいたい二時間後くらいに来てください」という風に対処するのもよいでしょう。 学校によっては放送で、「10番~20番の方お化け屋敷の順番がまわってきました」 とやってるところもあります。
ちなみに僕らは待合室を設けました。そこでマイクを持った人が、「10番~20番 の方はこちらへ来てください」と言って客をさばきました。ちなみに+αで、次の リピーター対策にもなりましが、待合室の前のスクリーンに他の企画のCMを流す という事もやりました。
●対策2 (恐がりな客を振り落とす) 運営をしていて非常に面倒な事の一つとして『リタイア者の扱い』というのがある。 これが多いと当日我々の雑務が増えます。特にお化け役の人にとってはリタイア者が 続出すると後半のお化け役の人は非常に暇になります。ということでこれを防ぐのに、 僕らは『プロローグビデオ』を見せるという事をやっております。
これは短期で作ろうと考えている人にとっては難しいです。 しかし、我が矢上祭では1~2割をここで帰らせる効果。 著作権的にここでは公開できないが、我々のお化けCMを参考に。 動画制作ソフトは A.ウインドウズ・ムービーメーカー(無料) みなさんのパソコンにもたぶん内臓されております。 簡単な動画は作れます。 B.アドビ・プレミア(有料でかなりお高めだけど、テレビ局並の映像を再現) 僕ら矢上祭ではこちらを利用。
があり、比較的に素人でも簡単に動画が 作れちゃいます。
ちなみに僕らは4~5分のプロローグ映像を一気に20~30人に見せております。
2リピーター対策 特にお客さんの集客力があまりないお化け屋敷や無料のお化け屋敷でよく見られる 現象。リピーター(特に小学生)は「こっからお化け出てくるんだよ」「さっきの方が怖 かったんだけどな」みたいに結構、嫌な事を言ってくる客が多いです。
対策1有料にする これは有効な手段の一つです。子供はこれで2度はなかなか来なくなります。 しかし、学校によってはお金をとってはいけないという所もあるでしょう。ちなみに 僕らも無料で運営しました。理由は学校側との関係と、著作権問題です。 音楽や映像を考えているなら著作権問題に関しては注意しなければいけない かもしれません。僕も詳しくはわかりませんがお金をとるビデオ上映では著作権 フリー以外に音楽や効果音の利用はアウトです。
対策2あるものを持っていれば早く入れる。 僕らは学園祭公式パンフレットを持っていれば早く入場できるようにしました。その際、パ ンフレットのお化け屋敷の欄にスタンプをつけます。もし、二回目であれば(スタンプが押 されている)少し待たせて入れさせる。こういう工夫をし、なるべく初めて入場する方を優 先的にしました。 そして対策1とを絡めて二回目以降は有料にするのもありかもしれません。
3お化け屋敷入場の客間隔
脅かす人にとって大変なのが、「お客さんを脅かしていたのに次の客が来て脅かせなかっ た」客から見ても「前の客と会ってしまい、怖さ半減」という意見が出ます。 これはかなり重大な問題であり解決するのが難しいです。全長が短い場合はお客さんが 出たら次の客を入れる、というのもアリだが待ち時間の関係上あまりやりたくない手段で す。そこで、ある一定の所まで来たら次の客を入れる、という方法を実行してみても 全長が長ければ結局最後で失敗する恐れがあります。
●対策● 一人観察役を設け、その人が客の怖がりの度合を考えて、「この人たちはあまり怖がって いないから、もう次の客を入れてもいいかな」「この人たちは怖がっているから少し間隔を 空けよう」という事を判断します。そして、次の客を入れたくなったら入口付近にいる係の 人に伝えにいきます。こんな感じでやれば、少しは改善されます。また我々は最初に恐め のお化けを投入して速効でリタイアさせる事もしてきました。
4入場させる人数 一回に入場させる人数が多すぎるとお化け屋敷の装飾の崩壊、それによる安全性、 お化け役が脅かしづらくなる。などの不都合な事がおきます。
●対策● 一組3人以下にするのがベストでしょう。しかし、子供は「4人でいいでしょ?」 としつこいです。その場合は「2人ずつじゃなきゃ駄目、恐いなら入らない方がいいよ」 それでもしつこい場合はめんどくさいので許可しました。
5その他トラブル 当日はいろいろなトラブルが生じます。受付関係のトラブルと僕の対処法を 紹介します。
1.トイレ(ステージ、講演会会場)はどこですか? →受付にはパンフレットを用意しましょう。
2.携帯を落としました。(落し物) →携帯はお化け屋敷を一旦中断して明かりをつけて探しました。 またさりげない物(ヨーヨー、スーパーボール)は諦めてもらったりもしました。
3.出口はどこですか、息子と待ち合わせをしたいのですが? →地図で出口を案内。待ち合わせ場所をあらかじめ子供と話し合って 決めさせた方がよい。
4.乳母車預かってください? →しょうがなかったので預かりました。
5.あと何分くらいなの??ねぇまだなの?? →受付を二人にして一人が券の手続き専門。もう一人は時間を教える役専門 にしました。
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Last updated
2009.01.27 11:18:10
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