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ようやく、精神的な悩みから解放された子規でした。ただ、食欲が湧いて来ません。普段なら、3〜4杯食べるのに、この日は1〜2杯のみです。 朝は、昨日岡麓か試算した酣雪亭の中華料理を食べました。 酣雪亭は、湯島天神の鳥居前にあった偕楽園に次ぐ中華の名店です。明治34年刊行の『東京名物志』には「支那料理専門を持って著る。亭は高丘に據り、近く都下の光景を一望の下に集め、遠く房総の碧巒に杳冥の間に対し、四時ともに眺望に富む。この好景を領してまた有名なる包丁数名を清国甯波府より招き、極めて旨美なる風味を調烹するをもって、紳士間の賞賛を博せり。亭の名は「酣飲于雪」の義に取る」とあります。 この説明によると、見晴らしの良い高級中華料理店だったことがわかります。 また、西洋菓子も6日に鋸歯が持って来たものの残りでした。 十月八日 風雨 精神やや静まる されど食気なし 朝飯遅く食う 小豆粥二わん つくだ煮 咋日の支那料理の残り 牛乳 西洋菓子 午飯 さしみ 飯一わん つくだ煮 焼茄子 梨 ぶどう 牛乳 西洋菓子 しおせんべい 便通とほーたい 晩飯 さしみ三、四切 粥一わん ふじ豆 梨 ぶどう レモン 来客なし
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最終更新日
2021.03.08 19:00:07
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