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土井中照の日々これ好物(子規・漱石と食べものとモノ)

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2021.11.27
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カテゴリ:夏目漱石
 余は常に空気と、物象と、彩色の関係を宇宙よのなかでもっとも興味ある研究の一と考えている。色を主にして空気を出すか、物を主にして、空気をかくか。または空気を主にしてそのうちに色と物とを織り出すか。画は少しの気合きあい一つでいろいろな調子が出る。この調子は画家自身の嗜好で異なってくる。それは無論であるが、時と場所とで、自ずから制限されるのもまた当前である。英国人のかいた山水に明るいものは一つもない。明るい画が嫌いなのかも知れぬが、よし好きであっても、あの空気では、どうすることも出来ない。同じ英人でもグーダルなどは色の調子がまるで違う。違うはずである。彼は英人でありながら、かつて英国の景色をかいたことがない。彼の画題は彼の郷土にはない。彼の本国に比すると、空気の透明の度の非常に勝っている、埃及(エジプト)または波斯(ペルシャ)辺の光景のみを択んでいる。したがって彼のかいた画を、始めて見ると誰も驚ろく。英人にもこんな明かな色を出すものがあるかと疑うくらい判然出来上っている。(草枕 12)
 
 グドールとは19世紀の風景画家・フレデリック・グドールのことです。父親は版画家で火の才能を受け継いだグーダルは、幼い頃から画才があり、14歳の時にはロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会に出展し、銀メダルを受賞しています。このロイヤル・アカデミーの展覧会には、1838年から1859年までの間に27回出展しています。
 火右隻が書くように、グーダルは独特の色彩感覚を持ち、遅刻の風景をカンヴァスに刻みました。フランス、ベルギー、アイルランドの旅で多くの作品を描いたのですが、エジプトの風景に魅了され、晩年に再びエジプトを訪れています。






最終更新日  2021.11.27 19:00:06
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