実家帰省で大掃除
この週末、実家に帰省してました。
帰路の電車内で書いてます。
この3日間の記録です(長文)
80代の両親は田舎で二人暮らし。
母は要介護1の認知症。
父は要支援1で物忘れがひどい。
2人とも体は健康…
今回は姉と揃って帰省しました。
私は新幹線。
姉は都内から飛行機。
瀬戸内海
マリンライナーからの眺め
台風で飛行機が飛んでくれるかヒヤヒヤしました
私は3人きょうだい。
「誰かが順番に月に一度様子を見に行けば、1人1人は3ヶ月に一度で良いよね…」
そう言ってましたが1人で行くと、結局は買い物とご飯の準備をすると、他は大したことはできません。
姉と揃って行ったことで、ものすごくはかどりました。
県内に住むおば(父の妹)も手伝いに来てくれて、とにかくモノの処分をしました。
何十年も前の色んなもの。
一番手ごわいのは洋服です。
絶対着ない背広、スーツ、ワンピース。
コート。
毛玉だらけ、虫食い穴のあるセーター。
ファスナーの上がらないスラックスや虫食いの背広を死守しようとする父(笑)。
昔、小さな会社を経営してたので、付き合いで作ったオーダーの背広が何十着と残ってるんです。
着ない背広のためのタンスが何棹あるか!!
モノは良いかもしれないけど、カタチは古いし、重いし、状態は良くっても多分着ない…
でも父はまだいいの。
問題は母。
綺麗なニットもブラウスもスカートもパンツもたくさんタンスにしまってるのに、ヨレヨレの汚れた格好してる…(涙)
父が指摘するともっともらしい理由を挙げて反撃します。
女性だから自分の引き出しやを整理されることにも抵抗あります。
でも、2人ともどのタンスのどの引き出しにも靴下やパンツが混在してる状態なんです。
整理が出来なくなっています。
母の衣類は内緒でごっそり捨てました。
でも雰囲気は察するので始終不機嫌…
靴下だけの引き出し。
パンツだけの引き出し。
肌着だけの引き出し。
とにかくわかりやすくしないと…
洗濯などのお手入れも上手くできなくなっています。
肌着以外の衣類はほとんどお手入れされていないのです。
台風で大雨にもかかわらず、何十枚も衣類を洗い、部屋干ししました。
そして夏服を片付け、冬服の準備をしました。
どれだけ掃除しても臭う男トイレを姉が掃除してくれました。
田舎のトイレは男トイレがあるんです。
もちろん毎日のお掃除はされてません。
何時間もかけて尿石を削ってくれました。
ありがとう、お姉ちゃん!
平日はお昼に1時間、ヘルパーさんが来てくれます。
2人の晩御飯と軽い掃除をしてくれます。
それ以外に、週に一度、お掃除だけをお願いするサービスも始めました。
月に一度、祖母の月命日に合わせて叔母たちも様子を見に来てくれます。
父は家事をする能力を全く持ち合わせていないので、母が朝と昼のご飯を作り、洗濯をし、お風呂の準備をしています。
こうして何とか2人でやっていってくれています。
讃岐名物のうどん。
お昼はここのうどん玉を買ってお家で食べました。
台風なのでこの程度ですが、普段は長蛇の列。
今日は持ち込みゴミを処分してくれるクリーンセンターを3往復しました。
父は自分たちで捨てるから…
と言ってますが、ゴミの分別も難しくなってる2人なので、大量のゴミ袋の処理を任せるには忍びないのです。
モノを減らして本当に必要なモノだけに囲まれた身軽な生活になれば、探し物もなくなります。
実際、両親の家はあっという間にモノが無くなるのです。
母がどこかに片付けちゃうんだけど、どこに片付けたのかわからなくなります。
母は「私は触っていない、見たこともない」
とお怒りモードにスイッチオン。
「雲隠れ霧蔵!(ふ、ふるい!)」
と父は苦笑い。
「どこにいったんやろなあ」
と探し回って出てきたらラッキーです。
料理上手な姉が母と食事の支度をやってくれました。
本当に助かりました。
普段、もうあまり美味しい物を食べられない父は大喜びです。
いつまで2人でやっていってくれるのでしょうか。
このままの状態がいつまでも続くハズはありません。
この生活が終わる時が来るのが怖いです。
そして私自身、子供達に迷惑かけないよう断捨離を進めないと、と固く誓ったのでした。
そろそろ新幹線を降ります。
今回は写真が少ないので田舎の駅構内を。
椅子には可愛らしいお座布団が敷いてあって、心癒されます。
地元の高校生が、電車が来るのを待ってます。
ホームに上がると寒いので、改札前で休めるのは嬉しいです。