カテゴリ:障がい・福祉
台風6号が南海上を通り過ぎる、雨風の強い中、傘をさして
午後福祉会館へ。 息子たちがお世話になったS小の元校長先生、Oさんとお会い して、翻訳冊子をお渡しして、いろいろお話をしてきました。 昨日事業所の理事長さんと話した時に、「イギリスに知人が いて、イギリスは冷たい、日本の方が障害児に対してやさしい よと言っていたわ」と言われていたことを思い出して、そんな ことも話しました。 約5年前上の子と一緒にロンドン視察ツアーに参加した際に、 特別な教育的配慮を必要とする子ども(Children with Special Educational Needs: SEN)を受け入れている と校長がお話される学校を見学していて、「でも多動の子とか 一人も見ないよね」と一緒に行った方たちと話していたのでした。 英国には他の子どもたちの教育権を侵害する子どもは普通学校 にはいられないというような条項が、教育法のなかにあるそうです。 だから、いられないのか? SENを受け入れているという学校にも 実は多動であったり「問題行動」を起こす子どもたちは入れられて いないのではないかしら……。 そんな話をO先生に話すと、「おかしい。多動の子は絶対いるはず だよ。見かけないということは、別のところにいるのだね」という話に。 日本の方が、特に東京だとか、大阪など、多動でも問題行動がたくさん あっても受け入れているよね、実は日本の方が、なんかわからんなりに 実態としてインクルーシブが進んでいるのではないだろうか、と。 「特に大阪なんかは、体当たりで、むちゃくちゃなようなことも受け入れて やっているよね」 「そうですよね、私もそう思います。どうして、大阪ではできるのかしら?」 「そりゃ~、人権意識だよ!」 「古くからの都であり、経済の中心、朝鮮半島にも近く、東アジアの人々との 交流の歴史がある、大阪ならでこそ育まれた人権意識であり、共生教育の 実践であるのですね!」 すっかり盛り上がって、がんがん話が弾みました。 人と会い、語ることはいいことですね。いろんな人と話すと、自分とは違う 視点が得られ、ああ! と思うこと、え? とびっくりすることもあり、そんな なかからヒントをもらい、自らが持っていたことに加えて、新しい発見に 気づくこともできるのだと思います。 明日は放課後クラブ「チャレンジ・キッズ」の定例会。明後日は、午後、 コミュニティーFMでスタジオ収録。翻訳冊子の紹介を「みんなのNPOサロン」 でお話する予定です。 語ることでより豊かに、昨日聞いた話を今日の会話に、今日出会った言葉を 明日会う人に伝えて。 より豊かな考えにと、発展させていけるのだと思います。 うれしいですね。ブィッ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.14 00:35:58
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