2008/10/23(木)21:22
分かりにくいアメリカの選挙制度
アメリカの大統領選挙の一般投票日が、来月11/4と、近づいてきました。
TVのニュースでも毎日のように報じられているので、無理矢理にでも気になってきますね(⌒-⌒)。
アメリカの選挙制度は、ちょっと複雑で、国民の一般投票数が直接大統領の選任の結果になる訳ではないのです。
まず各州に選挙人が選出されて、その選挙人があらかじめ誰を選ぶかを決めていて、その選挙人に投票するような形をとっています。
ですが、よくわからないのが、殆どの州は、勝者総取り方式(Winner takes all)を採用していて、その州で勝った候補者が州の選挙人数を獲得出来る訳です。
勝者総取り方式を選ぶかどうかは、州にまかされています。
国民単位というより、州単位で選出されるということですね。
昔は大きい国を統括するのに、州ごとに代表者を選んで、その代表者が中央に行って大統領を選んでもらうことが公平かつ公正だったということでしょう。
それと、直接選挙の場合は、どうしても人口の集中する都会が有利になるということもあるのでしょう。
ブッシュとゴアの選挙の時、ブッシュが一般投票で負けていたのに選挙人投票で大統領になれたのも、そういった仕組みです。
その時は、黒い霧の噂もありましたよね。
アメリカ人でも、自国の選挙制度をよく把握していないそうです。
お祭り騒ぎのように盛り上がっていますが、そのうち幕は、よく理解されていないのかもしれませんね。
我が家の留学生は、マケイン氏は好きじゃないそうですが、終盤になってオバマ氏の支持率も上がってきました。
国民の半数以上が、国の状態に不満を持っているこの時期、次の大統領がどういう指導力を持つのか、その実力の行方は、アメリカだけじゃなく、世界が見守っているんでしょう。
2週間後に、何かが変わるのか変わらないのか、、、。