京都国際結婚式:キューピードン
東京駅を昨日の夜、夜行バスで出て、京都に早朝6:30についた。式場のある”蹴上げ”まで地下鉄で行く。京都の駅名ってすごい。読み方をことごとく裏切る。ENTK,ホテルに荷物を預け、早朝の京都を散策。気になる道水路沿いにひたすら行ったら東山学園のある道に出、登校時間だったらしく登校中の学生を逆流。山県有明の別荘を横目に赤いトリデが見えてきて、こりゃ桓武天皇に挨拶しなきゃ、と、平安神宮へ。以前正月三が日に行ったときと比べ、静寂に包まれ、整えられた砂砂利をまっすぐつき進む。相変わらずビビットで、平安神宮に囲まれた空は青かった。ホテルに戻る途中に国際交流会館があり、やっと開いたので、ロビーで液晶TVにうつるBBCニュースを見つつ爆睡。さて結婚式。ホテルに戻って着替えてチャペルへ。新郎新婦の馴れ初めは話すと長くなるけど、私の友達のexchange相手が新郎で、友達が帰国するときに私に託され、私も帰国するので新婦に引き継いだのだった。私の友達も新郎の立会人として呼ばれた。exchangeパートナーを紹介したつもりが人生のパートナーになってしまった。なので私は2人のキューピッドなのだ。仏語では恋のキューピッドのことをキューピードンと呼ぶらしい。スペルわかんないんだけど。キューピードンって、親子丼じゃないんだから。ちょっと”西郷どん”のように勇ましいヤリをかついだキューピッドを思い浮かべてしまう。新婦とは語学学校のビルでサイレンがなって、みんな外に追い出されたときに外で偶然あったのがはじまり。 私は避難訓練だと思ってたけど違ったみたい。新婦がパティシエとして勤めるホテルなので教会から出てきた時に、コック帽を被ったパティシエたちがぞろぞろと見に来た。仕事の合間に仲間がお祝にやってきてくれるなんて、ステキ。目頭熱くなった。式後は披露宴。会場の前にはパティシエ新婦のつくったweddingベア&飴細工が。もちろんウエディングケーキもパティシエ新婦作。デザートにみんなで食べた。ピスタチオベース。 花嫁の披露宴用ドレスはブティックを営む新婦のお母さんデザイン。新婦のお姉さんもカナダ人と結婚していてNYに住んでいる。親戚みんな仲良くて新郎の両親、初来日でウエディングときてるからすごい!2次会は鴨川沿いの”ふう”で。夜景がきれい!でも照明暗すぎて食べ物見えなかったのが残念。そこではじめて生麩を食べた。おもちみたいでおいしかった!しかし披露宴で食べ慣れない高級料理(フォグラetc)を食べたせいか、くだし、これからバスに乗らなきゃなので食を控えた。2次会のあと、新居へ。彼らは新郎が配偶者ビザをとるまで1年間日本に滞在し、その後はカナダへいってしまう。そこで方言話炸裂。式でも周りは京都弁。新居へ向かう途中、道端に水がちょろろと流れてきて、見るとおっさんが立ちションしてた。それを「立ちションしてはる」と。それはうちらにとっては敬語なので、おおっと思うんだけど、京都の人にとっては三人称単数ぐらいな感じに普通に使ってるんすよね。ネコとかにも「ーしてはる」って使うし。そこが京都弁の好きなところでもあり。トミーズ雅がネタにしてたという、「ちゃうちゃうちゃうんちゃう?」の話もでて、私は「できなくなくなくない?」みたいな感じかと思ったが「(犬の)チャウチャウちゃうんちゃう?/チャウチャウ違うんじゃない?」なわけで。私には関西弁ってどれも同じに聞こえるけど、京都だけ「ーしてはる」が多いと思うが、和歌山出身の人が京都で仕事していて和歌山弁が通じないときあるから京都弁になおしてる、と。「落ちがない話はしない、し、聞きたくない、落ちが見える話も聞かない、と、落ちがないなら話すな!」は共通で、こわいよー、と思いますた。新郎がテレビのテロップをみて、漢字を読みまくっててすごかった。彼は「各」という字が入ってたら「カク」と読むだろうとか、漢字も意味と形を覚え、それを組み合わせてできてる単語の意味はだいたいわかるようになった、と、だから漢字のある文の方が読みやすいときもある、と。すげー!日本人もわからない漢字は部分をみて推測して読んだり、形で意味を推測したりして理解するから、それは日本人的漢字の覚え方で、上達するのも早くなるだろうと思う。あと彼には「すっきり」や「くっきり」という「ーきり」の意味の定義がよくわからんという。うちらもそれを説明するのに例文をひたすらあげることでしか説明できなかった。でも使う状況でなんとなく覚えててもいいと思うんよね。