Indie-AniFest2010:ヨン・サンホ監督長編制作発表会
前回韓国でパーマしたとき('10/3/16レポ参照)、かけて2,3日でとれちゃったのの、リベンジすべく大学路(テハンノ)へ向かう。映画祭閉幕式が今日だと勘違いして上京してきたアリョムと合流。リレーアニメーションに参加、日本語が話せるジェヒョンが大学路にある放送大学で働いているというので連絡をとると、仕事を抜け出し、お昼をおごってくれた♪大学路のミンドゥルレヨント(ミンドゥルレとはたんぽぽ、ヨントは領土)という店。(*リンクは新村店) なぜかこの店には大きな犬がいる。 置物じゃなくて生きてるよ。 店に置いてったアリョムがつくったテルテル坊主。 放送大学の正門に放置(?)してあった 看板となる文字たち。 「韓国放送通信大学」となる。3年前に通ってた大学附属の語学学校のある成均大学の正門前通りに目指す美容院、その名もSAKUTOは、あるはずだった。が、なかった><3月に行ったときいつもやってもらってたお姉さんが辞めてしまい店に来た常連もそれを聞くと帰ってったのを見て、経営心配だったが案の定…。でもティアラヘアーというアジュンマが経営する美容院に変っていたのだった。なんでもアジュンマは前にそこで美容室をやっていて、他の所に移ったが、また戻ってきたという。前回パーマがかからなかったことを告げるとデジタルパーマなるものをやろうといいだした。どこら辺がデジタルなのか、わかんないが、ラップを巻いたり、臭い液をかけたりとこないだと同じ動作が繰り返された。ただ違ったところは宇宙人にとらわれたときに頭にセンサーをつけられるよーなのを巻かれた髪に取り付けられ、めちゃめちゃ熱くなったことだった。私のパーマを待ってる間、アリョムが退屈したのか私も髪を染めると言い出した。アリョムは韓国人には珍しい口ピアスに金髪である。アジュンマが一時間もあればできるといって、金髪からオレンジにした。うちらが入ったときはお客が一人もいなかったのに、それからどんどん増え、アジュンマはうちらにかまっていられなくなり軽く放置された状態。18時からの一般コンペに間に合わなくなってしまった;;18時のコンペをあきらめ、大学時代の友達がオーストラリアWH中にルームシェアしてたという韓国人のオッパと合流し、アリョムも一緒に明洞餃子へ。カルグクスとでっかい肉餃子で有名な明洞餃子。韓国にしては珍しい前払い制である。1000?値上がってた。映画祭では、20時から「地獄」「愛はタンパク質」のヨン・サンホ監督の初の長編アニメーション「豚の王/King of swine」制作発表会が始まった。16日に「都市で彼女が避けられないモノたち」のパ・クジヨン監督と結婚することになっているソウル独立映画祭のチョ・ヨンガク氏が今回この作品のPDとなり、制作発表会でも司会を務めた。(左:ヨン・サンホ監督、右:チョ・ヨンガクPD)ヨン・サンホ監督、おじさんに見えるが(失礼!)私より2つ上。アリョムの大学の先輩でもある。ヨン・サンホ監督はLink into Animated Korea2009の東京ゲストだった。その時はインディ・アニフェスト2009観客賞受賞した「愛はタンパク質」を上映。*「愛はタンパク質」の動画一部見られます。チョ・ヨンガクPDはヨン・サンホ監督としょっちゅうケンカしながら制作を進めていると言っていた(笑)。元KIATA会長イ・ヨンベ監督もヨン・サンホ監督のために学校で制作できるよう配慮したが感謝の言葉もなく挙句の果てに学校教育についてイチャモンつけてきた、と制作態度(?)について笑いを取りながら挨拶した。「豚の王/King of swine」では「愛はタンパク質」でも使った3D Dummy Animation Systemを使っており、LIVEアクションで撮って3Dにし、それを2Dにするというもの。制作においての2Dと3Dの住み分けについては、ボールをぐるっと2Dでかくのは大変だが3Dでつくると楽。3Dで楽なものは3Dで、2Dで楽なものは2Dで。3Dでダミー作ると実感、直感が湧くという。2009年にシナリオを書き始め、その間に「愛はタンパク質」が完成し、「豚の王」のBGを1人で600カット描いたという。「地獄(2003)」をつくっているときから長編をつくってみたかったという。ヨン・サンホ監督はAKIRAを見てアニメーション制作の世界に入ったという。日本の作家では古谷実、「鉄コン筋クリート」が好きだという。「豚の王」のトレーラーやメイキング、プロダクションノートは監督のスタジオ『スタジオダダショー』のサイトで見られます。まだ完成していないため肩身が狭いと言いつつも、産業的だから必ず金持ちになります!と終始豪語していた(笑)制作発表を21時半ごろに終え、アリョムやオッパたちとチキンの店へ。韓国はビールのつまみにひたすらチキンを出す店が多い。甘辛いタレやニンニクで味のついたチキン。はっ、消化不良なのにひたすらチキン。生焼けじゃなければいいのだぁ~!家に帰ると、監督のお姉さんの高校生の息子が今日、日本語のテストだったといって問題を見せてくれた。息子には韓国のskypeみたいなものを使って日本語を教えている。その甲斐あってか(!?)いつも日本語の試験は高得点だという(笑)ちなみに8番間違えてる;;