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カテゴリ:gourmet
久しぶりにテニスをするために厚木に行った。
今の家からだと電車とバスを乗り継いで、ようやくテニスコートに辿り着く。最近はちょっとした小旅行気分になっている。 (コートがこれまた、かなり辺鄙なところにあるしね~(^^;) このところの運動不足がもろに祟って、かなりヘロヘロな状態に。人数が少なかったこともあって、早々に切り上げて解散となった。数年前までは日が暮れるまでだってコートにいられたのに、あーぁ、よわっちぃ~(笑) 本厚木まで車で送ってもらったら、小腹が減っていることに気づく。 車を降りると迷うことなく、ダンケ珈琲を目指した。 本厚木を歩くのは久しぶりだったので、懐かしくなってせっかくだからと路地裏にあった本店を目指したのだけれど・・・そこにはもうお店はなかった。 なんだぁ~とちょっと淋しく思いながらも、気を取り直して駅前の2Fにあるお店に入った。 バターブレンド珈琲とケーゼクーヘンを注文する。 すると、物腰の柔らかいオーナーらしき中年の男性に「シンフォニーはご存知ですか?」と訊ねられた。 聞けばシンフォニーとは今月のキャンペーンセットなんだそう。 ドリンク2杯と軽食(サンドウィッチorチキンドリア)、ケーキがついて¥1300! バターブレンドとケーゼクーヘンがそれぞれたしか¥600だったはずだから、かなりお得なセットである。小腹も空いてたから、これはかなり嬉しい♪ でも次の瞬間、耳を疑った。 「厚木店の20周年記念のキャンペーンなんですよ。」 な、な、な、なんですって!? 20周年!? あたしの動揺に気づいたのか、 「本店と合わせまして20年なんですよ。こちらのお店は15年になります。」とつけ加えてくれた。 へぇぇぇっっ~!? 今なんと??? 15年ですって!? あたしはもっと動揺してしまった。 だって、だって、あたし、この店が出来る前に、この場所にあったお店を知っている。 あれは、15年も昔のことだったんだろうか・・・(爆) 確かに、あらためて店内を見渡してみると、ここそこに年代を感じることができた。薄い茶色に見えるその壁は、日焼けとタバコのヤニで染まったものだ。 ガラス張りになった店の一番奥の角の窓際に座ったのだけど、寄りかかると木枠のガラス窓がきしむ“みしっ”って音がした。すごく懐かしい音。 昔はそんなこと気にしたことなかったけれど、ここのカウンターとテーブルは大小問わず全部10センチ以上の厚さの一枚板が使われていたことに驚く。ところどころ塗装が古ぼけて、いい味を出している。 大テーブルには大きな花瓶に秋の花が品よくダイナミックに生けてあって、それが店内に華と落ち着きを与えていて心地がいい。 都内のオシャレなカフェや無機質な喫茶店は、たしかに素敵だけれど、隙がなくてあたしはどこか疲れてしまう。 この店に、スッとしたゆるやかな時間が流れているような気がするのは、土地柄のせいなのかなと思いつつ、窓の外を眺めながら1杯目のカフェオレと生ハムのサンドウィッチをいただいた。 デザートはもちろん、ケーゼクーヘンとホットのバターブレンド珈琲をストレートで。バターブレンドといってもバターの味や香りがするわけではなくて、すっきりとしていて美味しい。珈琲はたいていミルク砂糖入りを飲むあたしだが、この組み合わせは昔からストレートと決まっている。 ケーゼクーヘンはチーズマフィンみたいな生地の上に甘さを抑えた生クリーム(たぶん)がのせてある。 他に似たような食べ物がみつからないので味の形容が難しいのだけど、とにかくすごく美味しい♪ 添えられたシャーベットはゆず味。この絶妙な味のバランスがたまらない。 実にシアワセのひとときだった。 しかし、15年かぁ。。。 はぁ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.09 01:16:14
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