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テーマ:今日 何飲んだ?(924)
カテゴリ:gourmet
『カクテル コンペティション』って最初に聞いたときは、なんだそりゃ???って思った。
訳もわからず友人に誘わるがままに初潜入。それが、今年の夏だった。 そして、今日が2度目の潜入。 実は結構、気に入ってるんじゃん?あたし(笑) 『カクテル コンペティション』 バーテンダーの人たちが、オリジナルのカクテルの腕を競う競技大会である。 選手は、その大会の協賛メーカーの製品カタログからスピリッツ等を選び、それが1/3以上となるレシピを考案しなくてはならない。そして、6分以内に5杯分のカクテルを作る。 審査基準は、カクテルのネーミング・色彩・味覚、そしてテクニカル、主観点、時間の正確さ。 味覚が一番ウェイトを置かれている審査ポイントなので、レシピもそれぞれ工夫を凝らしているのだが、見た目の懲り方も半端でない。ガーニッシュ(フルーツなどの飾り)だけでも一つの芸術作品だと思わせるものもたくさんある。 初めてずらりと並んだ色とりどりの完成作品を見たときは、本当に感動した。 これは、夏のコンペのときの作品の写真。きれいでしょう? 競技は1組3人が壇上に上がって、「スタート」の合図とともにカクテルを作り始める。 みんなどこかのお店のバーテンダーさんたち。服装にも規定があって、白ジャケット、白ワイシャツ、黒の蝶ネクタイ又はリボン、黒ズボン、黒靴。まさに絵に描いたような“ザ・バーテンダー”ないでたち。髪をテカテカとオールバックにしたり、いかにもな髭をたくわえたりしている人もいる。 おぉ、おぉ、いるいる、こんなバーテンダー。 大きな会場なので、たくさんの観客が見ている。その目の前で、決められた時間内に、且つ正確にカクテルを作らなくてはならない。いつものバーのカウンターで作るのとは、相当勝手が違うのであろう。皆、かなり緊張している雰囲気がこちらにも伝わってくる。 手早く氷をグラスやシェーカーに入れようとする手がプルプルと震えてたり、うまく氷を掴めなかったりする人もいる。 シェーカーパフォーマンスは、もっとも個性が出て楽しい。 さらりと涼しい顔をして振る人。振る前にニヤリと笑い、うっすら笑みを浮かべながら振る人。どうだ、スゴイだろうっ!?と言わんばかりの派手な動きで振る人。選手の皆さんは大真面目にやっているんだけど、失礼ながら、どうしてもプププーッと笑ってしまうこともしばしば。 不謹慎でホントごめんなさい・・・(^^; シェーカーパフォーマンスが終わると、出来たカクテルを順番にグラスに注ぐ。 実はこれが一番の緊張の一瞬。材料の分量を間違えていたり、シェイクする時間が足りなかったり、注ぐ分量を間違えたりすると、きれいに5杯分のグラスに行き渡らない場合がある。結構それは、見ているこちらも一番ハラハラドキドキしてしまうのだ。 もしかしたら、この“ハラハラドキドキ”を味わいたいがために、あたしたちは今回も足を運んでしまったのかもしれない。 しかも今回のコンペは20~25歳以下の若いバーテンダーさんの大会だったから、“ハラハラドキドキ”率はかなり高いことが予想されてたし。(>▽<*) カクテルのレシピは、配られているプログラムに選手の顔写真とともに掲載されている。 すごくきれいな色のカクテルや、ムムッ、それは何???と思うものが出来上がったときなどは、レシピを見返してフムフムと感心したり、納得したりする。 「この子、カワイイ♪」「この人、カッコいい♪」「この娘、きれい~♪」というチェックももちろん忘れない(笑) 休憩時間や競技が終わって懇親会が始まるまでの時間は、協賛メーカーのお酒を試飲させてもらえる。 飲み方はストレートやロック、水割り、ジュースなどで割ったカクテルなど、お酒の種類によって様々。試飲なので小さなカップでもらうのだが、それでもチョビチョビといろんな種類を味見していると、実はかなりいい気分になってくるんだよね~(笑) 表彰式を兼ねた懇親会は立食パーティー。ホテルが会場なので立食といえどお料理はそれなりに美味しい♪ ちなみに今回の会場は赤坂プリンスだった。残念ながら激旨なものはあまりなかったけれど、お酒もいっぱい飲めて、料理も食べれて、最後にはデザートのケーキをほおばってコーヒーも飲めるなんて、庶民のあたしには至極の幸せだってば。(*^^*) 今回は懇親会の最中に、今日作られた作品も試飲することができたから、あたしたちも試飲コーナーに飛んで行って、気になっていた作品を含めた何種類か飲ませてもらった。 あ、これ美味しい♪と思うものから、かなり奇抜なものまで、普段そうそう飲むことのできないレパートリーに富んだ味を楽しむことが出来た。 あたしが気に入った作品(見た目)を少しだけご紹介。季節柄、秋らしい色のものが多かったかな。 一番最初の写真のカクテルは、ベストネーミング賞を受賞した『Papillon Dance』 蝶々を模ったガーニッシュは、近くで見ても実に巧妙なアートだった。 表彰式の前に、大会委員長の偉い人が「美味しいカクテルを作るのは、実は簡単なことです。ベースの味を大切に生かした、旨いカクテルを作っていってください。」と選手たちを激励していた言葉がとても印象的だった。 ちなみに、グランプリを受賞したのは、下の写真の右下『利休』という作品。 残念ながら、あたしたちは試飲にはありつけなかった。 レシピは、ウォッカ、アイリッシュクリーム、抹茶、カラメルリキュールとのことだったけど、どんな味だったのだろう? 表彰式も終わり、入場券と引き換えにベイリーズのアイリッシュクリームを1本お土産にもらって、今回も美味しくて楽しかったねぇ~♪と、ご機嫌で会場を後にしたあたしたち。 アイリッシュクリームは、早速、我が家で開くクリスマスパーティーで使わせてもらお~っと♪ そんなわけで、一粒で二度三度と美味しい思いを堪能できる『カクテル コンペティション』 たぶん、本来はバーテンダーさんや、そういうお店の関係者の人たちが行く大会なのでしょうが、それに混じってあたしらは違った視点(不純な視点?)で楽しませてもらってます。(^_^; 今度は、フレアの大会、見に行きたいなぁ~ 昔、トムクルーズの「カクテル」って映画でやってたような、瓶を投げたりクルクルまわしたりして、派手なパフォーマンスでカクテル作っちゃう、アレがフレア。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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