2005/12/04(日)19:03
“元気になる”ということ
【元(モト)の気】
お家でノボノボしていたら、携帯に友人のO女史からメールが入る。
『今日はだいじょび?』
う、うぉっ?!
やばいっ!!
すっかり来週だと思ってた約束、今日だったじゃん!!!
慌てて外出の支度をして家を飛び出し、電車に飛び乗る。
目指すは、根津のギャラリーで行われている「心響展」
先月、この展覧会に作品を出展しているT氏から仲間内に案内をもらっていた。そこで「行きたい!」と名乗りを挙げた、和服で参上すると宣言したO女史とK女史、そして最近ワイルド男を目指す!?ヒゲ面のK氏と現地で待ち合わせをしていたのだった。
約束の時間を、かなりオーバーしてあたしはギャラリーに到着。それでも、住宅地奥の相当わかりづらい場所にあったにも関わらず、迷わず辿り着けたのは、かなり救いだった。というか奇跡的だった。。。
この書道展、今、話題の新進気鋭の若手書道家が主催する書道教室のもの。
前々から、この教室には興味があったのだが、場所が少し遠かったので通うことを躊躇していたら、今では申込みが殺到して受付停止中となっている。キャンセル待ちが200名以上にまで達しているらしい。もの凄い人気である。でも、その人気は展覧会の生徒さんたちの作品をみれば、一目瞭然。納得であった。型にはまった「書道」ではなく、ソウルフルな「書」がそこには並んでいた。
そう広くないギャラリー内の書を、隈なく堪能し、感銘を受け、清々しい気分であたしたちはギャラリーを後にした。
帰り道、ヒゲ面K氏は「用事があるので」と地下鉄の駅へ消えていった。“飲み会”と言っていたが、おそらくさしずめ“合コン”であろう(笑) K氏よ、心より健闘を祈る!!
和服姿のはんなり女史2名とあたしの3名は、グルメO女史のオススメの魚の美味しいお店で夕飯を食べて帰ることにした。(しかし、O女史のグルメの守備範囲の広さには、本当に驚かされる!)
まずは、冷えたビールで乾杯☆♪
脂ののった美味しいお刺身も運ばれてきた。
う~ん、シアワセ♪♪♪
しばらくすると、ギャラリーの片づけを終えたT氏が、グラフィックデザイナーだという男性の生徒さんと、なんと書道家の先生を引き連れて合流してくれた。
なんという、嬉しいミラクル!サプライズ!!
若い書道家の先生は、思いの外、アツく斬新で、いい意味での思想家であり、そして、天才である、という印象を受けた。
彼曰く、「書」はあくまでも、自分の想いを伝え、実現するための“手段”でしかないと言う。彼が目指すものは、書で世界中の1億人を感動させることだという。世界平和だという。
『人はもともと、元気を持っているもの。
“元気になる”ということは、元(モト)の気に戻るということである。』
ストレスフルな現代の社会において、きちんと人の個々の“気を正し”“気を通す”ことが重要であり、それを人に解りやすく伝えるためのツールが、書であったと言うのだ。
改めて、ギャラリーに並んでいた生徒さんたちの作品を思い出し、なるほど、と感じてしまった。
実際、今回の展覧会の作品をみて、涙した人が何人もいるのだとか。
恐るべし、『書』のパワーである。
こんなことを言うのは、少しおこがましいのだが・・・
あたしは、あたしの進むべき道が間違っていないことを、少し確信した気がした。
今日のすべての出会いに、そして偶然の必然に、感謝、感謝。
帰宅後、早速、「体験教室」希望のメールを出させてもらった。
ようやくこれで、200名待ちの最後にあたしも名前を連ねる第一歩を踏み出したわけだ。
しかし・・・果たして、本教室に入れるのは何年先になることやら?!
ミラクルとシンクロに想いを込めて。。。