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ユーカリの木陰で里の行

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2009.12.10
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カテゴリ:チベット仏教
2009年ダライ・ラマ法王のオーストラリア・ツアーも、
楽しみにしていたぶん、あっという間に過ぎて、
今日が最終日。
シドニー、ニュージーランドのオークランド、ホーバート
と回って来られた法王の最後の訪問地は
ここメルボルンである。

9日は「Parliament of the World's Religions―世界宗教会議」で、
10日の今日は朝食会と、午後にパブリック・トークが予定されている。
私は昨日の宗教会議には行けなかったけれど、
今日は朝食会とパブリック・トーク。

この朝食会は、12月10日が国際人権デーであることと、
20年前の今日、ダライ・ラマ法王がノーベル平和賞を受賞された記念に、
Peace Trough Justice」をテーマに、
AMNESTY INTERNATIONALが主催された。

アムネスティ・インターナショナルは、
私もオーストラリア支部で細々と会員になった時期があるけれど、
基本的人権保護のため国際的活動を情熱的に続ける
素晴らしいボランティア団体である。
その徹底した非暴力主義を掲げる姿勢は、
ダライ・ラマ法王のそれ同様である。

シドニーでの講義前はうきうきウカレ気分で会場に向かった私も、
今朝は襟元を正してMelbourne Convention Centreに向かった。

朝食会は、アムネスティ・インターナショナル
オーストラリア・ディレクター、クレア・マリソンさんの、

現在、世界では、5秒間毎に子どもが一人、貧困から亡くなっている、

とかの哀しくショッキングなスピーチから始まった。

その間にジュース、コーヒー、ベーカリーやヨーグルト、
マッシュルームのキッシュなど
ゴージャスなベジタリアン・ブレックファストが振舞われる。
こ~んな美味しく豪勢な朝食をいただいている身が申し訳ない…
とも思わされたものの、ここで私が残したからといって
何ら世界の益になるわけでもないので(それどころかゴミを増やしてしまうことに…)、
ありがたく残さず美味しくいただいた。
そのうえで今日の思いは後でドネーションとかの行為につなげればいいんだ、と。

続いて、アボリジニで初めてハーバードのロースクールを卒業され、
アボリジニ社会や彼らの人権のため積極的に活動されておられる
女性弁護士にして法学部教授、ラリッサ・ベレントさんが、
オーストラリア社会におけるアボリジニ問題についてスピーチをされた。

最期にダライ・ラマ14世が、チベットの亡命リーダーとして話をされた。
チベットの人権問題について、
文化や言語の保持問題について、
地球温暖化による環境問題について、
国境問題について。

これは極めて稀なことだと思った。
パブリック・トークの質疑応答などでも必ずどなたかが、
チベット問題を解決するために自分たちに何ができることはないか?
と質問をされるのだが、
法王はあまり具体的なことはおっしゃらないから。

朝食会の最後には、世界平和を願う主催者からの挨拶に、
会場からの拍手がいつまでも続いておりました。

さて、午後のパブリック・トークでは、シドニー同様
法王は「World Peace, Who is Responsible?」のテーマで話をされたが、
私たちは子連れで行ってしまったために、あまり長居はできなかった。。。
それでも幼い心に、とりわけ日本の学年で言えば小学2年生になる娘の心には
何か、そのシンプルで力強いメッセージが残ったかもしれない。

ダライ・ラマ法王も、18歳から25歳の間に慈悲心や英知を培うことが
その人の一生において、いかに重要であるかを話され、
若い層が世界平和や地球環境問題に関心を持つほど
私たちの未来は明るいと強調されていた。
そして会場の中で18歳以下、25歳以下の聴衆はどれくらいいますか?
と尋ねられたとき、7歳の娘は意気揚々と手を上げていた。

2009年オーストラリア訪問ツアーの最期に、
ノーベル平和賞を受賞されたときのダライ・ラマ法王のスピーチを。
私たちのより良い未来を願って――


 No matter what part of the world
 we come from, we are all basically
 the same human beings.
 We all seek happiness
 and try to avoid suffering.
 We have the same basic
 human needs and concerns.
 All of us human beings want freedom and
 the right to determine our own destiny
 as individuals and as peoples."

 His Holiness the 14th Dalai Lama, Tenzin Gyatso








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Last updated  2009.12.23 05:34:15
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