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カテゴリ:読書
『希望のしくみ』(アルボムッレ・スマナサーラさん/養老孟司さん著)宝島社
を読みました。 予想以上に多くの"気付き"を与えてもらえました。 ------------ -彼が「結論を出していた」とは、どういうことですか? スマナラーサ 決めつけていたということです。得体の知れない誰かの言葉を、最終回答だと信じているんです。自分の頭で考えることを放棄してね。 (56P) ------------ これはスマナラーサさんがある宗教団体の活動を行っていた学生に会ったときのことを振り返ってのお話なのですが 仏教界の長老である方がこのようにおっしゃるのは面白いと思いました。 「答えを知ること」ではなく 「自分で考えて答えを出せること」 が大切なんですね。 自分で考えて答えを出すために知識や情報や考え方が必要で、それら(知識や情報や考え方)を得ようとする努力が勉強ということになるのでしょう。 ------------ 養老 ・・・「人生って中途半端なんだよ。答えなんかないんだよ」ってことを、どうして教えてこなかったのか。僕らは、暗黙のうちに、この世に知らないことがあるのは当たり前だって、どこかで教わったのにね。 ・ ・ ・ 医学部ですら、「エッセンシャル・ミニマムを教えろ」と言い出した。「必要にして最小限の知識を与えてくれ」と言うようになったんですよ。そんなもの人生にありますか?そういう人たちは、人生っていうものが決まりきったもので、必要最小限なのはこれですと、言えると思っているんでしょうかね。方法論を教える立場の教師としては、返事のしようがない。 (62-63P) ------------ ------------ -パック旅行のような人生では、生きることにならないと言っているんですか。 養老 つまり、予測されたことをやるのでは、生きていることにならないじゃないかということです。その意味では死んでいるんですよ、日本人は全部。 (75P) ------------ 自分のわかる範囲内での行動、予測できるなかでの生活 は楽ですが、そればかりでは本当に生きていることにならない、ということですね。 まったく新しいことにチャレンジしていったり、どうなるかわからないことに踏み出していくことが自分の生につながっていくキッカケになる、という教えとして捉えておきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 13, 2004 01:34:23 AM
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