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テーマ:旅のあれこれ(10451)
カテゴリ:旅の思い出
スポーツ嫌いの私にひとつの例外があります。
それは、旅行に出かけたときの乗馬。(これってスポーツですよね?) 転んで怪我をしてからは、自転車でさえ乗りたくないのですが、乗馬となると話は別です。 最初に馬に乗ったのは、カナダ、レイクルイーズ。馬はよく訓練されていて、全くの初心者でもOKでした。歩くところも、馬が安全なところを歩いてくれました。 初めはおっかなびっくりで、馬にしがみついているだけ。次第に馬の歩くリズムに慣れてくると、高いところから見渡せるようになりました。ちょっと視点が高くなるだけで、視界が広くなったように感じます。 初めて馬に乗り、楽しかった、面白かったという思いと同じぐらいに、お尻が痛い、太ももが痛いと筋肉痛も味わいました。 それ以来、何処かに出かけてチャンスがあれば乗馬を楽しみました。一番心地よかったのは、ハワイ・オアフ島の海岸沿いを、潮風に吹かれながら走った時です。 観光客が乗る馬ですから、どこでもきっちり調教されていています。馬は賢いと聞いていましたが、本当に賢いのです。 オーストラリア・ケアンズの牧場でそれを実感した瞬間がありました。 そこでは、おとなしい馬を与えられました。いざ、出発!と言うときになって、馬に進めとお腹を足でポンと蹴って指示したんですが、動かないんです。その後何度かやってみましたが、やはり動きません。そこで、思いっきり進めとポンと蹴ったのですが、私自身がびっくりして手綱を引いてしまいました。そうです。馬に、進めと止まれを同時に指示してしまったのです。その時「おいおい、いったいどうすればいいの?あなたはどうしたいの?」という表情で、馬にジロリと睨まれました。 馬が賢いと思った瞬間であり、馬に馬鹿にされた瞬間でもありました。 その日一日、馬がおざなりな態度で私に接したのは言うまでもありません。振り落とされなかっただけでも、よしとするべきかもしれません。 ケアンズというと、海のイメージが強いのですが、馬の賢さを実感した土地でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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