育児とクライミング小川弘資子育て顛末レポート!育児とクライミング 小川弘資 妻の和美から「妊娠した!」と聞いたとき、正直頭の中が真っ暗になり、『全て終わった』と思いました。 子どもができたら、『クライミングも出来なくなる、生活も安定しなければならない』としょぼくれた考えばかりが浮かび、しばらくの間僕の考え方はネガティブなものになっていました。 妊娠期間中は、『和美のお腹の中に赤ちゃんがいる』という実感はほとんど無く、今のうちにやりたいことは全部やろうとばかりに、妊娠6ヶ月でモロッコ・タリーアクライミングツアー(日本人初)にいったり、家では酒を呑みまくったりとかなり自由な生活をしていました。 そんなゴールデンな生活も気が付けば真夜中の突然の破水で終止符を打たれました。 分娩台で立ち合い出産をしたのですが、あそこから赤ちゃんの頭が出てくる最中も僕の心は冷静でした。しかし、完全に出てきた赤ちゃんが和美のお腹の上で大声で泣いたとき、僕の目も涙で溢れました。 子どもが生まれた後は、確かに今までどおりの環境ではクライミングはできなくなりました。でも、逆転の発想で普段通わないクライミングジムでボルダリングのトレーニングをしたりして、結果的には出産前よりもクライミングは上手くなったような気がします。 人間新しい環境になれるのは大変だけど、上手く工夫すればきっと子育てとクライミングの両立は可能だと思います。 今は子どもが僕たち夫婦の間に生まれてきてくれたことに、本当に感謝しています。 もどる ジャンル別一覧
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