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テーマ:ルパン三世(38)
カテゴリ:ルパン三世
「オマージュが実に面白い!」
何処かで見たことあるデジャブと飽きさせないスペクタクル。 応用の更なる応用でオリジナリティ。 上品なオマージュとクオリティの高い画風。 美女とハードボイルドとギャグ。 これはジブリですか? いいえ、これはルパン三世です。 カリオストロの城のリメイク?! ルパン三世をベースにしてジブリシリーズ、コードギアス、ガンダムOO、進撃の巨人、鋼の錬金術師、ヘタリアの作風を入れて掻き混ぜて錬成して繋ぎ合わせた様なアニメでした。 「イクメン・ルパン」 やはり、そういう時代なのかルパンがイクメンをアピール。 ちゃっかり、イクママとツーショットで記念写真は極みに達したなと感じた。 「ヴェネチアーノ曰く、イタリアの男は女の子の為ではないと真の力が発揮出来ない!」 銭形警部と共にルパンを追いかけ回すローマ市警だが、ユティカが痴漢と叫んだ瞬間、銭形警部を踏み越えて我先にとルパンに直進していく ヘタリアのイタリア・ヴェネチアーノの言うとおり、イタリアの男は女の子の為じゃないと頑張らない民族でした。 また、ローマ市民達もルパンの盗みをお祭りかイベントの様に見物して楽しみ、ヘタリアのドイツの言うとおり何処まで自由な民族でした。 「世界のジブリの系譜」 既に最初の飛行船のシーンで、もはやジブリ・オマージュ全開な画風と作風。 後、カリオストロの城の音楽スタッフであった鈴木清司氏と大野雄二氏が居るならもはやジブリの系譜でしょ! シャハルタの景色と気球も明らかに天空の城ラピュタや風の谷のナウシカ、それにカリオストロの城の影響を全般的に受けているので何処かジブリ作品を見ている様な懐かしさが感じられました。 それの所為か、もしかしたら天空の城ラピュタに出てきた空賊団「ドーラ一家」の女船長ドーラの若かりし時はユティカの様な感じだったのではと思えてきた。 また、空賊の頭領ジーヴァとルパンの屋外でのシーンは紅の豚。 悪党コーシャルとその私設軍隊はカリオストロの城のカリオストロ伯爵と陰の暗殺軍団。 小型飛行船で山頂の渦に突っ込むシーンやシャハルタの財宝と英知が詰め込まれた天空の宝物庫は天空の城ラピュタ。 傷を負ったルパンを介抱するユティカが果物から水分を搾り取るシーンは未来少年コナン。 など、オマージュを鏤めすぎではと思うほどだったが、巧みで上品に使っていたのでストーリー的には口当たりが良く、オリジナリティも感じられたので面白かった。 「カーミラのフライパン殺法」 空賊の頭領ジーヴァの妻ことセクシーで男前なカーミラの姐さんのフライパン殺法は凄かった。 フライパン殺法の使い手と言えば、ヘタリアのハンガリーが有名だろう。 神の啓示でフランスをフライパンで殴れというエピソードから始まり、彼女にフライパンが一振りあれば数万のプロイセン軍を叩き潰すことが出来るという伝説を作り、欧州最強の戦乙女として活躍した。 その所為かは不明だが、セクシーな姐御にはフライパンを持たせて戦えば最強というイメージが定着しそうな予感がする。 「シオン・レクイエム」 王家と民と王国に絶望し、呪った叛逆の王子シオンは、シャハルタの魂と呼ばれる最後の希望である秘宝を消し去り、シャハルタの復讐を遂げるために悪党コーシャルに利用されることに同意し、逆に利用することによって全てを終わらせようとした。 だが、暴走するシオンを止めたのは妹の様に可愛がっていたユティカの双子の妹にして従兄弟の元王女ラーシャだった。 死の間際、絶望を悟り無頓着なシオンが最後にラーシャが絶望の中のたった一つの希望だったと悟った時、呪われた絶望から救われ、天空の宝物庫と共に天空へと去って逝った。 その後、インターポールの銭形警部によってコーシャルが逮捕され、癒着関係にあった首相シオンが行方不明に成ったことで、国家の暗雲は取り除かれ、ユティカとシオンの思いを引き継いだ王女ラーシャが新生シャハルタ王国を復興させるのであった。 って、これ…コードギアスのオマージュですよね! 叛逆の王子シオンがルルーシュで、天然ぽわぽわお姫様ラーシャがナナリー。 それに、コーシャルの私設軍隊にはギアスの様なカルマ使いが居るし! 銀翼のファムもそうだが、国家元首であり、絶望の中のたった一つの希望である妹や幼女を守るため、絶望を悟った者が世界を敵に回して命と半生を引き替えに希望を実現させるタイプのエンディング。 私はこういうタイプのストーリー構成が好きなので今回のエピローグは気に入っています。 【World of Tanks】日本正式サービス開始 LET’S BATTLE! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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