カテゴリ:アレルギー・アトピー
卵アレルギー、牛乳アレルギーの方が注意をする処方薬・市販薬(OTC)に続き、第3弾です。
小麦アレルギーがある場合には、以下の処方薬に注意して下さい。小麦の場合、禁忌もしくは原則禁忌、慎重投与という指示が添付文書にはありませんので、小麦によるアナフィラキシーなど症状が強く出る方は、必ず医師にその旨を伝えることを忘れないようにして下さい。特に要注意なのは、以下に示すステロイド内服剤、ビタミン製剤、抗生物質、漢方製剤は、小児でも処方される機会があるのではないかと思います。 1.小麦粉・小麦デンプンを含む製剤 小麦アレルギーがある場合には、アナフィラキシー症状などを含む過敏症状をひきおこす可能性がありますので、注意して下さい。 ★ケフラール細粒小児用、クリレール細粒小児用100mg(200mgには不使用) 薬効:抗生物質 ★リンデロン散 薬効:合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド内服剤) ★アストフィリン、イノリン錠 薬効:気管支拡張剤(気管支喘息、喘息気管支炎、急性・慢性気管支炎) ★チョコラA錠、リン酸ピリドキサール錠 薬効:ビタミン製剤 ★ヒルナミン散、スルモンチール散、スピロピタン錠 薬効:精神統合失調症、躁鬱病治療剤 ★A・T・P腸溶錠 薬効:代謝疾患製剤 ★P.N錠、プロへパール錠 薬効:肝機能障害治療剤・肝機能改善剤 ★アダプチノール 薬効:暗順応改善剤 ★甘麦大棗湯エキスTG、甘麦大棗湯エキス細粒、小柴胡湯エキス顆粒 薬効:漢方製剤 ★スローハイム錠、アモバン錠 薬効:睡眠障害改善剤、不眠症 ★ダイスパス錠、ブブロン錠 薬効:消炎鎮痛解熱剤 ★トスペラール錠 薬効:抗めまい剤 ★フラジール内服錠、フラジール膣錠 薬効:抗トリコモナス剤 ★ラサネン錠 薬効:強心剤 ★ワゴスチグミン散 薬効:副交感神経興奮剤 ★ジメリン錠 薬効:インスリン非依存型糖尿病 ★ヒスロン錠 薬効:経口黄体ホルモン製剤 2.小麦胚芽油を含む製剤 小麦アレルギーがある場合には、アナフィラキシー症状などを含む過敏症状をひきおこす可能性がありますので、注意して下さい。 ★エビプロスタット、ハルーリン錠、エピカルスS錠、エピカルス錠、エルサメットS錠、エルサメット錠、コスモベック錠、トリピシッド錠、ナーセット錠 薬効:前立腺肥大治療剤 市販薬に関しては調べていませんので、ご了承下さい。ただし、保湿クリーム、健康食品などに小麦デンプン、エキスなどを含むものがありますので、成分表示にはご注意下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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書き込みありがとうございました。
一度,くだものも再度血液検査して貰えないか相談してみます。 腸の状態が分からないので整腸剤が必要なのかどうか,出してくれるのかどうかが微妙ですが,時々お腹が痛いとか便秘になることもあるので,やはり腸の状態が良くないのかも。 小麦の製品は,多分貰ったこと無いのではないかと思うのですが,ドライシロップなんかになると,微量含まれている乳製品や小麦デンプンなんかも本当に分かって除去してくれるのかどうか,今一不安があります。 結構,お薬の処方箋見ても製品名と分量しかかいていないし,製法特許とかがあるかも知れないので表示も出来ないのかも知れませんが,そうなると病院を信じるしかないのでしょうね。 市販薬は,とにかく大量の薬効成分が入っているだけでなく,添加物も多いものが多いですね。 最近はあまり使わないようにしていますが,小麦は表示されても,大麦やはと麦が表示されていないことも多いので,麦アレルギーの家なんかは,本当に市販のものはとにかく要注意ですね。 でも表示する時の使用量のボーダーラインはあるのかな? あまり外用薬や内服薬に成分表示をしていないものが多いので,微量なら表示しなくて,大量なら表示するとか,表示しないと言う運用をされていそうな気がして,結構怖いです。 成分を表示しないことのペナルティーってあるのでしたっけ? (April 7, 2005 03:32:26 PM)
>よっちゃん@兵庫さん
> 小麦の製品は,多分貰ったこと無いのではないかと思うのですが, 上記のケフラール小児用細粒を処方してもらうことが普通多いので、それがなければ、大丈夫かな。 > 結構,お薬の処方箋見ても製品名と分量しかかいていないし, 薬局でもらうものには書いてないでしょう。でも、ネットで検索すれば、添付文書などが出てくると思うので、全部調べられますよ。ちなみに、今服用されている薬を打ち込んで、調べて見ては?少しなら、調べてあげますよ(笑)。 添加物に関しては、市販でも処方薬でも多いと思いますよ。錠剤でも粉でも、主成分のみでは少なすぎてできないので、どうしても必要だし、味覚や安定性を保つ意味でもね。例えば、インタールは1割が主成分、9割が白糖です。これは添加物が少ない方で、多いものなら、トウモロコシや馬鈴薯デンプン、乳糖などたくさん入ってますしね。 > でも表示する時の使用量のボーダーラインはあるのかな? 確か、昨年だったかな。夏頃までは乳糖などはあえて添付文書にすら明記する必要性がなかったんだけど、それ以降は表示をしないといけないことになり、多くの会社できちんと表示をするようになったと思います。また、この1日から施行の法律改正で表示云々があったので,もっと厳しくなってるかもしれません。まだ、詳しく読んでないけどね。 やはり、いろいろそういう問題点が出てきていると思うので・・・ (April 7, 2005 05:37:34 PM)
chika-myさん,こんにちは。
>上記のケフラール小児用細粒を処方してもらうことが普通多いので、それがなければ、大丈夫かな。 そう言われてみれば,ケフラールを多分使ったことがあります。 ケフラールを出していた小児科は,何度通っても病気が治らなかった(ーー;) アレルギーって分かる前だったので避けようもなかったのですが・・・。 ネットで成分も検索できるのですね。今度やってみよう(^o^)丿。 でも,専用のサイトとかかな? >錠剤でも粉でも、主成分のみでは少なすぎてできないので、どうしても必要だし、味覚や安定性を保つ意味でもね。例えば、インタールは1割が主成分、9割が白糖です。これは添加物が少ない方で、多いものなら、トウモロコシや馬鈴薯デンプン、乳糖などたくさん入ってますしね。 確かに主成分が数mgだった場合は,主成分のみなら計測器の誤差が入り易いので適正量の計測が難しいですよね(ーー;)。 あまりデンプンなどを薬に多用されると,それらに反応するようになりそうで怖いです(@_@) 問題は無くならないと思うのですが,今より改善されることを願うのみです。 (April 11, 2005 02:29:33 AM)
こんにちはー。
小麦アレルギーのある娘にことあるごとに処方されるのがケフラールでした。 飲ませれば即下痢! ものすごく納得です。 種類を変えてもらってからは抗生剤で下痢はしなくなったので。 は~~~~、なんかすっきり。 (April 20, 2005 12:02:10 AM)
>acoさん
こんにちは。 >小麦アレルギーのある娘にことあるごとに処方されるのがケフラールでした。 >飲ませれば即下痢! >ものすごく納得です。 >種類を変えてもらってからは抗生剤で下痢はしなくなったので。 納得してもらえてよかったです。そうでなくても、抗生物質の主な副作用が下痢なのに、添加物に入ったアレルゲンで下痢するのはとんでもないし、せっかくの除去が除去でなくなりますものね。 やはり、添付文書にちゃんとした注意書きが欲しいしですよね。そうでないと、医師もそこまで見ていないこともあるでしょうし。もちろん、処方する側の薬剤師も… そういうのをまとめた表があればいいのにね~(診療室や薬剤処方室に…) 将来、就職する機会に恵まれれば、そういうことから取り組もうっと(笑)。といっても、現場未経験なので、こうやってみんなからの情報で勉強させて、いざという時に役立たせてもらいます… (April 20, 2005 08:19:15 AM) |
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