【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2005/08/16(火)04:07

アラブの安ホテル

M【中東】での想い出(33)

Katiebooksさんの日記が面白いので、はじめから読んでみた。 こういう日記があった。 日本旅行ー私の好きな眺めのいいホテル        ~~~~~~~~ 東京の空も、秋と冬はみごとに青い。 私のEXワイフは欧州人、それも北の方の国だったので、日本で外出中に「日本の青い空はいいだろう 君の国では冬に青い空なんてあり得ないからな」とうっかり言ったら、なぜか、怒りだされたことを想い出す。 ホテルと言えば、私は中東でビジネスをやっているときは、いつも一流ホテルに宿泊しました。 シェラトン・インターコンチ・ヒルトン・マリオットetc etc. 別に自慢というわけではなく、第一、会社の出張費で宿泊するわけだが、そもそもその当時の中東では、外国人が泊まれるホテルは一流ホテルしか無かったからだ。 あとはアラブの安宿だが、ここは出来るなら止まりたくないところ。 とは言っても、中東ブームの時代の初期は、その「外国人が泊まれる一流ホテル」はヒルトンだけで、(あとで他の一流ホテルも建設ラッシュになりましたが)、なかなか泊まれない。 運良く予約がとれても数日。 その数日が過ぎれば、予約が詰まっているので、追い出されます。 しかたがないので、そんなときは灼熱の町を、タクシーでさまよいながらアラブの安宿を訪ねまわって、なんとか空き室を見つけて泊まる。 そんなアラブの安宿は、焼けた屋外と反対に暗く湿っていて、カビの臭いと、風呂に入らないアラブ人の強烈な、苦いような体臭が鼻から刺すように入ってきて、しばらくは頭が痛くなりそう。 部屋には、高いところに窓があって、バルコニーらしき所に出ようとすると、床が朽ちているので危ない。 ベッドは客の汗でスプリングがいかれていて、中央部が凹んでいます。 古いクーラーがあればラッキーですが、無ければ天井の扇風機がゆらゆら回っているだけ。 ま、そんな安宿でも住めば都。 だんだんなじんで、薄暗い食堂で、ラクダのステーキなど食べておりました。 日本へスパイ活動の成果?を報告するためにテレックスを出してくれと頼むと、忙しいので今は出来ないという。 天井部屋にテレックスがあるから、勝手に打てばいいと言う。 しかたがないので、勝手が分からないシーメンス社製のテレックスマシーンの前に座って、ふんどしのような長い原稿(ポツポツと点字のような穴が開いた紙テープ)をつくり、いい加減な操作で送信する。 それはそれで、のんきな所だったので・・・、懐かしい。

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