2007/11/19(月)21:13
韓国の女湯
男湯をでてタオルで身体を拭いていると、番台の男性が「alexさん」と私をよぶ。
彼が私の名前を知っているわけはないのだが、同行の女性が内線電話を通じて呼び出しを依頼してきたのである。
彼の指示に従って、半袖シャツ+半ズボンのサウナスタイルになって、4階に降りる。
4階に入ろうとして、ギョッとした。
3階が女性用なのは知っていたが、4階も大勢の女性がいるのである。
「ここも女性フロアか?!!」
これでは、うかつに入ってゆくことはできない。
女性のフロアに男性の私が入って行っていったら、大騒ぎになるはずである。
痴漢と見なされるかも知れない。
のぞき魔とされるかも知れない。
おまけに私は韓国人が憎んでも憎み切れない『恨』の対象、『イルボン(日本人)』である!
しかも『嫌韓派』であると知れたら、女性達にボコボコにされるかも知れない。
考えただけで恐ろしいことである。
それにボコボコでは足りなくて、集団レイプされてしまうかも知れない。
考えただけで・・・うれしい、いや、恐ろしいことである。
と逡巡(しゅんじゅん)していたら、同行の女性が私を見つけて招き入れてくれた。
彼女の説明では、この4階のフロアは男女の区別の無いフロアで、風呂上がりの時間を楽しむところだという。
よく見ると、少数だが男性もいるのである。
「な~~んだ!」
これで集団レイプの危険性も無くなった?ので、安心して部屋に進む。
この部屋は全面タイル張りである。
部屋の中央付近に、直系メートル以上もありそうな大木の幹がド~~ンと二本置いてある。
これは背もたれの機能もあるようだ。
中二階の部分は、漫画本(らしい)などが収納されている本棚や、ゲーム機やテレビが並んでいる。
主に子どもが、これらの施設で遊んでいる。
一階にはマッサージ室がある。
食糧・飲料のキオスク的な店がある。
ここでジュースや氷みぞれやアイスクリームなどを注文する。
無料の冷水のタンクがある。
さらには食堂まであるのである。
それに加えまた、サウナの部屋が数室あるのである。
いずれもドア付近に室温がネオンで示されている。
ある部屋は、壁や天井が『玉』で埋め尽くされている。
『玉』と言われたが、ジェムストーンのようなものだろうか?
この『玉』から『気』が出るのだという。
韓国人はよく『気』のことを言う。
私は現在の科学では説明のつかない『気』なるものをそれほど信用していない。
しかし郷にいれば郷に従えである。
フンフンと聞いておいた。
それに塩を混ぜた泥の壁のサウナもあって、同行の女性はその中に入っていった。
私も入ろうと思ったが、その部屋の中は女性でいっぱいである。
ここでも集団レイプの危険があるかもしれないので、敬して遠ざけて?遠慮しておいた。
この大広間の床は、基本的にタイル張りというか、石張りというか、そういうものである。
非常に硬い床である。
考えてみたらサウナ室の床にしても、この大広間の床にしても、硬い床である。
日本のサウナ室なら、木の簀の子(すのこ)の床になっていることが多い。
大広間も板張りの床がふつうである。
しかし韓国の床は、このように硬いものである。
不思議である。
よく見ていると、韓国の人々は、この硬い床に平気で座り込んだり、子どもは嬉々として遊んだりしていて、平気なのである。
転んだら大変だと日本人の私はひやひやしたりするのだが。
ここにいる人びとはほとんど、母と子である。
中には夫婦・カップルもいる。
この銭湯というか、スパというか、この施設の入場料は約500円ぽっきりである。
風呂・サウナ・水風呂・読書・テレビ・テレビゲーム・飲み物・食堂・マッサージ室まであって、24時間オープンであるという。
疑似・極楽といってもいいだろうと思う。
これなら、日本のネットカフェ的に、ここに住み込む?人間が出てきても良さそうだと思うがどうだろうか?
見たところそういう人種は見受けない。
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ついでに韓国の女性も観察してみた。
日本の外国旅行番組では韓国ソウルの明洞(ミョンドン)(日本の銀座通りに相当)を歩く女性は、さっそうとした美人ぞろい・・・らしいが、私がこの銭湯で見る限りは、男性同様、「ハッとする」美人は見かけなかった。
チェ・ジウのような美人は見かけなかった。
チェッ!
(つまらないダジャレで失礼)
ごくふつうのお母さん・おばさん達である。
私は、『ごくふつうのお母さん・おばさん達』は、(ふつうは)相手にしない主義?なので、この大広間で、サウナにのぼせて、ただぼうぜんとしているだけである。
ちなみに、私が銭湯に入っているこの場所は、ソウルではなく、朝鮮半島の南端、釜山(プサン)である。
釜山という地名はよく聞くが、私にとっては釜山は初訪問である。
どうも、釜山であるから、首都でないから、美人がいない、いや、少ないのかもしれない。
今回はソウルにも出向く予定なので、『ごくふつうのお母さん・おばさん達』には悪いが、明洞通りの韓国美人に期待しよう。
聞くところによると、それに私の身近にも、韓国美人?に惚れて、韓国通いを続ける大和男子が多い(らしい)。
それも中高年の大和男子が多い(らしい)。
美しさに加え、韓国女性は日本女性に較べて情が濃いという。
(私は、情が濃い女性は苦手である)
(念のため書くだけで、他意はないのであるが・・・)
ただ、この銭湯で観察する限り(裸は観察できなかった)、私が韓国美人目当てに韓国でロングステイする可能性は無さそうである(と思う・・・)(と・・・現在は思う)。