2007/11/28(水)00:05
ブログ世界から消滅してしまわないためのコツ
tak-shonai さんが、『最近のブログの傾向』と題して、このように書いている。
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■ 私が 「最近ブログの熱気が冷めてきてる」 と思ってしまうのは、単に、毎日楽しみに巡回していたブログの管理人さんが、ちょっと息切れしつつあるのか、更新が希になってきたりしているせいなのだ。
とても個人的な印象なのである。
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tak-shonai さんと私とは、卒業大学が同じであるせいか? どうも考えることが近似している(と私は勝手に思っている)。
『近頃のブログは、衰退しているのではないか?』という命題も、我々が共有しているものである。
先日書かれたtak-shonai さんの該当ブログ日記を参照してみよう。
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『ブログは踊り場にある?』
今頃はハワイで楽しんでおられるはずの alex さんが、日本を発つ直前の今月 2日に、「ブログの衰退と読書」 という記事を書かれた。
世間ではブログというメディアは重要性を増す一方と言われているが、そんな中で 「ブログの衰退」 を見抜く眼力は、さすがのものだと思う。確かに、近頃おもしろいブログが減った。
もしかしたら、ブログ全体はまだまだ成長過程にあるのかもしれないが、私が毎日巡回したくなるようなブログは、減少傾向にある。少なくとも、alex さんや私のような視点では、ブログは踊り場に来ているのだと思う。
一時、ブログ・ブームと言われた頃は、本当に我も我もとブロガーになりたがった。テクノラティなんかのブログ検索でさがすと、一つのトピックでいくらでもおもしろい記事にぶちあたったものだ。
ところが、最近では様相が違う。あるトピックでブログ検索をしてみても、ヒットするのは新聞社のサイトの記事をコピペしたようなのばっかりで、ちっともおもしろくない。たまにクールな視点のブログを見つけても、更新頻度がまばらで、いつも読みに行こうという気にならなかったりする。
ブログ・ブームと言われたのは大体 3年ぐらい前のことだと思うが、このくらいの時間が経過してしまうと、大方のブロガーは、書きたいことを書き尽くしてしまったんじゃないかとも思われる。
かなりおもしろい記事を頻繁に書いていたブロガーが、急に更新しなくなる。更新しても 4~5日に一度だったりする。急に仕事が忙しくなったんだろうか。あるいは、体調でも崩したんではあるまいかと心配するのだが、どうやらそういうことでもないことが多いような気がする。
何となく、頻繁に更新する意欲が失せてしまったような案配なのだ。
かく言う私なんかも、以前は毎日毎日書きたいことがあふれ出んばかりにあって、それを書かないうちは眠れないというようなことがあったが、最近では、無理矢理引っ張り出さないと書けないというような日もある。
それでも、もう日課みたいなもので、何とかかんとか、それらしいことを書いてしまわないと、なんだかやり残したことがあるような気がして、安心して眠れなかったりする。おかげで、こうして 4年近くも掛け値なしの毎日更新を続けている。
ところが、ブログスフィア全般を眺めると、書く方の意欲が衰えれば他のブログを巡回する意欲も衰えるようで、私のところも、昨年末まではもう、アクセスが一本調子でどんどん増え続けていたが、近頃では安定期に入ってしまったようで、横ばい状態だ。「書く」 と 「読む」 とは、経済の需要と供給の如くバランスしているようだ。
もう、こうなったら、「長く書き続ける」 というのも一つの才能なんだと、自分を褒めてしまおうと思う。踊り場だろうがなんだろうが、私としては、まだまだ書き続けるぞ。
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さて、ここから、今日の私の本文であるが・・・
ひょっとすると、新興ブログでは事情がちがうのかも知れないが、少なくとも楽天の読書ジャンルでは、最近、私もブログで嘆いたように、書き手の息切れ現象が著しいと思っている。
現に私のリンク先も、かなりの人数の方がすでに 『drop out』 または 『fade away』 してしまっている。
しかし、それでもまだ『生き残った!』しぶとい人びとは、比較的元気に、ほぼ毎日、またはそれに近い更新をされている。
ブログを書いてみたいと思い、事実かなりのレベルでブログを書く能力のある人達も、ある程度、書きたいことを書いてしまうと、息切れしたり、書くべきテーマが見あたらなくなったりしたのであろう。
書きたいテーマが、はじめから無限にある人などいるはずがない。
そう言う意味では、ブロッガーの『表現意欲と能力』も、ほぼ『一巡した』と言えるのではないだろうか?
また、『まだ、書き続ける人』と『もう書かない人』とは、少しの『差』があるのではないだろうかとも思う。
私の考えでは多分、こういう『まだ、書き続ける人』方々は、自分の目や耳に入った世の中の出来事・森羅万象を、かたっぱしから『ブログ』にしてしまうという、『ブログ錬金術』に手慣れた、言わば『ブログ世界のマイダス王』なのだろうと思う。
(黄金どころか、一銭にもならない錬金術ではあるが)
こういう人の場合、
『石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ』
(昔の盗賊・石川五右衛門の辞世の句とされている)
いや、『世にブログの 種は尽きまじ』・・・というところであろうか?
(ちょっと、ちがうかな?)
目についた新聞記事やテレビ番組などの、ほんの one single piece 一片も、少しひねって、
『自分の視点!』
で見れば、たちまちそれが『ブログ』に化けるのであろうか。
反対に、ほぼ「単一テーマ」の「定点観測」派とも言えるリンクさんもいる。
例えば、このごろランチのメニューを、デジカメの映像と共に毎日アップすることが多い、『みさき116さん』などである。
(みさきさん 勝手に引用 ご容赦!)
そのどちらの方式でもいいのだが、要するに長期間ブログを続けるためには、しっかりした、ありきたりのものでは無い、その人『独自の視点』というものを持っている・・・ということが前提条件・必要条件になると思う。