カテゴリ:M【中東】での想い出
Rinnさんからこ~ゆ~コメントをいただいた
~~~~~~~~~ 『月の砂漠をはるばると』みたいなロマンティックなものではないのですね。^^; 延々と同じ砂漠の風景で、熱風の中を進むって、嫌でもスピード出しそう。。 それにものすごく温度差があるのでしょう?夜、走ることもあるのでしょうか? ニュースでラマダンの話題をやってました。 外国人(異教徒)は強制されないでしょうが、そういう時期は街の食堂は昼間営業するのかな~? ほんとうに日中水も飲まないと、渇いてしまうでしょうに。なんて心配になりますねえ。(笑 ~~~~~~~~~ 「月の沙漠」なら、砂漠の夜間走行である 確かに、炎熱の砂漠だから、昼間より夜間の方が温度が低い だが、夜間の方が安全だとは限らない 第一、砂漠の中に通っている道路には、ストリートライトが無い 頼りは、車の前照灯だけである これが第一、危険である その上、砂漠特有の危険もある 野生、または放牧のラクダが夜間の砂漠にはいる これに誤って激突すると、ラクダに乗りかかられて、ラクダの体重で車がペシャンコになる もちろん乗客は死ぬ ラクダは、実は巨大な生き物なのである 夜間にかかわらず、見通しがいいはずの砂漠道で、交通事故が多発する 日揮の交通事故関連の別の新聞記事でも、産油国の物流が増大して、交通量が増え、交通事故が多発しているとある 見通しがよくても、単調な砂漠を長時間走行していると、集中力が途切れる 高速のままで、減速することもない だから事故が多発する 砂漠の道路を走行していると、道ばたに、車の死骸が転々と放置されている 車の死骸とは、もちろん、事故車である それが、どうも、決まって、日本車である 文字通り、ティッシュペーパーを丸めたように、クシャクシャにつぶれている 車でも、鋼板の厚さが、それぞれ違う 例えば、ベンツ・ボルボという車種は、頑丈に出来ていて、少々ぶつかってもビクともしない ロンドンでの私の上司がベンツで事故を起こしたが、スピンしただけで、自身は傷一つ無かった 私は、この上司が大嫌いだったので、・・・と思っていたのだが、無事だった(笑) ポーランドで、事故にあったことがある ポーランド国産の車に「ポロネーズ」という車がある 今は、外国との合弁で、現代的な車に生まれ変わっているようだが、私がいたころには、西側の車より20年は遅れている車だった 鋼板が厚くて、デザインが直線ばかりで、重くて、「タンク(戦車)」という愛称?だった この車に乗って、友人が運転していたのだが、ガス林スタンドに立ち寄って、高速道路に入ったとたんに、トラックに追突された 後方不注意である ガ~~~ン!!! というショックと音響と共に、激しくスピンしたが、車体は少しへこみが出来ただけで、無事 私たちも無事だった これがもし、日本車だったら、私も、ここでブログなど書いていないはずである 天国から皆さんを優しく見守っているはずである(笑) 日本車は、燃費を稼ぐために、零戦の伝統を引いていて(笑)、装甲が薄いのである だから、丸めたティッシュペーパーになってしまうのである ~~~~~~~~~ それから、炎熱の地では、少し駐車していると、ハンドルが熱くて握れなくなる だから、新聞紙をかぶせたりする ボンネットで、目玉焼きが出来るというのは本当である ただ、実行したことはない ~~~~~~~~~ 私の海外経験は、戦時中のベトナムから始まって、次はインドネシアだった インドネシアで石油掘削をしていた米国の石油掘削リグに掘削し機材を売る石油基地 その合弁会社の日本人担当者として赴任した ある日、スマトラの石油輸出基地へ出張した ジャカルタから、スマトラの空港に到着したら、豪雨と雷鳴がひらめいていた その空港から100キロほど離れた、石油輸出基地へは、エアバスと呼ばれた超小型機に乗る 実際に小型バスのような車体をしている機体である とても飛行可能と思えないような天候なのに、悪いことに(笑)、エアバスは飛び立った 機内には、折りたたみ式の(笑)ボロボロの座席が10ほどある その座席を引きおこして座ろうとしたら、足下の部分に穴が開いていて、下界が見える(笑) 結局、散々天候に翻弄されて、目的地に何とか到着したが、心臓に悪いフライトだった 以降、悪天候の時には、車で、陸路、基地に、向かった この道路が問題なのである この道路は、石油掘削の現場から、石油輸出基地まで、パイプラインが引かれているのだが、そのパイプラインに沿って作られた道路である スマトラのジャングルを切り開いて通したパイプラインと道路である 悪天候だと、この道路がスリップする この道路は、ところどころ、深い渓谷に沿って走っていて、スリップすれば、千尋の谷底である 現に、谷底で、静かに眠っている(笑)横転したトラックが見えたこともある ここは俗に「オイルロード」と呼ばれる恐怖の、特に天候が悪い場合、道路である ただ、こんな道路にも、三十分に一軒ぐらい、道路脇に藁葺きの小屋があって、ジュースや椰子の実などを売る雑貨店がある 車を止めて、店でジュースを飲むとホッとする 太古の森の中の現代文明である(笑) 石油輸出基地には、何度か滞在した 石油ビジネス以外にも、送電線プロジェクトを計画していたから、その調査である ただし、その地域は swampy 湿地で、それも極端な湿地で、昼間駐車していたトラックが、翌朝は消えていたという土地である つまり、湿地に飲み込まれたのである だから、送電線と言っても、電柱を立てるのが大変である そんなことは、どうでもいいか(笑) その地の宿舎で昼寝をしていた時のことである ふと昼寝から目を覚ましてみると、頭にアリが一杯である 頭に塗っていた大島椿の椿油がアリの大好物で、大宴会の最中だったらしい(笑) 私は、その頃、頭髪が薄くなるのではないか?と言う強迫観念にとらわれて(おかげさまで頭髪は今も無事だが)(笑)頭髪にいいという伝統の(笑)椿油を塗っていた時期なのである 同じ宿舎の同僚も頭髪に不安を抱いている人間だったが(笑)、彼はジョンソンのベビーオイルを愛用していて、アリにはたかられなかった ベビーオイルは、鉱物オイルなので、アリにとっては猫またぎなのである そんなことは、どうでもいいか(笑) その基地での、ある休日、同僚と「スッポン釣り」に出かけた スマトラにも川が流れている その川の一つに、化け物のように大きなスッポンが住んでいるというのである 以前に、そのスッポンをつり上げたら、何十人文もあったというのである スッポンが、ある効用を持っているというのは男性なら皆知っている話しである 私は、そんな効用は不要な年代だったが、好奇心のために釣りに加わった 用意するのは、ロープと太い針金で作った手のひらほどの大きさのある釣り針と、エサになるニワトリのモモ肉である 釣果のために、大きなバケツも 車でジャングルの中を約1時間 腐食葉で黒い川に架かった橋の上から糸?(笑)を下ろす 30分ほどして、大きな引きがあった スッポンがかかって、頭が川面に出てきた 頭だけでも、小さな鍋ほどある大きさである 急いで河原に降りて、綱引きである ところが、水中にいるのに、スッポンの方が強いのである 二人がかりでも引き寄せられない 川面に出した鼻面から、「フー フー」という荒い息を吐きならが抵抗する 結局、糸ならぬロープを切られて、釣果なしの帰宅となった 「せっかくの効用が・・・」 効用は不要だったのでは?(笑) ~~~~~~~~~ 話しが飛んでいるが、たまにはこ~ゆ~のもいいか ラマダンについても書こう ーー 続く ーー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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そうか、街灯なしでたまにラクダが侵入って、恐いですねえ。自車のライト以外まっくらな道って、そういえば経験ないみたい。。
男性の二大悩み事。頭髪と精力について、alexさんでも若い頃でも気にしたことあるのですねえ。^^ 万国共通なのは精力の方でしょうが、スッポンがよいという認識も共通でしょうか? …しっかし、そんな大物釣っちゃったら、当時なら逆にどうしようもなかったのでは?手軽な発散場所あったのですか?(よけいなお世話でしょうが。。 爆!) (2010.08.20 03:35:18)
ずいぶんワイルドな経験をなさってますねぇ!
昨日、インターネット接続の不自由なところ (E-mobile のカバーエリアのはずなのに) から帰ってきて、楽しみに読んでおります。 (2010.08.20 11:17:58)
男の仕事にはかなわないなーと思います。
亡父は中東の仕事もしていました。日本にいて時々出張するだけなのですが、思い出といったら6畳敷きの絨毯をおみやげに背負って帰ってきて大熱を出して寝込み、「ばっかみたい」と思ったとか、得体の知れないトルコ石をわたしが貰ったり、そんなことばかり。 儲からなかったはききましたが(笑) 現場を行ったりきたりしたでしょうにそんな話は何も知ろうとしませんでしたよ。40年も前の話ですが。 (2010.08.20 12:41:12)
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