カテゴリ:🔴 D 【災害・温暖化・地震】
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あなたは水没? 自宅をシュミレーター・ソフトで調べよう 今回の東日本大震災では、思わぬ奥地や山地にまで津波が押し寄せて大被害を与えた 今まで地震被害と言えば、建物崩壊だけを考えてきたが、これからは津波も考慮しなければいけなくなった いや、むしろ、地震より津波の方が恐ろしいかも知れない と言うのも 地震では全員死亡とは限らないが、津波にさらわれれば、まず全員死亡である 地震では、家屋が崩壊しても、火事にならない限り、多少は破壊されながらも、少なくとも内部のものは残る しかし、津波はすべてをさらって行く あとには、何も残らない! ただ、地震は、ところ構わず襲来するが、津波は、地形的に特殊な地域を除いて、原則として、一定以下の海抜の地域しか襲わない 地震に弱い地形というものはある 昔は川や沼や湖だったという地形や、傾斜地など、地盤の弱いところは危ない しかし、津波に対しては、ひたすら「海抜」というものが「頼り」だと思う 私が、こういうことを考えたのも、こういう記事を読んでショックを受けたからだ ―――― ◇ ―――― ◆ 地球の表面を覆う岩石の層(プレート)の境界線が集中するこの国では、その一つの南海トラフを震源域として、東海、東南海、南海の3巨大地震が同時に、あるいは数時間から数年のずれで発生し続けてきた。 (中略) もし今、3地震が個別に、あるいは同時に襲来したら何が起こるのか。 「南海地震がM9・0規模だと、大阪湾を5・5メートルの津波が襲い、ほぼ大阪府全域が水没します。 大阪城がある上町台地の一部だけが、岬のように水面上に残る」と河田教授。 ―――― ◇ ―――― オイオイ! ほぼ大阪府全域が水没?? びっくり仰天した私だが、すぐに疑問が・・・ ほぼ大阪府全域が水没・・・というが、海抜はどうなんだ? 大阪平野というものは海抜が低い 河内平野など、昔は河内湾だったというし、上町台地を除いて、もとは海だったらしい と言っても、それは市内や南大阪の話で(と言うか、余りよく知らない)、私の住んでいる北大阪の阪急宝塚線・今津線沿線は背後に箕面山系や六甲山系などの低山が連なっている だから、大丈夫かな?とは思ったが、それでも気になる なにしろ、東日本大震災の津波の記憶は強烈である 凶悪な津波にさらわれる私の姿が脳裏に浮かぶ そこで、我が家(マンション2階)の海抜を調べようと思った とりあえず市役所に等高線の資料はあるだろうが、折悪しく週末である それならば、ネットである ● やはり、そういうサイトはある ↓ このサイトである 私の居住地域をズームアップすると、見事に、地図と航空写真で、我が家が(と言ってもマンションだが)が浮かび上がる 航空写真で確認出来るとは、私のマンションも社会的なステイタスが素晴らしい(オイオイ) そこで左上の「SEA LEVEL」と言うスイッチにバーチャルな津波・洪水の水位計(つまり、海抜)があるので、それを操作する 「南海地震がM9・0規模だと、大阪湾を5・5メートルの津波が襲い」 と言うことだが、これは、南海地震単独の場合である 東海、東南海、南海の3巨大地震が同時に、あるいはずれて発生すれば、津波の高さは2倍以上にもなると言う 安全係数を見ておこう 5.5メートルの三倍で試算すると、16.5メートルである まあ、このへんか? それにしても、わたしのマンションの前は川である ただ、堤防はずいぶん高く作ってあるしコンクリートの護岸で丈夫そうである この川を、津波が、アマゾンや中国黄河の大逆流みたいに押し寄せてくる図を想像すると、ゾッとする しかし、まさかここまでは・・・ ―――― ◇ ―――― まず、そこまでは必要無いのだが、最大の50メートルにしてみる うわ~~!! 我が家のみならず、この高級住宅街(笑)は、一面、ブルーの色で水面下になる これでは、半魚人にでもならないと生きて行けない 40M/30Mと、徐々に水位を下げて行く 30メートルになると、我が高級マンションは、ギリギリ水没という境界線にある あと、ほんの10メートル移動すれば、大丈夫なのに・・・ う~~ん! しかし、考えてみると、我がマンションは、川沿いで、川の堤防に乗っている形であって、廻りの土地より数メートルは小高い それに、私の階は2階である 1階にくらべて、3~4メートルは高いだろう 1階の住人には悪いが、2階さえ水没しなければいいのである だから、ここは、水没から逃れたものと、認定してしまった これで一安心である(笑) ダチョウを笑えない私である 次のパラメーターは、20メートルである これはもちろん、難なくクリアー 安心!安心! もともとは、南海地震単独なら、5.5Mでいいのだ ―――― ◇ ―――― それにしても、大阪湾を5.5メートルの津波・・・ 大阪市内など、完全水没なのではないか? 3連動巨大地震だと、水位も倍なのか? それなら、なおさら広範囲な水没になる このSEA LEVELでは、5.5メートルは無いので、6メートルとしてみると、大阪市内をはじめ全滅である わずかに梅田近辺が残り、その南の上町台地も水没を逃れる 大阪の地下街はほぼ完全に水没するだろう これは恐ろしいことになる 大阪という街の機能が、中小企業が、全滅である 水都大阪だけに、被害は壊滅的だ これが、日本の運命なのかと、声もない まあ、今、私が言ってもしかたがないことだが ―――― ◇ ―――― 同じ事を、やはり6メートルで、東京でやってみた 東京湾は水深が浅く、津波の水位は高くならない、だから津波はそれほど怖くない・・・という話を聞いたが、とりあえず 東京の場合は、6メートルだと、西半分は助かるが、下町を中心とする東半分とそれから以北、埼玉に至るまでが全滅である ―――― ◇ ―――― みなさんも、自分が水没組か?高所安全組か? 調べてはいかがだろうか? 私の場合は大阪府だが、地域によって、地形によって、地震の規模によって、水位は違うだろう もし水没組なら、いそいで半魚人になる手術を受けるとか・・・方法はあると思う 勝ち誇って、あまり冗談を書くと殴られそうなので、このへんで・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ひよこ7444さん
>婚家はなんと40メートルでも水没しない。。 > >私の今住んでるところは20メートルで水没。 > >ううむ、、半魚人か。。 ----- 20メートルというのは、微妙なところですね どうせ、長くは住まないでしょうから、大丈夫ですね (2011.05.17 07:56:33)
津波高さっていうのは海面が上昇する高さです
実際には水平方向の運動量をもっているので津波は遡上しますし、陸上のモノに乗り上げれば山なりになります。 個別の被害を見積もるならば、津波高さではなく、遡上高さを調べないと意味がありません。 とくに川沿いなら、ほとんどエネルギーを失わずに遡上するので、『最大遡上高さ』に近いでしょう。 (2012.05.25 19:53:39)
やまめさん
>津波高さっていうのは海面が上昇する高さです >実際には水平方向の運動量をもっているので津波は遡上しますし、陸上のモノに乗り上げれば山なりになります。 >個別の被害を見積もるならば、津波高さではなく、遡上高さを調べないと意味がありません。 >とくに川沿いなら、ほとんどエネルギーを失わずに遡上するので、『最大遡上高さ』に近いでしょう。 ----- コメント、ありがとうございました そう言えば、そうですね 静かに、均等に、潮が満ちるように津波が押し寄せてくるわけではない 勉強になりました (2012.05.26 02:35:50)
確かに
遡上高というポイントもある それには気が付かなかった ただし それは、主に、河川の周辺に住む住民が頭に入れていくべき限定条件だと思う さらに 日本の河川は,水量が少ないものが多い 大河というものは少ない 水量の少ない細く浅い川に津波が遡上しても,被害は限定的だと思う 津波というものの本質は水量だからだ 河川を遡上するという条件から 水量は,はじめから限定的になる さらに 小さな河川が津波の遡上を運んで溢れても,被害は,小範囲の周辺に限定されると思う さらに 日本の河川は,急流が多い 急流と言う事は,上流は,海抜が高い、ということになる 遡上には,限界があるわけで その意味でも,特に中流・上流では,被害は,非常に限定的になるのでは無いか? ただ 河川というものは 津波の水を引き込み誘導する その事には変わりがない (2017.06.06 05:17:27)
ただ
津波被害を巨視的に見るのと 個々に,地域、特殊条件で見るのとは別だろう 海抜以外にも 土地の起伏もあり 障害物の存在もあり 防波堤や、湾の形状 と言う条件もある 海抜というくくりで一般化するのが危険な事はいうまでも無い (2017.06.06 05:20:27)
河川遡上についてググってみた
ーーーー 津波の河川遡上とは カテゴリ: 津波 読み: つなみのかせんそじょう 津波の河川遡上とは、津波が陸地に来襲するとき、河口や運河・水路から入り、河川や運河・水路に沿って遡上して内陸深くまで進み、河岸堤防を越えて市街地や田畑に浸水することを言う。 河川を遡上する津波は伝播速度が速く、海岸から津波が来ると思い込んでいると、津波が先回りして内陸部で堤防を超えて市街地に浸入することがあり得る。後ろから津波に不意を突かれるという危険な状況も起こり得るので要注意だ。 東日本大震災では、津波の遡上は、陸上浸水域に比べて海岸線からの遡上距離が2倍程度にも及び(北上川では堤防の堤頂面を2m超える津波が河口から約50km遡上)、市街地内や田畑に浸水した。また河口部で橋が落ちたり、堤防が破られる事例が多かった。 津波の河川遡上による被害は、砂洲やラグーン(浅い湖沼)などの河口地形・環境の破壊をはじめ、堤防・護岸の損傷、水門・堤防からの越流、内陸部の浸水などがある。 地域によっては、津波が船舶や木材等の漂流物を巻き込みながら河川を遡上する場合もあり、これら漂流物が橋に衝突して落橋や橋桁の損傷といった被害をもたらし、さらに橋を利用する自動車や鉄道への2次的被害を引き起こす。また、田畑への津波浸水による農地の塩害も復旧に長期間を要する被害となる。 通常の河川構造物の設計や防災対策はそもそも、洪水等の流水が上流から下流方向に作用する場合を考慮して設計されているため、通常の川の流れと逆方向となる津波の河川遡上は想定していない。東日本大震災での津波は千年に一度の大規模なものであったことから、南海トラフ巨大地震などを想定して津波の河川遡上対策はむずかしいところがある。 人命にかかわるもっとも重要な防災対策として、ハード面に加えて、正しい避難情報の発信がある。冒頭述べたが、一般的に私たちは、津波は海岸から内陸に押し寄せると思い込んでおり、津波が河川を遡上して堤防を越流して内陸部に流れ込む状況、端的に言えば、海岸と逆方向の後ろから津波が襲うことがあり得ることを理解している人は少ない。 津波避難の標語に「少しでも速く、高く、遠くへ避難」があるが、河川遡上を考慮するとき、“遠くへ”は必ずしも正しくはない。「海岸や河川から遠くへ」が正しいことになる。 (2018.06.23 14:50:52)
nan********さん
2011/4/1417:01:54 . 地震で津波が来たら、海岸から何キロ内陸まで来ますか? 仮に津波の高さ10メートルとして、 10メートルの波が乗り越えられない防波堤や山等にぶつかるまで、どんどん内陸に行く途中で弱ってしまうと思うのですが、たいした障害物がない場合、実際は内陸どれ位まで行きますか? あと、川を逆流する場合、どれ位逆流しますか? 説明する場合に、仮に、川幅何メートルで水量どれ位の場合の様な、仮定をしてもいいです。 高い堤防を作っても、川にも高い堤防を作らないと意味ない気分にもなりますが、どうなんでしょうか。 どれくらい内陸まで危険なのか教えて下さい。 ベストアンサーに選ばれた回答 yas********さん . 2011/4/1420:20:56 . おおよそですが、10メートルの高さの津波は平坦な土地を10キロメートルくらい内陸まで進みます。 津波の高さが1メートル高くなると、1キロメートル浸水範囲が内陸へ広がる割合です。 3.11の大津波では、石巻市の北上川と旧北上川で、河口から16キロメートル上流まで津波がさかのぼりました。 両岸の堤防を越えて低地にも水があふれ、農地や住宅、それに小学校(河口から5キロ上流)を襲って大惨事となりました。 http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2011/03/0324ookawa/ (2018.06.23 15:03:42)
考えてみれば
私のマンションの所在地は 大阪湾から、約20KMもある それほど大きな川でもないし まあ、大丈夫だろう 昔は、海に近い場所に住む というのは夢だったが 南海トラフの津波を考えると恐ろしい 特に、太平洋側はそうである (2018.06.23 15:21:31)
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