【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2011/09/05(月)21:57

なでしこ オーストラリア戦

V 【過去ログ 迫田さおり選手 その1】(187)

いよいよ、今日、午後4時から、なでしこのオーストラリア戦である 私は、ザックジャパンのワールドカップ第三次予選の通過に関しては、大丈夫だと思う 予選通過枠は2チームで、これを争う相手は ◎ 北朝鮮 ◎ ウズベキスタン ◎ タジキスタン である まず、北朝鮮にはホームで勝利した この試合内容から、アウェイでの勝利も大丈夫である見通しがついた 明日の、ウズベキスタンがちょっと強敵だし、アウェイだが、力量的には負ける相手ではない 最悪、引き分けても、負けても、2枠には入れる というのも、強敵シリアの失格によって急遽、代役となったタジキスタンが、あまり知られていないチームだが、FIFAランキングから判断すれば、楽勝の相手であるからである 順調に行けば、全勝での通過と見積もってもよい        ―――― なでしこ ―――― しかし・・・、なでしこの方が心配である 競争相手の5チームを検証してみると タイはもっとも格下で、なでしこが勝利したが、今日の試合あたりで脱落するだろう 中国も、タイに次ぐ格下で、2枠獲得の競争相手ではない 韓国も、日本に一敗しており、加えて中国と引き分けており、勝ち点的にビハインドである とすると、2枠を争うライバルは、オーストラリアと北朝鮮である この相手に、大ピンチと言うほどでもないのだが、最悪のケースも、可能性としてはあり得る その最悪のケースとはライバルの ◎ 今日のオーストラリア戦に負ける ◎ 次の北朝鮮戦にも負ける そうなると危ない 今日のオーストラリア戦と、北朝鮮戦での見通しはどうか? 考察するに値する要因は下記である ◆ なでしこはワールドカップ優勝という想定外(笑)の結果として、帰国後のスケジュールが超過密となって、パスサッカーに必要な走り込みが出来ず、今回の予選ではスタミナ不足で本来のパスサッカーが出来ないでいる 今のなでしこを、ワールドカップで元気いっぱいに走り回ったなでしこと同じチームだと思うと間違いである そこへ行くと、他国のチームは、この五輪予選一本に絞った調整をしてきたはずである なでしこには、そういう不利がある 本当は、特例として、日本サッカー協会が、なでしこリーグをキャンセルまたは延期してやればよかったのだが、今それを言ってもしかたがない 特に、前回の韓国チームなど、それこそ、なでしことの対戦一本に絞って、準備をしてきたはずである それでも、韓国はなでしこ側のミスによる一点しか取れなかった あのミスがなければ、本来は、なでしこの楽勝である ネット上でうるさく言われる「韓国の方が強かった」などと言う意見は、無視して結構(笑) ◆ 北朝鮮はオーストラリアに勝利している相手である ただし、選手登録にミスがあり、5選手が失格となっている ◆ オーストラリアは、先ほどのワールドカップで、日本がパスサッカーで翻弄した相手であるスエーデンに3-1? 3-0?で敗北している つまり、ワールドカップの時点では、日本が優勢であったはず ◆ オーストラリアは、第二戦のタイとの試合で、主力を休ませており、体力面で有利である ◆ オーストラリアは、すでに北朝鮮に想定外の敗戦をしていて、もう、一敗も出来ない なでしこ戦では、必勝を期して攻めてくるだろう とすれば、なでしことしては、点を入れられるリスクがあると同時に、オーストラリアの守備が薄くなるというチャンスもあると言う事になる オーストラリア vs 北朝鮮戦の様子がわからないので両チームの実力のほどは不明 ただ、私独自の見方だが、もうひとつ、大きな要因がある ◆ 北朝鮮は、5名ものメンバー落ちがあるにもかかわらず、オーストラリアに勝ち、中国と引き分けていて、あまり戦力が落ちていない様に思われている しかし、私は、この5名のレギュラー・メンバーの欠落が、北朝鮮チームの選手層を非常に薄くしてしまっていて、選手の交代はあまり出来ていないはず その結果として、この過密試合日程の中の連戦の中で、そろそろスタミナ面の問題が生じてくると見ている ノーマルな状態での戦力比較が、今回はできない というのも、今回のこの予選には特殊要因があり、それはこの超過密な試合日程である 言い換えれば、本来の実力以上に、フィジカルなコンディション、スタミナの戦いである その意味で、北朝鮮の今日の相手、多分、韓国だと思うが、韓国には負けるのではないか? 韓国は、なでしこに勝つ要素はなかったが、なかなかの力量を見せた 本来の戦力が互角でも、こういう条件下では、韓国の方が有利ではないか? やや希望的観測なのだが、もしそうなれば、なでしことしてはありがたい        ―――― 続く ―――― このオーストラリアの試合を、私は、見たことが無いのだが、そのチームスタイルのだいたいの見当はつく 男子のオーストラリアと同様に ◎ 長身で体格に優れ、高さがある ◎ スピードがある ◎ シュート力がある この辺では無かろうか? つまり、なでしこがワールドカップで対戦した ◎ 米国(決勝) ◎ スエーデン(準決勝) ◎ ドイツ(準々決勝) ◎ 英国(予選) ◎ ニュージーランド(予選) こう言うチームと同形である 上記のチームの内、なでしこが負けたのは、予選での英国チームだけである その他には苦戦したが、スエーデンには、パスワークで相手を翻弄して勝っている そのスエーデンが、このオーストラリアには3-1?ぐらいで勝っている とすれば、楽勝のはずだが・・・ ただ、英国に対する敗戦はまずかった 体格に於いて優れる英国にしっかりとプレスをかけられ、得意のパス回しが出来なかった その上で、カウンターで得点された 攻め急ぐことなく、先ずは、後ろでボールを回してペースを握る・・・という試合いをすればよかった 私は、オーストラリアに対しても、こう言う試合をして欲しい 機を見て、サイドから攻める、または宮間選手のキラークロスで攻撃のきっかけを作る・・・などしてほしい 解説の大竹さんの意見では、オーストラリアのDFは、あまりスピードも無く、割られやすいという 試合の経緯は分からないが、北朝鮮には負けているし、あのタイに、ミスだとは言うが一点を失っている それほど堅守のDFでは無さそうである だから私は、なでしこなら、2・3点は取れるのではないかと思う なでしこの守備であるが、体格のいいオーストラリアにはシュート力があるから、出来るだけDFをあげる守備をして、シュートのバッテリーリミット(射程距離)を遠ざける方がいい 引いて守らない方がいい NHKの解説に、初めて池田さんという元なでしこの人が出演したが、大竹さんと違って言葉が少なくて、全くコメントが参考にならない 失格        ―――― 点数予想 ―――― オーストラリアの試合を見てもいないで点数予想もおかしいが、あえて・・・ 2-0で、なでしこの勝利 ネットでは悲観論が横行しているが、私は韓国戦の反省で修正したなでしこの力を信じている 問題は、スタミナだけだ 注目のポイントは ◆ なでしこの先発FWのメンバー 果たして川澄選手の三試合連続先発はあるか? 永里・丸山・安藤・高瀬 誰が先発か? ◆ なでしこのスタミナがどうか?        ―――― 試合開始 ―――― 驚いたことに川澄が出場 永里、絶好機を二度外す なでしこ、ボール回しよし オーストラリアに得点される気がしない 前半終了 ネットでは悲観論ばかりだったが、私の言うとおりになってるじゃないか(笑) 韓国戦では初出場で動きがもうひとつだった阪口選手の動きが切れてきた 他の選手のスタミナも so far 大丈夫そうだ 鮫島・近賀の両SBの上がりが少ないが オーストラリアは、ロングキックだけで、なでしこのボール回しの前に、前に出ることが出来なくなってきた やはり、なでしこが相手にしなかったスエーデンに負けているチームだ なでしこの調子さえ普通なら、負ける相手ではない 宮間選手、いつもより前に出てクロスをあげている なぜなのか?よくわからないが、オーストラリアの足が止まっている 選手交代を徹底して、タイ戦では、控えを出していたはずなのだが        ―――― 勝利 ―――― 1-0でなでしこの勝ち(笑) 私の予想は2-0だったが・・・ 実際、前半、絶好のチャンスを逃しすぎだから、私の予想が当たったといっても過言ではない(笑) ポストの永里 機敏なストライカーの川澄 結果的に、このコンビでの決勝点だった それにしても、川澄のスタミナには恐れ入る なでしこは、この試合で、ようやく、からだが切れてきた 安藤は、相変わらず、結果を出せない 永里が先に出してしまった(笑) 大野も全く目立たなかった インタビュー 川澄・・・頭がいい 熊谷・・・意外だが(笑)頭がいい 成績優秀で筑波大だから、あたりまえか まあ、これで山は越えた 後は北朝鮮 今日の南朝鮮対北朝鮮の試合は、3-2で北朝鮮が勝ったらしい あの南朝鮮に2点も入れられた北朝鮮だが、これは不思議ではない 北朝鮮の出場禁止の5名の選手は ◎ GK 1名 ◎ DF 4名 なのだ つまり、みな、守備担当の選手ばかり だからやはり、守備陣の選手層の薄さが露呈したのだろう なでしこなら、少なくとも3点は、取れるだろう なでしこにとって、難しい相手では無さそうだ 最終戦の中国はもちろん これで、なでしこ、全勝でオリンピックへ ワールドカップ優勝の実力は、伊達では無い        ―――― ◇ ―――― 私は、バレーボールとちがってサッカーのネットファンはレベルが高いと書いた それを撤回する(笑) 試合前、ネットでは悲観論ばかりだった ほとんどは、木を見て森を見ずの人間ばかりだった まるでオーストラリアの方が実力が上であるかのごとき、意見が多かった それに、なでしこの技術力をほとんど信用していなかった バカだな~ どこを見ているんだ! このオーストラリアに勝ったスエーデンに、なでしこは、試合をさせなかったのだ なでしこのフィジカルさえもてば、勝てると、どうしてわからないのだろう? そうして、なでしこのフィジカルは、持ち直したのだ 韓国戦後にも、「韓国にも負けていた」、「韓国の方が上だった」とか、バカな意見が大半だった サッカーの知識は経験者などが多くて、いっぱい持っているのだろうが、本質を見抜けないものばかりだ なるほど、なでしこは、後半、韓国にタジタジとなったが、熊谷が滑ってボールを奪われることがなければ楽勝だったはず それに、チ・ソヨン?のシュートも出来すぎ あれは運が悪かった 南朝鮮には、いや、韓国には(笑)、なでしこを真似したパス回しまでは出来たが、なでしこが試合開始後に見せた素早い連係プレーや、2点目の同じようなプレーは出来ない レベルが違うのだ これが分かっていない奴が、いろいろと書く そういうのを読んでも害になるだけ なでしこが苦戦したのは、澤・阪口などの初登場となる選手の動きが、初試合故に実践の勘が回復していなかったからというのが大きいし、ちょうど、チーム全体に疲れが出るタイミングだったのだろう 今日の試合では、やや疲労の色はあったが、身体はそれほど重くは見え無かった この連戦に身体がフィットしてきたようだ これ以降の試合は、部分的な選手交代で乗り切れる それにしても、川澄選手、日本のポイントゲッターである 男子の名古屋の玉田選手や、Jリーグ発足当時のアルゼンチンのラモン・ディアス選手の様な俊敏なストライカー その上、無限のスタミナ! 素晴らしい!!! 永里選手も、後半、ようやく、価値ある動きを見せた これで、次の試合も先発だろう ポストプレーとボールキープの出来る彼女の代役を勤めることの出来る選手は,今のなでしこのFWにはいない お決まりだが、やはり、澤選手はすごい! 危ないところには、必ず澤選手が駆けつけて、おまけにミスをしない!

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