【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2014/09/09(火)13:03

2014/09/08  錦織圭

V 【過去ログ 迫田さおり選手 その2】(391)

「日本選手では想像できない」錦織の才能、夢実現の大一番に 2014.9.7 20:19 (1/2ページ)[2020年夏季五輪] 男子シングルス準決勝、ノバク・ジョコビッチ戦でリターンする錦織圭=ニューヨーク(共同) 男子シングルス準決勝、ノバク・ジョコビッチ戦でリターンする錦織圭=ニューヨーク(共同)  日本テニス界の至宝、錦織圭が全米オープン決勝進出を果たし、前人未到の「四大大会制覇」に王手をかけた。男子テニス国別対抗戦(デ杯)日本代表監督の植田実氏は「これまでの日本人選手では想像もできないこと。錦織の才能は、いつ世界を制してもおかしくないレベルに達している」と言い切る。  4回戦では世界ランキング6位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、準々決勝では同4位のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)とランキング上位の選手を打ち破ってきた。いずれも時速210キロを超す高速サーブを武器とする相手を攻略し、4時間を超すフルセットまで戦い抜いた。  準決勝では鉄壁の守備を誇る世界王者ジョコビッチに「(錦織は)攻撃的で、とても素早く多くのボールを得ていた。彼は今、オールラウンドプレーヤーだと思う」と言わしめた。  全米オープンで記録配信を担当する米コンピューター大手IBMの発表によると、準々決勝までの5試合で8強入りした選手の1ポイント当たりの平均移動距離は、錦織の15・88メートルが最も短い。ジョコビッチが17・80メートルだったことを考えれば、効率良くポイントを挙げていることが分かる。  身長178センチ、68キロは、必ずしも世界に対抗できるフィジカルを持ち合わせているとはいえない。しかし植田氏は「ボールに対する反応の速さが世界トップ。相手が構える位置から予測してボールを受ける地点につき、狙い通り正確に打つことができる」と指摘。またトップ選手との対戦では「相手のミス待ちではなく、自分でゲームを作ることができる。精神面でも負けていない」と分析する。  今大会前には右足親指を手術し、出場すら危ぶまれたが「油断をせずに決勝まで行きたい」と責任感をにじませていた日本のエース。いよいよ夢を実現させる大一番に向かう。(青山綾里)    ―――― ◇ ―――― 精度の高いストロークが勝因 日本テニス協会常務理事・福井烈氏 2014.9.7 20:17 [2020年夏季五輪] テニスの全米オープン男子シングルスでジョコビッチを破り決勝進出を決め、跳び上がって喜ぶ錦織圭=6日、ニューヨーク(ゲッティ=共同) テニスの全米オープン男子シングルスでジョコビッチを破り決勝進出を決め、跳び上がって喜ぶ錦織圭=6日、ニューヨーク(ゲッティ=共同)  錦織は緊張するタイプの選手ではない。ガチガチだったのはむしろ世界王者ジョコビッチ。挑戦者としてリラックスしながらコート入りした錦織は、第1セットから躍動感ある好プレーを連発した。  一番の勝因はラリー戦での精度の高いストローク。相手は鉄壁を誇り、左右に振る技術が優れている。ベースラインから下がり乗っかってしまうと体力を奪われるが、錦織は球のコースを読んで早めに切り返し、武器のフォアの好機を逃さなかった。  初の決勝進出を果たした要因の一つ目は、やはり元全仏王者のマイケル・チャン氏をコーチに迎え徹底的な反復練習で基礎技術が上がったことだろう。二つ目は大会前に受けた右足親指の手術。試合に出られるかも分からずいい情報はなかった。しかし、考えてみれば2週間しっかり体を休ませたことで、今大会の激闘を戦い抜く好材料になった。  チリッチは198センチの長身で角度のあるサーブを放つ。昨年左ひざの故障で世界ランキングは落ちたが、最高ランクは9位なので侮れない。両者とも四大大会は初の決勝ということで、メンタル面がどう影響するか大変興味深い。(元五輪代表監督、日本テニス協会常務理事)

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