【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2014/09/18(木)22:30

新戦術「ハイブリッド6」進化のキーマン 迫田さおり

V 【過去ログ 迫田さおり選手 その2】(391)

下記は、バボちゃんネットの記事 ---- 新戦術「ハイブリッド6」進化のキーマン 迫田さおり 2014年09月17日 Photo “ハイブリッド6”の進化に向けてカギを握る迫田。 眞鍋監督も全幅の信頼を寄せる 写真・©Michi ISHIJIMA  「もう一度世界一に挑戦するために、『ハイブリッド6』をステージ1からステージ2に上げていきたい」  まもなく開幕する世界選手権に向けた記者会見で、全日本女子の眞鍋政義監督はこう宣言した。  8月に開催されたワールドグランプリで披露された「ハイブリッド6」は、戦術ありきではなく、現有戦力を最大限にいかすための策だ。眞鍋監督は何年も前から、世界の他の強豪国に比べて日本のミドルブロッカーの得点力が低いことを課題に挙げていた。一方で、ウイングスパイカーには得点力の高い選手が揃っている。特に、レセプションをしないウイングスパイカーには江畑幸子(RCカンヌ)、迫田さおり(東レ)、長岡望悠(久光製薬)らがひしめき合い、1つしかないポジションを争っていた。そこで、ミドルブロッカーの枠を一つ減らし、そこにウイングスパイカーを入れたのが、昨年のグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)で採用した「MB1」だった。  今年はそこにさらに変化を加えた。ウイングスパイカー、ミドルブロッカーというポジションの枠を取り払い、レセプションをするスパイカーを「パスヒッター」、しないスパイカーを「ポイントゲッター」と名付け、ポイントゲッター3人、パスヒッター2人、セッター1人がコートに入る新たな形を採用した。ポイントゲッターは、クイックも打つしサイドからも攻めるという多彩な攻撃参加でコンビのバリエーションを増やす。スパイクでもブロックでもサーブでも、何でもいいから点を取ることがポイントゲッターの最重要課題だ。  「バレーは相手より先に25点取れば勝てるスポーツですから」と指揮官は言う。  その上で、ライト打ちが得意な選手はライトから、レフト打ちが得意な選手はレフトからの攻撃参加が多くなるように、なおかつリベロができるだけレセプションの真ん中に来るようなローテーションを組んだ。  177cmの長身でブロック力のあるセッターの宮下遥(岡山)を、3人の真ん中でブロックに跳ばせたのも、「セッターはサイドでブロックに跳ぶもの」という固定観念を打ち破る新戦術の一つの形だ。  その「ハイブリッド6」を、ステージ1からステージ2に引き上げるためのキーマンとなるのが、迫田さおりである。  今年は7月の初めに肩の違和感を感じ、ワールドグランプリのメンバーから外れたが、世界選手権を前に満を持して復帰した。  眞鍋監督は、「迫田がいるといないとでは、チームがまったく別のチームになる」と、迫田の復帰を歓迎する。その言葉は、迫田の最大の武器であるバックアタックが、チームに与える影響の大きさを物語っている。  迫田は、前衛から打つスパイクよりも、バックアタックの方が決定率が高い。「おそらく世界を見ても、こんな選手は迫田の他にいないと思う。そういう意味で彼女の長所を限りなく活かしていきたい」と指揮官は言う。昨年のグラチャンでは、前衛の時にも後ろに下がって助走しバックアタックを打った。  8月のワールドグランプリでは、日本は前衛の攻撃が2枚の時の連続失点が課題だった。そこで重要になるバックアタックの決定率が低かったことが一因だ。しかし、バックアタックを得意とする迫田が入れば、ウィークポイントが一つ解消される可能性がある。例えば迫田がセッター対角に入れば、前衛が2枚の時に、常に迫田のバックアタックが使えることになる。  セッターの中道瞳(東レ)は、「(迫田が入ると)チームとしても変わりますし、私自身にとっても、頼れる場所がまた一つ大きく増えます」と期待と信頼を寄せる。  「今まではエバ(江畑)とミユ(長岡)と3人で一つのポジションを争っていたけど、『その3人が(同時に)入るための新戦術なので、しっかりみんなでポイントを取っていけるよう頑張ろう』と眞鍋さんに言ってもらいました。自分もエバやミユに負けないように頑張りたいと思います」  さわやかにこう意気込みを語る迫田だが、この夏場は焦りとの戦いだった。肩が炎症をおこし水がたまっていたため、しばらくはボール練習ができなかった。ワールドグランプリ予選ラウンドの3週間は全日本から離れ、東レで調整していたが、「あーもう!早く早く早く(治れ)!っていつも思っていました」と振り返る。  ファイナルラウンドで久しぶりに全日本に合流した時には、チームの変化を感じた。  「海外でバレーだけでなく日常もずっと一緒に過ごして、みんなで苦しい場面を乗り越えてきたことで、本当にチームになっているなと感じました」  早く自分もその輪の中に入らなくてはと、また焦った。ファイナルラウンドでは、同じポイントゲッターの長岡が得点を量産するのを、コートの外からじっと見つめた。  焦りが募るたび、「まずはしっかり肩を治すこと。そしてチームの中に入れるように、みんなとしっかりコミュニケーションを取っていこう」と自分に言い聞かせて乗り越えた。  昨年のグラチャンではバックアタックを打ちまくり、ベストスパイカー部門(スパイク決定率)1位となる活躍で貢献した。その迫田に対する監督やチームメイトの信頼は厚いが、本人は危機感でいっぱいだ。  得意のバックアタックはさらにトスを速くしようとしている。また、バックアタックを使いにくい前衛でのラリー中の攻撃力を上げるため、ブロックに跳んでからすばやくクイックに入る動きを、練習中何度も繰り返していた。  「グラチャンの時はその攻撃がほとんどなかったので、今年はそれじゃダメ。それではコートに入れないと思うので」  昨シーズンのヒロインも、今年の「ハイブリッド6」の中に自分の居場所を作ろうと必死だ。  チームが勝つために、そして自分が生き残るために、一人一人がチームに貢献できる武器を増やして、世界一に挑もうとしている。日本だけでなく、あらゆる強豪チームが揃って照準を合わせてくる世界選手権。世界一を決する大会は今月23日に開幕する。 著者プロフィール 米虫 紀子(よねむし のりこ) 大阪府生まれ。大学卒業後、広告会社にコピーライターとして勤務したのち、フリーのスポーツライターに。バレーボール、野球を中心に活動中。『Number』(文藝春秋)、『月刊バレーボール』(日本文化出版)、『プロ野球ai』(日刊スポーツ出版社)などに執筆。著書に『ブラジルバレーを最強にした「人」と「システム」』(東邦出版)。    ―――― ◇ ―――― この記事を書いた、米虫 紀子さんと言う記者 あの、お涙ちょうだい記事の田中夕子より、はるかにベター 私も、若いときに、膝に水がたまった それを、注射器で抜くのだが、神経に障って恐ろしく痛かった あまりいたいので、水抜きは途中でやめてしまった 今でも、膝には、水が、少し、たまっている リオも、同じ事をやったのだろう つまり、リオと私は、同病の間柄なのだ (それがどうした?)(笑) この記事の中の、注目すべきポイントは ・ バックアタックのトスをさらに速くしている ・ クィック練習をしている クィックは、ぜひ見てみたいな 俊敏で、ジャンプ力のあるリオなら、できる

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