【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2015/11/30(月)21:24

メモ 日本語力を活用した英語力向上

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この英語学習法は 大変参考になった    ―――― 記事 ―――― 日本語力を活用した英語力向上 企業活動のグローバル化に伴い、英語を社内公用語としたり、昇進の目安にTOEICの点数を掲げたりする企業が増えている。その是非は別として、仕事で英語力の必要性を痛感しているビジネスマンは多いだろう。 英語を上達させるには、海外で数年生活するのがベターだが、経済的にも時間的にもその余裕がないのが現実だ。その一方で、海外とのやり取りが増えて英語力が不可欠になりつつある。こうした現実的な課題をブレークスルーしようと、大阪観光大学・国際交流学部准教授の池田和弘氏がユニークで新しい学習方法を提言している。 池田氏は、『TOEIC最強の学習法』、『TOEICの英単語こうすれば速く覚えられる! SUPER REPEAT方式』といったベストセラー、ロングセラーを出した実績を持つほか、予備校での教育経験も豊富だ。京都大学卒業後、大阪大学大学院言語文化研究科(修士課程)を修了。産学連携の拠点「阪大フロンティア研究機構」で、ナノテクノロジーを学ぶ大学院生向けに専門分野の英語を指導した経歴を持つ。 池田氏の教育方法を一言でいうならば、 「日本語で覚える英語」だ。 ― ― ― ― ― ― ―  特に海外経験もなく、日本語しかできない人が英語を上達させる時に役立つそうだ。言葉は複雑で巨大なネットワークの中に存在しており、池田氏の理論によると、  いくら英語を覚えても必要な時に、単語や文章が出て来ないのは、日本語のネットワークを使って検索する訓練ができていないからだという。 「日本語で覚える」という意味は、すでに身に付けている言葉を利用して、新しい言葉を学ぼうということだ。池田氏の長年の教育上の経験から、こうした学び方の方が数段効果的で、脱落することも少なくなるという。いわば「学習者に優しい」ということでもある。 たとえば、池田氏が指導する単語学習法はこんな感じだ。 ● 「defective(欠陥のある)製品を完全にeliminate(除去)する。戦後、日本のmanufacturer(製造業者)は、こぞってこの方針をadopt(採用)し、高性能なdurable(耐久性のある)な製品を次々と生み出した」。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 英語にカタカナで読み仮名をうち、 ● こうした文章を繰り返し読むことで単語を覚えていく。 英語と日本語との多少のずれや不自然さは無視する。 ● 核となる意味さえ分かればそれで十分だからだ。 ---- ○ alex99 う~~ん 日本語で英語学習など、インチキだろう、と思っていたが こういうふうに、文章の中に学習すべき英単語を挿入してゆき、意味のある文章の中で 単語の意味を理解して覚える 非常に、理にかなっていると感心した 英単語を孤立して単独で覚えるより、ずっと効率もいいし 一見泥臭いように見えるが、こうして語彙が増えてくると、日本語ネットワークの上に、英語ネットワークが徐々にでき、日本語力を活用した英語力向上に結び付くそうだ。筆者も池田氏の教材でこうして単語を覚えていくと、1週間で250語ほど覚えられた。 ここで、当然ながら文法はどうやって覚えていけばいいのかといった疑問も出るだろう。特に、スピーキングやライティングでは文法を知らないと正しい英語を話したり、書けたりしないという考え方が今でも強いからだ。そのために ● 「文法の学習に走るケースも見られるが、大概、その時点で英語学習から脱落してしまう」 と池田氏は語る。仮に、文法学習が順調に行っても、 ● 実践的な会話では相手の話しに合わせて瞬時の対応が求められ、 ● 相手がしゃべった内容と文法をすり合わせながら理解し、 ● さらに、それに対して文法的に「英作文」して反応する余裕はないからだ。 ---- ○ alex99 これも、納得 私も、初心者に、英文法が大切、中学英語の文法からやり直した方がいい などとアドバイスしたが まあ、中学程度の英文法なら、学習の意味は大きいが それ以上のレベルの英文法をやたらに学習するのも効率が悪いと思った 君子豹変(笑) 英文をそのまま受け入れる訓練とは ― ― ― ― ― ― ― ― ではどうすればいいのか。英文をそのまま受け入れる訓練を繰り返すことが重要になるそうだ。そのことを池田氏は「英語を掴む感覚が大切」と表現する。そもそも文法とは人間が考え出し、意味づけしたものだが、ネイティブスピーカーが喋ったり、書いたりしている時に文法を意識していることはほとんどない。その頭脳の中にあるネイティブの言語のネットワークの中から自然に出てくるものを表現しているに過ぎない。よく考えると、これは日本人が日本語を話す場合も同じだ。実際に、脳はこのような情報処理をしている。だから、非ネイティブは、ネイティブが喋ったり書いたりした英文を、文法によって意味づけして理解する必要はなく、意味づけすれば逆に英語を使いにくくする。 池田氏はこう強調する。 ● 「文法の呪縛から心を解き放たない限り、英語力は向上しない」。 ただ、これは文法を完全に無視するということではない。英語を「外国語」として学ぶこと、専門的には、これをEFL(English as a foreign language)というが、このEFLに即したシンプルな文法の考え方があり、池田氏も独自に極めて簡素な文法システムを開発している。日本の英語学習においてはこれまでは、この観点が見過ごされがちだったという。 そして、「英語を掴む」ために池田氏が重視するのが、 ● 受信と発信を区別して学習することだ。 ここも日本の英語学習では盲点になっている。 最近よく、TOEICで800点を取るような人たちでも、仕事のやり取りでは英語が話せないと指摘されている。 ● 聞き取れても喋れないのだ。 これはリスニング(受信力)とスピーキング(発信力)のギャップを明確に示す例だ。 ● 留学や赴任などによってネイティブスピーカーの英語環境の中で揉まれた場合、このギャップはほとんどなくなるそうだが、 ーーーー ○ alex99 これは、本当だと思う 私は、英単語も英文法も、大した事は無いが しゃべる方(発信力)では、自分のしゃべりたい事を、しゃべれる まあ、語彙の貧弱さはあるにしても、同意語や類語、それに、BASIC ENGLISH 的に 平易な語彙を使って LONG WORD(難しい単語)と同様の機能をもたせるとか そういうことで、切り抜けている ● 国内で英会話を勉強する場合には、このギャップが顕著になるケースが多い。 池田氏の教育方法では、受信力(リスニング)向上のためには、 ● しっかりと「ポーズ」を入れた特殊なスロー音声を使うことにより、確実に聞き取れるように工夫している。 単にスピードを落として聞くのではなく、 ● 英語の音声をしっかり認識する時間を設けるという発想だ。 このようにして ● 音声をしっかり掴み取ることができれば、ネイティブが話す速度にも順応していく そうだ。 ---- ○ alex99 これも同意だな わからない音を、そのままにしておくと、よくない しっかり認識することは、大切だと思う 発音にも、良い影響を与えると思う 発信力(スピーキング)については、 まずは完璧を求めないで、7割できればいい的な発想でリラックスして学習すると効果は上がるそうだ。 また、 ● 語彙だけで正確に伝わるケースも多い そうで、前述したように脳の中にすでにある日本語ネットワークを活用して、日本語→英語の順番で語彙を覚えることも重要になる。 こうすると、覚えた語彙を瞬時に引き出せるようになるからだ。 ---- ○ alex99 私も、最近、英語学習者に 「英語は、格などにうるさくなく  文法が簡易な言語だから  極端に言えば  単語を並べるだけで、ほぼ、発信は、可能  とにかく、語彙を増やす事に集中すべきだ」 と、アドバイスしている それに、ちょっと知的な sophisticated な単語を使うと native speaker が、驚いたような反応を示すのも面白い 非常に教養がある、と、誤解させるのも愉快である(笑) 池田氏は今年2月、語学教育専門の大阪のベンチャー企業と協力し、自身の考えを凝縮させた英会話教材「リッスントーク」を開発した。文字通り、英語が「聞け」て「話せる」ことを表している。 ――ビジネスマンが自分の専門分野での英語力を向上させようと思えば、どうすればいいですか。 「まずは日本語で最新のバックグラウンド知識を得ることが重要です。 日本語で理解できないものは英語では絶対理解できません。 英文と訳を照らし合わせながら、この英語は日本語ではどう訳すのか、 逆にこの日本語は英語ではこういう表現になるのかと考えなら、 常に日本語と照らし合わせて身に付けていくことが肝要かと思います。 特に初心者は、 ● 日本語の新聞記事とそれを英訳した記事を対比しながら読むと、 語彙力が増しますし、使える表現が身に付きます。 ---- ○ alex99 そうだろうな~ 私も、実行すればよかった ● 人間の脳は、意味のあるストーリーの中で新しい事物を覚えるのが得意ですので、 ● 日本語の文章の中に英語を入れて覚えていく方法もとても効果的です」 ● 「話す力を向上させようと思えば、文法を完璧に覚えようとする発想を捨ててください。 長年、英語教育に携わってきましたが、 ● 英語が上達した人の共通項は、文法を手放し、英語そのものを吸収するような学習をした人です。 ● この日本語は英語で一体どう表現するのだろうと気楽に考え、発音や文法が苦手でも積極的に発信する訓練をしていれば英会話力は上達します」 英語を聞く力と話す力には大きな溝 ― ― ― ― ― ― ― ― 池田氏に効果的な英語学習法についてインタビューした。一問一答は以下の通り。 ――英語力を上達するにはどうしたらいいですか。 「間違っても高校の文法書には戻らないでほしい。 難しい言い方になりますが、 ● 言葉の学習は、脳の情報処理の性質と深い関係があります。 ● 脳は、コンピューターと違って単純には規則化できないものでも理解し、処理することができます。 ● 言葉の意味が持つような『ゆれ』や『ゆらぎ』も理解できるのです。 しかし、逆に数学が苦手な人が多いように、 ● 脳はたくさんの規則を覚え、それに従って情報を処理するのは苦手です。 ですから、 ● 文法(規則の体系)に頼って言葉を身に付けようとすると、とても効率が悪く、挫折する上に使えるようにならないのです」 「ネイティブにとっての実用性と、非ネイティブにとっての実用性は違うということも意識すべきでしょう。 米国人は実は文法に鈍感です。 なぜなら文法などについて深く考えないでも日常生活で自然と使えるからです。 また、 言葉にはその国の文化も反映されます。 ○ ネイティブに共通の典型的な表現がありますので、それを学ぶことも重要です」 ――受信力と発信力を区別して教育するのはなぜですか 「それが私の英語教育の原点です。 ● 受信力と発信力は似て非なるものです。 たとえば、ある有名人の感動するような講演を聞いても、それと同じように喋れないのと同じです。 日本人が日本語で聞いた講演でも再現できません。 特に日本語の中で生活してきた人にとって、 英語を聞く力と話す力には大きな溝があると考えるべきです」    ―――― ◇ ―――― ○ 英語が苦手な人必読! 「日本語で覚える英語」があなたを救う!?: ○ 池田和弘・大阪観光大学 国際交流学部准教授 池田和弘氏の英語教育に関するオフィシャルブログ http://kazuhiroikeda.com/ ○ c PRESIDENT Online 池田和弘・大阪観光大学 国際交流学部准教授 池田和弘氏の英語教育に関するオフィシャルブログ http://kazuhiroikeda.com/

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