【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2018/03/05(月)10:54

スポーツ記事 大谷翔平の可能性と課題

V 【過去ログ 迫田さおり選手 その1】(187)

​私本格的にやったことの無いのレベルでは よくわからない事だが ある番組で知ったことだが今の大リーグでは ・最も打たれない球 ・打たれても飛ばない球 それはカーブだそうである 先日のワールドシリーズでも ある投手が重要な局面である強打者相手に 全9球総てカーブを投げて討ち取った 昔、金田正一が得意としていた懸河のドロップ ドロップなる呼び方はもう今なし無くて 今は落ちるカーブで片付けられ 変化球の定義とその種類が増えているようである 大谷翔平は、私と同じで(笑)性格がまっすぐ 球筋もまっすぐなようだが 是非これからは、曲がるボールを持ち玉にしてほしい 頭脳明晰な大谷であるから、出来るだろう ただ、ある変化球を新しく習得すると 正反対な変化球が急に威力の無いものになる そういう事が良くあるようだが そこまで私は責任を持てない(笑)​ ​​スポーツ記事 大谷翔平の可能性と課題 動かないボール」問題をどう克服するのか?​​​ 3/5(月) 5:00配信   THE PAGE大谷は2度目の先発で8奪三振をとったが相手はマイナー。動かないボールをどう克服するのか(写真・アフロ) (中略)   その日ーー2月24日、エンゼルスの大谷翔平が、投手としてメジャーデビューを飾っている。 (中略)   ところがあの日、早々に冷や水が浴びせられている。   初回、先頭のジョナサン・ビアー(ブルワーズ)は、カウントが3-1となって、真っ直ぐに狙いを絞った。 「3-1なら、90%以上の確率で真っ直ぐが、来るから」  3-1で4シーム(ファストボール)が来る確率は、メジャーの場合、年々下がって80%台の前半だが、大谷翔平の日本時代の傾向としては90%以上という。  それを知っていたのかどうかは分からないが、案の定、オープン戦とはいえ、メジャー初登板となった大谷が4シームを投じると、ビラーはそれを捉え、打球はセンターの頭上を超えていった。 「逃すはずがないよ」と言ったのは、結果が出たからこそ、なのかもしれないが、彼は続けてもう一言、気になることを言っている。 「4シームが動かない。きれいな真っ直ぐだ」  大谷の4シームの球筋がきれいなことは、日本でも指摘されていた。2回にレフトへ本塁打を放ったキーオン・ブロクストン(ブルワーズ)も同じことを口にしている。 「本当にきれいなストレートだ。動かない」  昨季、143試合に出場し、20本塁打を放った彼に対し、大谷は3球続けて4シームを投げた。打たれたのは1-1からの3球目。 「あの動かない球を打てなければ、俺達はここにはいない」 .  メジャーでは、4シームでさえ微妙に動く。ナチュラルにカットしたり、シュートしたり。子供の頃から、自己流で投げてきたドミニカ共和国やベネズエラの投手らの球は特に、予測の付かない動きをする。4シームのはずなのに、捕手がポロポロこぼすようなときというのは、よく動いていると捉えていい。  ただ、メジャーではそれが当たり前であり、逆に日本のようなきれいな真っ直ぐを見慣れていない。そこにアドバンテージはないのか。ブロクストンにそう聞いたが、答えは、「ノー」だった。 「動かない球は捉えやすい。手を焼くのは、やはり手元で微妙に動く球だ」  大リーグの中では、大谷とはまるでタイプが違うものの、クレイトン・カーショウ(ドジャース)が、バックスピンの掛かったきれいな4シームを投げる。ブロクストンも、「カーショウの真っ直ぐは、動かない」と話したが、こう続けた。「彼は、ほとんど真っ直ぐを投げない。真っ直ぐに見えるのは、ほとんどがカットボールだ」。  米データサイト「BrooksBaseball.net」などで過去2年のデータを見ると、カーショウは50%近く4シームを投げたことになっているが、それらの大半はカットなのだという。ということは、カーショウも意識的に動かしているのか。  この点については、いくつか解釈が成り立つ。  その一つが錯覚だ。基本的に4シームといっても、ややシュートしている。打者はそうした軌道を見慣れており、きれいなバックスピンの掛かったシュート成分の少ない球を見ると、カットしているように感じることがあるという。それがカーショウのケースにも当てはまるのかどうかは分からないが、可能性の一つではある。  大谷の4シームに関しては、回転数に加え、縦と横の変化量が分かれば、動かないことの正体がわかるかもしれない。それはシーズンに入ってから、回転数など、目に見えない動きの分析を可能とした「Statcast」というシステムのデータを確認しなければ分からないが、厳密に言えば、大谷の球も動いているわけで、動かないように見えるのもまた錯覚。では、どの程度の数値のときに、打者は球動かないと感じるのか。それをたどることは、大谷にとっても、適応においてヒントになるのかもしれない。   ところで、ブロクストンと大谷の4シームの軌道について話している時、ビラーが加わった。 「カーショウはやっぱり、あのカーブがあるから、厄介なんだ」  比率で言えば16.3%程度(2017年)。しかし、 打者は常に意識がそこへいく。球速差は20マイル以上。大谷もデビュー戦で、1球だけ大きなカーブを投げ、難なくストライクを取った。  見逃したブレット・フィリップス(ブルワーズ)は、「あれは予期していなかった。意外だった。バランスを崩そうと思ったのかな」と話したが、メジャーでは今、緩急というよりは、同じような軌道で投げ、できるだけ打者に近いところで変化させ、打者に球種の見極めを難しくさせるピッチトンネルという概念が広まっている。  その点でも意外だったのかもしれないが、今後、大谷がどうカーブを使うのかは、興味深いところ。日本ではあまり投げなかったが、メジャーでは、フライボールバッターに速いカーブが有効ともいわれており、また、カーブを投げられる投手が決して多くないことから、重宝もされる。カウント球にもなるなら、大谷にとってそれは、“使える”球種になるかもしれない。 . さてそうした様々な課題やポテンシャルが見えた初戦を受けての2戦目――。  多くが注目する中、2日にブルワーズとの練習試合(通称Bゲーム)に先発したが、大谷は真っ直ぐをカット気味に動かし、さらに前回はまるで使い物にならなかったスライダーでカウントを取るなど、必要な軌道修正をしてみせた。  大きなカーブも相変わらず効果的。大谷は、「1球でも(ストライク)ゾーンにまとまったボール、カーブを投げたいと思っていた」と話したが、最後、メジャー経験のあるニック・フランクリン(ブルワーズ)は、そのカーブに手が出ず、見逃しの三振を喫している。  1打席目にもスライダーを見送って三振したフランクリンは「まあ、いい投手だ」と笑うしかなかった。エンゼルスのマイク・ソーシア監督も「期待通り」と胸をなでおろした。  もっとも、2戦目に2回2/3を投げて、8三振を奪った大谷本人は慎重だった。 「きょうはたまたまストライクを取ってもらったり、空振りを取ったりしましたけど、相手も変わってどうなるか、分からない」 相手は、全員がマイナーリーガー。メジャーの打者なら、どう適応してくるのか。今回のヒットを許した4本のうち、3本が4シーム。動いているのは一部で、相変わらず4シームを捉えられている。  まだ調整はこれから。可能性を示しつつも課題も少なくないーーそんなオープン戦の出だしとなっている。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)​

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