カテゴリ:🔴 C【中国】 尖閣 台湾有事
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時事通信 北朝鮮要人の電撃的な北京訪問は、外交で手詰まり感を抱えていた中国の習近平指導部に歓迎された。 中朝関係の改善が進めば、中国は北朝鮮への影響力を再び誇示し、米国などをけん制する切り札にするとみられる。 中国は今回の要人訪問に当たり、車列が通る沿道に大量の治安要員を配置し、最大の敬意を払った。断続的な交通管制で発生した市内の渋滞は、「昨年のトランプ米大統領の訪中当時以上」(北京市民)という声が聞かれるほどだった。 最近まで、中国の外交は対米偏重が際立っていた。トランプ大統領の求めに応じ、米本土を脅かす北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止するための国連安保理決議を「完全に履行している」(中国外務省)と繰り返しアピールした。 制裁で中朝貿易は縮小。両国関係は冷え込み、昨年11月に習総書記(国家主席)の特使として訪朝した共産党幹部は金正恩朝鮮労働党委員長に面会できなかった。「中国の非礼に北朝鮮は怒っている」(中朝関係者)という険悪なムードだった。 ところが、トランプ政権は中間選挙を控えてタカ派色を強め、中国を「競合勢力」と位置付けて警戒するばかりか、米中の貿易戦争が現実味を帯びている。さらに米国は南シナ海での「航行の自由作戦」を継続するほか、台湾との高官往来を促進する法律を制定し、中国の猛反発を買っている。 中国は2008年まで北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の議長国として「大国外交」をリードしたが、協議再開の兆しはない。一方で、4月には南北首脳会談、5月末までに米朝の首脳会談が行われる見通しとなり、中国は「蚊帳の外」に置かれた状態だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.28 22:45:32
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