貿易赤字は、はたして悪なのか？

​​プライム・ニュースで リチャード・クー氏が 基本的には自由貿易の立場に立ちながらも トランプの貿易赤字対策を 「（貿易収支の）敗者がこれほど多くてはトランプの言い分ももっとも」 と意外な発言 考えてみればクーさんは台湾系とはいえ米国籍 しかし、だからという事でもないと思うが 私が間違っているのかもしれないが 私は貿易赤字が、即、悪であるという考え方には与しない そもそも貿易赤字とは 必要なもの購買額が多い、ということなのだが 米国民が購入する、例えば中国製品 これは、米国産では太刀打ちできない低価格 だからこれを購入する そこに何の不思議があるのだ？（笑） 必要だから購入 そこですでに完結しているでは無いか？ わかりにくいかもしれないが ニーズが満足されている訳で 反対に、買えなければ不都合が生じるでは無いか？ 買いたいのに、ものが無い それも困るわけで ニーズがあるからこそ大量に購買される事を 相手に責任転嫁することの意味が私にはわからない 自国で生産できないもの 自国で生産するより安価なもの それらは輸入する それだけの話で むしろ感謝すべき事なのでは無いか？ それを、悪と決めつけ 相手国に自国製品の購入を強制 または高額の関税を賦課する これは理不尽なのでは無いか？ 輸入を自己抑制すればいいだけのことでは無いか？ 自国生産できないものを買わせていただ言っている段階で すでにそれがメリットであり すでに WIN WIN だと私は思うのだが 家計簿的に考えてもそうだろう ものを買うのは、そのものに価値があるから買うのである 言い換えれば、価値あるものをその価格で買って入手したわけである 何の不都合があるものか？ これも一種の等価交換なのだ 言い換えれば、輸入は、欲望そのものだとも言える 日本の資源不足による資源輸入は例外として 責めるべきはその欲望なのでは無いか？