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2018.11.24
カテゴリ：🔴 Ｍ 【私自身のこと】
復刻記事 別れた娘へ、刑期を終えて押した「友達になる」ボタン 朝日デジタル 伊藤喜之 2017年5月21日05時00分 復刻記事である 子どもたちは、クリスマスプレゼントで届いたラジコンカーやピアノを喜んだ。 女性は「お父さんっていうか、年上の友達ができたみたいな感じです」と話す＝２０日午後、加藤諒撮影 ２年近くの刑期を終えた男は、最初にスマートフォンが欲しかった。 ブラックリストに載っているのか、正規の店では契約できなかった。身分証を示さなくてもいい店を探し、大阪市内でレンタルのスマホを借りた。 男には、フェイスブックで「友達」になりたい女性がいた。手に入れたスマホにフェイスブックのアプリを入れ、すぐに女性の名前を探した。珍しい名だったから、まもなく見つかった。でも、この日は、それ以上何もできなかった。 １７歳で山口組の傘下組織に入り、傷害などの罪で合わせて約１５年服役した。その後、組から脱退したが、４年前に薬物事件で逮捕された。一昨年暮れに出所し、知人のつてで解体業を始めた。４０歳をすぎ、もう前の生活には戻りたくないと思っていた。 スマホを手に入れて数週間。男は迷ったすえに、女性のフェイスブック画面で「友達になる」のボタンを押した。女性は自分からのリクエストに応えてくれるだろうか……。 数日待ったが、反応はなかった。あきらめて、フェイスブックを開くこともなくなった。 ８カ月後。ふと気づくと、友達リクエストが「承認」されていた。男は、すぐにメッセージを送った。返信がきた。 《あの、私のお父さんですか？》 ◇ 返信を打ち終えた娘は、すぐには信じられない気持ちでいた。生まれてから２０年以上、父親に会った記憶はない。でも、メッセージの主は、たしかに戸籍謄本でみたことがある名前だ。 小学生のころ、授業で親の仕事について調べる宿題が出た。家で「お父さんは何でいないの」と尋ねると、母親は「死んだよ」とだけ答えた。 でも、いつ、なぜ死んだのか。母親は口をつぐんだ。疑って押し入れのアルバムもめくった。父親の写真は１枚もなかった。 母親には新しい交際相手がいた。ある日、同居する男性の足をいたずら半分で蹴ると、強く殴り返された。そばにいた母親も止めてくれない。「お父さんがいれば」。あのとき、泣きながら心の中で願ったことを思い返した。 ◇ 男が娘を抱いた記憶は、１歳のころが最後だ。盗難車の売買に関わった罪で服役すると、刑務所に離婚届が届いた。それから、ちょうど２０年がすぎた。 こんな自分を、娘は許してくれるだろうか。 《ごめんなさい！》 そう返信するのがやっとだった。その返事を待ちきれず、フェイスブックの通話機能を使って、電話をかけた。 通話口で、男は謝罪の言葉を繰り返した。娘はそのたびに「ぜんぜん大丈夫です」と言った。 父親は死んだと聞かされて育ったこと。でも、たぶん生きていると信じていたこと。男も暮らした街の高校に通い、１８歳のときに年上の会社員の男性と結婚したこと。娘はこれまでどう生きてきたかを語った。 昨年１１月、男と娘は西日本の街で会った。母親には内緒にした。 互いに驚いた。男は、娘の容姿もしぐさも、若き日の母親の生き写しだと思った。娘は、父親が思ったより男前で若々しく、何より「優しそうだな」と思った。 「キャキャッ」。子どもの声で、男は我にかえった。娘の手には、３歳と２歳の兄妹の小さな手が握られていた。「ほら、おじいちゃんだよ」。娘が言った。 父娘はその後も、ときどき会っている。昨年のクリスマス。ラジコンカーと電子ピアノのプレゼントが、幼い兄妹に届けられた。 （伊藤喜之）
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alex99さんへ
心暖まる記事ですね。師匠には釈迦に説法ですが、離婚による親子の別れがあるのはもう世界で日本だけと言っても過言ではありません。 日本は単独親権制度ですから離婚のさいかならず親権者を決めないといけません。そこで子どもの奪い合いか押し付け合いとなります。 子ども連れて実家に帰る、不倫相手と結婚したいから、子どもを押し付ける、子どもからすると単独親権の元こういった悲劇が起きます。 養育費の支払い率は30％で面接交渉権の履行率も同じく30％です。言い換えると養育費を払っている親が子どもと会ってるということになります。 世界標準の共同親権制度になれば、離婚しても子どもに対する扶養の義務から逃れられないことになります。こういった社会通念になれば、いわゆる親子関係は切れづらくなるだろうと思います。 共同親権になれば子どもの貧困解消になります。子どもにとってもいいことだと思うのですが、何故か与野党とも単独親権制度を変えようとしません。あの中国でさえ2000年に単独から共同に民法を改正しました。北欧は1930年代です。深刻な少子化問題を抱えているのに何故なんだという思いです。 ただ親権なんて18歳までと民法が改正されましたし、相続権は再婚しようと、養子縁組しようと消えませんから、記事の父親が娘さん親子のために働いていってくれればと思います。 私、親子ものに弱い男です。ぽっぽや、ミセスダウトでは号泣してしまい周りの人から冷たい視線を浴びました(笑) PS 新たに連絡掲示板アップ願いますm(__)m‼️ (2018.11.24 12:47:16)
tckyn3707さんへ
いえ、私は、日本の離婚については 知識皆無です 勉強になります 私の事情だけを申し上げれば 私は、欧州の裁判所で離婚しましたが （欧州では裁判を経ないと離婚できないので） ただし 離婚はしましたが 娘と会えない、などと言うことは一切無かったし 元妻および娘に、普通に会いに行っていました 裁判所の離婚の条件においても 元妻は 「私は貴方を100%信用しているから 養育費の約束は本来、不要なのだけれど 養育費を決めないと離婚できないから 名目だけの養育費を申告してください」 と私に言い 私は裁判所で 養育費として、わずか200ドルだけ申告しました 元妻とは、今も、家族同様で （それなら離婚するなよ！）（笑） 以前、現在の妻と共に彼女たちを訪問し自宅に滞在しました 全く、違和感の無い関係です （それがおかしい、と言われれば、そうかも）（笑） でも、そういう関係もあるのです ただ、欧州にいる娘とは 物理的に、年一度の帰省でしか会えませんが 私は懲役刑を受けたわけでも無く（笑） 引け目はありません（笑） (2018.11.24 13:10:01)
alex99さんへ
南アフリカは養育費払わないと週末収監されます。ブラジルでは有名サッカー選手が養育費未払いで逮捕収監されています。国が養育費取り立てに積極的に関与しますが日本は個人でやるしかありません。また日本の場合は80％が協議離婚なので離婚後のルールについて全てが曖昧です。共同親権の国は親双方と子どもにも弁護士がついて裁判所で事細かにルールを決めます。そうしないと離婚そのものが成立しません。 また子どもを会わせないと児童虐待と観なされ場合によっては逮捕収監される国もあります。 日本は面接交渉権ですが、共同親権の国は子どもの訪問権との解釈です。 また単独親権の弊害として再婚時の養子縁組があります。15歳未満の子どもは親権者と再婚者の同意だけで養子縁組ができます。夫婦別性でないので再婚＝養子縁組のケースとなり非親権者は何一つできません。そしてほとんど親子関係を切られてしまいます。不服として裁判所に申し立てても草葉の陰から見守れという判決になります。 因みに私のところは家内と息子、娘は養子縁組していませんので、家内は父の妻ということになります。 まだまだ弊害があますが今日はこのへんで‼️m(__)m (2018.11.24 20:03:50) |
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