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【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2019.09.16
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カテゴリ:【趣味・遊び】
​​ヒマつぶしの作法 趣味など 東海林さだお氏

私は会社員時代のある時期
東海林さだお氏のエッセイを片っ端から読んでいた
大学の先輩でもあるし(それは関係ないか)
庶民的な脱力系の独特のユーモアが好きだったのである
これはやはり早稲田の感覚だなとも思う
慶応出身のユーモア作家だと
例えば北杜夫氏などもそうかな?
どこかスマートな人間であるとの自意識が強くて気取りが入る
その点、東海林先輩に気取りなどはなから無い
と言うより気取りを否定したところがユーモアの原点のような気がする
まあ、そう言う話は別にして
ヒマと言うものをもてあそぶ感覚が素敵である
以下の文章はどこからピックアップしてきてのか?
記憶が定かで無く引用先も明記できない
でも、いいや

ヒマつぶしの作法 (SB新書)

作者: 東海林さだお
出版社/メーカー: SBクリエイティブ
発売日: 2019/09/06
メディア: 新書
この商品を含むブログを見る
Kindle版もあります。

   ~~~~~
内容(「BOOK」データベースより)

日がな一日ルンバを眺める
コインランドリーで洗濯する
社交ダンスを習う
男の料理に挑戦する
キャバレー・ストリップを体験する
寅さんがいるような旅館に泊まってみる
安宿には外国では泊まったが
これから日本でもやってみたい

うらぶれた電車の音が聞こえてくるような駅前旅館である
ひとりで日本酒をチビチビ飲んでいると
宿の主人が階段を上がってきて
訳ありそうな陰のある美人の女性を連れてきて

「申し訳ないが今晩一晩だけ同室をお願いできないか?
と頼み込んでくる
むろん、​異論があるはずが無い(笑)

その他に

つげ義春が長逗留している貧乏宿(笑)




そんな安宿は、もう消えているかも
​​​


など、オトナのヒマつぶしはやっぱり楽しい!
作家60周年を記念し、ショージ節満載の爆笑ヒマつぶしの作法をこれまでの作品から選りすぐり収録。
いとうせいこうさんとの抱腹絶倒「オトナのヒマつぶし」対談も収録。
   ~~~~~
 そういえば、最近「ヒマだなあ」って思うことがなくなった気がしませんか?
 「ああ、ヒマだ……」と言っている人を見る機会も激減しています。
 みんなが勉強や自分磨きに精を出したり、仕事がものすごく忙しくなった、というよりは、スマートフォンの普及で、「何もやることがないスキマ時間」みたいなものを実感しにくくなりました。
 ボーっと電車の窓から風景を眺めるような風情がなくなって寂しいけれど、だからといって、いまさら、スマホがない世界に戻るのも難しい。
 むしろ、「スマホを持たない旅」のほうが贅沢なのかもしれません。


 東海林さだおさんが「大人のさまざまなヒマつぶし」に挑戦したエッセイを、これまでの作品のなかから集めたものです。
 気がつくと東海林さんのエッセイを手に取っている僕は、半分くらいの作品をどこかで読んだ記憶があるのです。
 収録されているのは1990年代から、いちばん新しいもので2012年に発表されたものなのですが、どこかで読んだことがあるものでも、読む側の僕の年齢や、社会環境が変わっているので、けっこう新鮮な気持ちで読めました。
 ちなみに、いとうせいこうさんとの対談と、エッセイ内に出てきた店や施設の現状(2019年8月現在)も収められています。
 「惜しまれながら閉店」した店も多いのですが、書かれた当時でさえ「懐かしい」感じだった店がまだ営業していたり、会員制だった店が誰でも入れるようになった、など営業形態が変わったりと、「その後」が、けっこう興味深かったのです。
 それにしても、東海林さんの「ヒマつぶし力」というか、「日常を面白く生きる力」って、本当にすごい

 誕生日プレゼントに「日本温泉めぐり」という入浴剤をもらったときの話。
 プレゼントをヒモとくと、中から四つの小袋が出てきた。
 タバコの箱を平べったくしたような袋には、それぞれ「登別の湯」「箱根の湯」「玉造の湯」「別府の湯」と書かれてあって、中に25グラムの粉がはいっている。
 つまり「登別の湯」の粉を一袋、ご家庭内のタカラホーローバスなどに溶かすと、その湯はたちまち登別温泉と同質の温泉に変貌するというしろものなのである。
 濃縮果汁還元の発想というか、農協果汁50%の思想というか、そういう考え方が温泉にも適用されたのである。
 しかしこれは大変便利なものである。
 この四袋を、毎日一袋ずつ使用すれば、
「きょうは登別、あしたは箱根、あさっては別府」
 という夢のような日本縦断温泉めぐりができるのだ。富豪のような豪遊生活が送れるわけなのだ。
 しかも、ご家庭内のタカラホーローバスにはいったままで富豪生活が送れるのである。
 ぼくはただちに富豪生活にはいろうと思った。そしてそこで更に素晴らしいことを思いついたのである。
 きょうは登別、あしたは箱根などとケチなことを考えている場合ではない。なにしろ富豪なのだ。
 登別と箱根と玉造と別府をブレンドして一挙に浴槽に投入し、登別と箱根と玉造と別府温泉にいっぺんに入浴してしまうという恐ろしいような壮大な快挙を思いついたのである。これを豪遊といわずしてなにが豪遊か。


 これだけのことを、こんなに仰々しく、そして面白く書ける人というのは、なかなかいないですよね。
 で、その感想はどうだったかというと……
 ここにその結果は書きませんが、なんとなく尻すぼみになってしまうところが、やっぱり東海林さんだなあ、という感じでした。
 この新書で語りおろしの、いとうせいこうさんとの対談も「ヒマつぶしの達人どうしの真剣(?)勝負」という雰囲気です。

東海林さだお:僕はぬか漬けをやってたことがあったんですよね。キュウリが半日で、大根は2日でとか。で、漬けたら一日中考えてた。だから気配りで言うと、これ、結構なヒマつぶしになります。つまりヒマつぶしなんてなんでもいいんじゃないですか? ぬか漬けでもいいし植物でもいい。
いとうせいこう:ぬか漬けは、20年ぐらい前にみうらじゅんという友人が「いとうさんは必ず漬物の世界にいくからこれを渡しておく」って言って、漬物の本を僕にくれたんです。だけど僕は爪がすぐ割れたりするし、肌が弱いところがあるから、なかなかこれができないんです。じゃあビニールの手袋をはめればいいかと言えばそうじゃなくて。ぬか漬けには自分の手にいる菌が重要だって言うんです。自分の菌がなければ発酵しないから、自分独自の味にならない。だから、結局僕は漬物をやってないんです。
東海林:自分の味なんですかね。
いとう:そうなんです。そうらしいです。
東海林:他の人が混ぜちゃったら違う味になる?
いとう:違うし、美味しくないらしいです。僕らは日頃から自分についている菌を口に入れているので、それが一番、合うそうなんです。人のやつは苦いと感じるとか。
東海林:それは知らなかったです。
いとう:だから「おばあちゃんのぬか漬けが一番美味しい」っていうのは当たり前で、おばあちゃんは自分と同じDNAを持っているからなんですね。
 本当かよ!と言いたくなるのですが、この後、いとうさんの友人であるドミニク・チェンさんという方がつくった、「AIを利用した、車輪付きの壷に入ったぬか漬けが自分で『いい』と思うところに自分で動いていく機械」も紹介されています(その機械の写真も掲載されているのです)。
 
​ 「ヒマつぶしの達人」というのは、
日常を丁寧に生きている人、どこにでもあるものへの解像度が高い人
なのかもしれないな、と思いながら読みました。​

 ​僕が「ヒマじゃなくなった」のは、もしかしたら、雑に生きているから、ではなかろうか。
これは冗談などでは全く無くて
本当の真実(笑)だと思う
​​私は私自身、本当に喫緊の課題をほったらかして
自分が興味を持つ、他人から見ればつまらない事に
に熱中するヒマ人だと思われているだろうな
家内に「あなたはいつもひとりで楽しんでいる」
と言われている
どんなことでも楽しめるのだ
神は細部に宿る
人生は、面白いことばかりだと思う
そう言う意味で、私も解像度の高い人間だ
そう思って間違いは無い(オイオイ)
​​


その他の商事貞夫氏・・・
違った(笑)
東海林さだお氏のエッセイの一例


■ 定年からの男メシの作法 (SB新書)
作者: 東海林さだお
出版社/メーカー: SBクリエイティブ
発売日: 2019/04/30
メディア: Kindle版
この商品を含むブログを見る
タコの丸かじり
作者: 東海林さだお

■ ショージ君のにっぽん拝見
作者: 東海林さだお
出版社/メーカー: 文藝春秋
発売日: 2012/09/20
メディア: Kindle版
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最終更新日  2019.09.16 15:27:23
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