2020/09/20(日)14:58
【過去ログ】 機関車オーナーだった私
--- 過去ログ復刻 ---
本物の機関車のオーナーだった私
ある過去ログの一部を復刻してみることとする
鉄道マニアという人種がいる
鉄道と言っても、蒸気機関車・電車・・・いろいろある
その中でも面白いのは蒸気機関車だろう
機関車と言えば
私には、そこら辺の機関車マニアが裸足で逃げる話がある(笑)私は、本物の機関車オーナーだった事があるのであるこれは、本当である模型の機関車ではない(笑)ただし、蒸気機関車ではなく、ディーゼル機関車だったそれも、日本で、では無く、米国で、である前にも少し書いたが
私は、脱サラした後米国でアントレプレナー(起業)をした会社を設立したのであるこれは、今まで、あまり書かなかった事なのだが
ここで少し書いてみる米国東海岸のある州のある廃業した鉄鋼メーカーの工場をまるごと買ってその敷地と建物をウォーターフロントのコンパウンドにする計画だった
海に近い大きな川の河口に面したその工場はかなり大きくて一周するには、徒歩では無理で、車でまわらなければならなかった構内には、工場の建屋が十数棟あった
その中には、鉄鋼製品を積み出す設備があってそこには、鉄道線の引き込み線が引かれていて
貨物列車が横付け出来るようになっていたその製品積み出し用に、ディーゼル機関車が残置設備の一部として
鎮座していたのであるその機関車は少し古くなって錆も出てはいたがデイーゼル機関車は蒸気機関車ほど精緻な構造ではないよく研究すれば、運転できるかも知れない
私は、そう思って、いつか運転してやろうと思っていた共同経営者である義弟は器用な男で工場の大型ボイラーも再生して現用にしてしまったのだから機関車も整備できるかも知れないプライベイトな土地内の運転だから、免許も要らない(笑)しかし、施設の修理や建設が多忙で機関車を省みる暇はなかったその内に、私が欧州に行っている内に、義弟がこの機関車を処分してしまったその施設では、前のメーカーの膨大な施設・機械類を解体して引き取る専門業者が入っていたから彼らに引き渡したのだろう他にも、惜しい設備があった最も巨大な建屋には、これまた巨大な天井走行クレーンがあったのであるこれに乗って建屋の天井を端から端まで走行させると爽快だったこの建屋は、サッカー場が取れるほどの広さだったからサッカーを上空から見るようなものである河に面した護岸には、やはり積み出し用の JETTY(桟橋)があった
その沖の河の中心部には、古びた小型船が半ば沈没したまま
ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘップバーンンが
映画「アフリカの女王」で乗っていたような
古ぼけた小型の汽船のような風情であった
この河では、近くのブラウン大学のボート部が練習をしていたモーターボートかヨットを買って、ここで船遊びをしようと思っていた----結局、この未来のウォーターフロントは改修が完了したものの米国の住宅ブームがしぼんでしまって初期の目的であるウォーターフロント建設は挫折した代わりに、方向転換して、建屋を倉庫にして、倉庫業に転換した十年ほど、そこで営業をしていたらある時期に大手の住宅メーカーがこの敷地を買って住宅街にしたいというオファーをしてきたそれに応じて、そこを売ったもう、何年前になるかな?これが、私の機関車オーナーとしての経歴である(笑)
したがって、運転席には座ってみたものの
運転歴は無い(笑)