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2021/05/27(木)16:14

なにが「聖火」だ ​​「聖火リレー」はナチスの発明

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​​​​「聖火リレー」の源流はナチス  ​独ジャーナリストの怒り​​​4/12(月) 17:31配信週刊金曜日(本田雅和・編集部、2021年4月2日号)Andreas Singler 1961年生まれ。ドイツ西部マインツ市在住のフリージャーナリスト、日本研究者。90年代からスポーツ大会や原発問題などの取材で何度も訪日。 ​​​「オリンピックの『聖火(sacred fire)リレー』はナチスが命名して始めた行事。​​​​戦争動員のために『祖国への自己犠牲』精神を広めようと象徴的に使われた『聖火』という言葉を今なお使って五輪を宣伝しているのは日本ぐらいだ」​ 五輪の歴史に詳しいドイツ人ジャーナリスト、アンドレアス・シングラー氏(59歳)は、日本のマスコミが一斉に「聖火」報道を始めた3月26日夜、東京からの本誌のZoomインタビューに応じ、「 ​日本の五輪関係者やメディアの無知」に懸念と怒りを表明した。​ シングラー氏によると、 ​ナチス支配下の1936年のベルリン五輪において、ヒトラーの右腕で政権の宣伝相を務めたヨーゼフ・ゲッベルスらによって「聖火」という言葉が初めて使われ、当時のドイツメディアにより広められていったという。​​ 当時の人気大衆週刊誌『Die Woche』などによると、 「オリンピアからベルリンへの聖火」というテーマでナチス官僚らが宣伝文を書き、 「文明の出発点である古代ヘレニズムが約2000年後にドイツ国民社会主義=ナチズムに『真の目的地』を見つけ、オリンピックの炎は『聖なる火』となってトーチリレーでベルリンにもたらされた」などと主張していた。​ 実際にベルリン五輪で初めて、ギリシャで採火された火がバルカン諸国やハンガリー、オーストリアなど7カ国を経由して約3000キロの行程を、3000人以上の走者によって運ばれ、​「ナチスの国威発揚」に貢献したという。​​「しかし、当時も今も正式の呼称は決して『聖火リレー』ではなく、神聖な(sacred)との過剰な意味付けのない『オリンピックの火(fire)または炎(flame)』を運ぶ『トーチリレー』なのです。 この『オリンピックの火』自体は近代五輪では、28年のアムステルダム五輪の際、会場で大会期間中燃やされたのが最初ですが、 この時は、まだ決してナチスに利用されるような『聖火』ではなく、リレーもなかった」とシングラー氏は解説する。​​ ところが、 「近代五輪の父」と言われるフランスのクーベルタン男爵自身がベルリン五輪開催の過程でヒトラーに傾倒し、「聖なる炎」という言葉を使ってナチスを讃えるようになる。 その後、次に予定されていた40年の「東京五輪」(当時の大日本帝国政府は「紀元二千六百年記念行事」として準備)は、日本の中国侵略戦争への突入の中で開催権返上に追い込まれ、「幻の五輪」となるのはご承知の通りだ。​【三島由紀夫も認めていた】​ ​パラリンピックも含めて近代五輪そのものが、レイシズムや植民地主義、能力差別思想=優生思想と切り離せない​と批判する鵜飼哲・一橋大学名誉教授(フランス文学者)は「それでもさすがに64年の前回の東京五輪の際には『聖火リレー』への批判も取り上げられて一定の議論はあった」と指摘する。開会式翌日の『毎日新聞』には三島由紀夫が寄稿し、聖火とリレーを「東洋と西洋を結ぶ火」などとクーベルタン同様に礼賛しつつも、「これがナチスのはじめた行事であるなしにかかわりなく」と、歴史的事実を理解したうえでの留保表現をせざるを得なかった。​ スポーツライターでもあるシングラー氏は「人権と共存する五輪なら歓迎したい」という立場だが、 「2020年東京五輪」だけでなく、この数十年の五輪が、土建企業や巨大広告会社が儲かる利権構造、テロ対策を理由にした監視社会化や野宿者の排除・追い出しなどで、「ますます民主主義への脅威となっている」と批判する。 安倍晋三前首相による、国際五輪委員会(IOC)総会での福島原発事故の「アンダーコントロール」発言も、「明らかなウソとプロパガンダだが、IOC側も安倍さんにそういうウソを期待していた」という構造を強調する。 ​​   ―― 私の意見 ―― ​私も「聖火リレー」には怒りを感じていた もともと近代五輪そのものが金儲けの「スポーツ興行」に過ぎない 「聖」とは、全く何の関係も無いのに まるで神聖なものであるが如く、捏造されていて しかも、聖火ランナーたちが、愚かに感動している(笑) もっと「聖火リレーはナチスドイツの行事」と知らしめよう ​​​

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