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【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

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【英国】での思い出 歴史

2017.04.19
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過去ログ復刻 英国英語の表現法とイングランド人気質
カテゴリ:【英国】での思い出 英国の歴史
2006.03.08

NHK教育テレビでよく見る番組がある。
ピーター・バラカンという人の「Weekend Japanology」という英語番組である。
バカラン氏と、もうひとり英語が堪能な女性が、ゲストを迎えて、テーマについて対談をする。
NHKのサイトでの紹介文がある。
これによると、もともとNHKのワールドサービス用の番組だったようで、今の放映はその再放送の様だ。
       ~~~~~~~~

ジャパノロジー”とは、『日本学』。これまで伝えられてきた紋切り型の「日本人」や「日本文化」の枠を壊し、そこにありながら語られることのなかった「これぞニッポン」を、新しい切り口で世界に発信する、英語と日本語の2か国語番組です。 
テーマは、伝統文化から季節の風物や食、暮らし、そして最新のトレンドまで。
幅広い分野から、国際的に活躍するゲストをスタジオに招き、経験を踏まえた視点で語ってもらいながら、日本の素顔を世界に向けて伝えます。
ピーター・バラカン、菊地真美のコンビでお届けします。
*  日本国内でも教育テレビで去年以降のラインナップから「再放送セレクション」をご覧いただけます。
       ~~~~~~~~
テーマとゲストは、知的で興味深いもので、ちょっと他の番組では取り上げないようなものばかりで、さすがはNHKだという番組だし(私はNHKの味方です)、それだけでも面白いのだが、このバカラン氏と、菊池真美さんという女性が、英国英語をしゃべるのだが、その英国英語が耳に快い。
いまどき英国英語ばかりの番組などめったにないことでもあるし。
ピーター・バラカン氏は、音楽のキャスターとして著名な人らしい。
       ~~~~~~~~
ピーター・バラカンさん(Peter Barakan)
ブロードキャスター。1952年英国ロンドン生まれ。
ロンドン大学日本語学科を卒業。 '74年に来日。
出版関連の仕事を経て、放送界に進出。以来、独自の選曲によるポピュラーミユージックの紹介者として活動。FM放送を中心に、数本のレギュラー番組を通して活躍が続いている。またテレビ「CBSドキュメント」では司会役も勤めている。
       ~~~~~~~~
バラカン氏の父親は、ユダヤ系のポーランド人、母親は、英国とミヤンマーの混血という。
バラカン氏はロンドン大学卒。
オックスフォードやケンブリッジにも日本語科があったが、自分が住んでいるロンドンで大学に通いたかったのでロンドン大学を選んだのだという。
彼の英語は、RP(Received pronunciation)と言われる、南イングランド(ロンドンを含む)のインテリが使うもの。
Oxbridge アクセントに近いように思われる。

ついでだが、おなじNHKの英語番組で、英国英語の女性が二人いる。

一人は、『いまから出直し英語塾』と言う番組でアシスタントをしている女性。
もうひとりが、別の英語番組に出演している。
この後者の彼女は、わずかながら、コックニー的な下町アクセントがある

それはともかく
私としては、この番組における対談におけるバラカン氏の質問や、彼のゲストの不十分な英語への補足などが、知的で、それにいかにも、英国人的なものだから面白い。
英国英語と米国英語は、発音や多少の語彙が違っているだけではなくて、
表現のスタイル、物言い、が異なっている。
英国流表現は、クールで客観的で、過度に?正確であろうとする。
それに、understatement つまり、控えめな表現であって
バラカン氏の話し方は、正にこれであると思う。
それらが、われわれが日頃聞き慣れている直裁でアグレッシヴとも言える米国英語と異なる点であって、
     
  ~~~~~~~~
ネット上で、イングランド人の性格について、検索してみたら下記のようなものがあった。
       ~~~引用~~~~~

まず、FT(FINANCIAL TIMES)紙の週末版に挟まれてくる雑誌[FT magazine](4月2日号)の最終ページにあるコラムでは、”Stale songs and warm ale(陳腐な歌とぬるいエール・ビール)”と題する文章が掲載されました。
イングランド人の特徴(IDENTITY)を考えると、
英国特有のぬるいエール・ビールを飲みながら陳腐な歌を大声でうたう姿くらいしか思い浮かばない、
という皮肉な意味がこめられたタイトルです。
このコラムで興味深かったのは、イングランド人自身が、諸外国(さらに、おそらく、スコットランドやウェールズなど)と違って、イングランド独自の文化を持っていないことを非常に気にしているという点です。
コラムの筆者は、イングランド人に本来備わっている特有の気質(美徳)が控えめな態度であるため、自らの特色を自己顕示的にアピールするような共通の文化が形成されなかったのだと結論づけています。
ちょっと開き直り的な感なきにしもあらずと思いますが。
ちなみに、筆者が列挙しているイングランド人の気質は、以下の通りでした。


Understatement
(控えめな言葉)

dryness
(さりげなさ)

ironic humour
(皮肉をこめたユーモア)

tolerance
(寛容)
coolness under pressure
(困難な状況下での冷静)

pragmatism
(実用主義)

humility
(謙遜)

straight talking
(率直な言葉)
intolerance of pretentious posturing
(これ見よがしの気取った態度に対する嫌悪)

a gentle sense of dissent
(異論への寛大な感覚)

a respect of individual choice
(個人の自由の尊重)

 
これらは、日本でもしばしば指摘される英国人気質ですが、私には本当にそうかどうかは判断つきかねます。
   ―――― alex99 ――――
そうかな~?
私としては、まさにドンピシャ!
正鵠を射ていると思うのだが

さらにshynessと言うものも特質として追加してもいいのでは無いか?
----

ただ、英国人のセルフ・イメージや彼らの価値観を知る上では、参考になるように思いました。

       ~~~~引用終わり~~~~


このイングランド人とは、英国人の中でも、アングロサクソン系のイングランド人を指す。
イングランド人=イングリッシュと共に連合王国を形成するケルト系のウェールズ人・アイルランド人・スコットランド人は、英国人ではあっても、イングリッシュではない。
私は、私のロンドン生活を想い出すに、イングランド人には、上記の特徴が確かに、強くあると思う。
特に、UPPER CLASSのイングランド人においては、である
逆に、敢えて言えば、
LOWER CLASSのイングランド人は、こう言う特質を共有していない、と私は経験的に思うのだが

これは、イングランド人の間に於いても、多重的な民族的な多様性が有って、英国特有の階級を形成しているのでは無かろうか?


そうして、これらの性格が、アメリカ人とイングランド人とが、大いにちがう由縁だと思う。






最終更新日  2017.04.19 11:03:08
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2016.07.02
1カ国語しか話せない人のこと何て言うか知ってる?
 
こう言うジョークがある
 ----
「2カ国語話せるのはバイリンガル、3カ国語はトリリンガル、
 じゃあ1カ国語しか話せない人のこと何て言うか知ってる?」 
「ブリティッシュだよ」 
 ----

 このジョークは、察するところ英国産らしいが
英国の他でよく聞くこのジョークの変形は
「アメリカンだよ」というもの
 
----
 
 このジョークで思い出すことがある
 
昔、欧州にいた頃、ヴァカンスということでイタリアのシチリア島に行った
行ったのはいいが,シチリアの人間は
どうも、アラブの血が混じっていて,しかもイタリアの田舎
愛想が悪い
それに、ヴァカンスに来ている人間も
英語をしゃべる人間が少なくて
話し相手が少なくて,あまり面白くなかった
 
ある日、ドヤドヤっと、到着したグループが英国人らしかった
話しかけてみると,やはりそうだった
 
これはありがたいと思って
早速プールで出て来たグループの一団に話しかけた
「あなた方、イタリア語はどうなんですか?」
 
 私は,大学の第二外国語がスペイン語だった
スペイン語とイタリア語は,大阪弁と名古屋弁みたいなもので(笑) 
 イタリア語は、なんとなくわかるような、わからないような(笑)
ただ、シチリア弁は,標準イタリア語からは、かなり、なまっているようで
とにかく、苦労はしていたのだが、すこしずつしゃべるようにもなってはいた
(今はもう、忘れているが)(念のため)(笑) 
だから、そう、尋ねたのだが
 
すると、私から質問を受けた英国人の中高年の男性は
非常に不愉快な表情を浮かべて
「ノ~!」と吐き捨てた
 
やや驚いて,この男の容貌を観察してみると
とてもインテリというタイプでは無く
頑迷な(笑)労働者階級,のようだった
 
つまり、この労働者階級の男としては
私から「イタリア語はしゃべれるか?』などという質問を受けることは
外国語など,一つもしゃべれない労働者階級の人間として
不愉快なことであった、ことがひとつ
 
それに、 加えて
外国語をしゃべるなどと言うよけいな教養の有無を言う前に
私は、世界に冠たる大英帝国の国民であって
英語という素晴らしい世界語をしゃべれる以上
マイナーなイタリア語などを知っていようが、いまいが
そんな事は問題では、無いだろう
という自負とが
激しく交錯して(笑)
ということだったのだろう
 
その後、私は、それも余計な事だったが
「あなた方のここでの滞在期間は?」
と聞いてしまったのだが
なんと
「一週間だ」と言うことだった
 私は、二週間だったのだから二倍である 
(と威張るのもどうかと思うが)(笑)
 
一週間、これは、欧州人の,英国人だが、のヴァケーションの
期間としては、非常に短い
労働者階級としては,これが精一杯だったのだろう
(労働者諸君をバカにしてはいけないな)
反省!)
 
そう言えば、この労働者諸君の一団は
仲間同士でくつろぐことはあっても
七つの海を制覇した大英帝国の栄光を、固く守っているようで(笑)
ホテル内や海岸で,他の国のグループと親しむ光景を見なかった
 
こう言う頑迷で無知な(オイオイ)
労働者諸君が,今回のEU離脱投票では
離脱に投票したのだろうなと
ふと、昔の事を思いだした
 






最終更新日  2016.07.02 11:33:39
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2016.07.01
今日「ひるおび」でボリス・ジョンソンを取り上げていた

彼とキャメロンは
イートン → オックスフォードという経歴
ジョンソンの方が二年先輩

イートンと言えば,パブリックスクールの中でも
ハーローと並んで、貴族の子弟が通う最高級

オックスフォードと言えば
ケンブリッジと並んで,最高級

つまり
イートン・ハーロー → オックスブリッジ
絵に描いたような英国の超エリートの経歴だ

一度、ウィンザー城を訪問(非公式に)(笑)したとき
眼下にハーローの生徒達があるいているのがみえたが
シルクハットに燕尾服(笑)

同じ中高一貫校と言っても
灘や開成とはちがう世界(笑)

オックスブリッジになると
一般家庭の学生でも入学できるが
イートン+ハーローは、
mondatory ではないが
貴族や名門の子弟が中心
パブリックスクール・アクセントというものがあり
一言話すと,こいつはパブリックスクール出身だな
というのがわかってしまう
私が、シティーで付き合っていた連中はこう言う連中(笑)
やはり、英語がわかりやすいのがいい(笑)
労働者階級と違って反日でもないし

そういう連中が政界やシティーの金融界に進む

----

意外かも知れないが
米国も似たりよったり

パブリックスクールに匹敵する
プレップスクールがあり
ハーバードやイエール大学に進む

成績が悪くとも
親がそこの卒業生で、寄付などをしていると
悠々入学できる
あのブッシュもそのコネで・・・(笑)

プレップスクールの生徒もアクセントがある
私の姪も,小学生から通っていたので
強いプレップ訛りだそうだ

米国映画で,プレップの生徒が出てくるものがある
「ある愛の詩」などもそう







最終更新日  2016.07.01 18:03:46
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2016.06.27
英国の新聞は
階級社会英国をそのまま反映している

インテリ・上流階級は,高級紙を
労働者階級は,タブロイド大衆紙(夕刊)

   ―――― ◇ ――――

○ 高級紙(Quality paper)

デイリー・テレグラフ (The Daily Telegraph/ The Sunday Telegraph)
タイムズ (The Times /The Sunday Times)
インデペンデント (The Independent)
ガーディアン (The Guardian) / オブザーバー (The Observer)
フィナンシャル・タイムズ (The Financial Times)(日本の日経に相当)


○ タブロイド(Tabloid newspaper)
○ 中級紙("Middle-market" tabloid newspaper)

デイリー・エクスプレス (Daily Express / Sunday Express)
デイリー・メール (Daily Mail / Mail on Sunday)

○ 大衆紙(Popular paper)
ザ・サン (The Sun) / ニュース・オブ・ザ・ワールド (News of the World)
デイリー・ミラー (Sunday Mirror)
デイリースター (Daily Star Sunday)
デイリー・スポーツ (The Daily Sport / Sunday Sport)
ザ・モーニングスター (Morning Star) 社会主義紙
ザ・ピープル (The People)

○ 地方紙
イブニングスタンダード (Evening Standard) ロンドンの夕刊紙
(夕刊紙としては,レベルがある)
デイリー・レコード (Daily Record) スコットランドのタブロイド
サンダーランド・エコー(Sunderland Echo)
リヴァプール・エコー (Liverpool Echo)







最終更新日  2016.06.27 09:06:26
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2015.04.17
被災者の地獄への道は村上春樹の善意で舗装されている
池田信夫
2015年04月11日17:29


キャプチャかつて私は村上春樹の小説の熱心なファンだったが、彼の社会的な発言は単なる平和ボケの団塊オヤジだ。いま話題になっている「原発NO!に疑問を持っています」という話でも、「交通事故で毎年5000人近くが亡くなっているのに、原発だけを取り上げてNO!というのはどうかと思う」という読者の質問に、村上はこう答える。
福島の原発(核発電所)の事故によって、故郷の地を立ち退かなくてはならなかった人々の数はおおよそ15万人です。桁が違います。[…]もしあなたのご家族が突然の政府の通達で「明日から家を捨ててよそに移ってください」と言われたらどうしますか? そのことを少し考えてみてください。原発(核発電所)を認めるか認めないかというのは、国家の基幹と人間性の尊厳に関わる包括的な問題なのです。

まず彼はここで毎年5000人の死者と15万人の避難者を混同している。福島事故の放射線による死者は、5000人どころか1人も出ていない。さらに15万人は「明日から家を捨ててよそに移ってください」と命令されて、そこにいるわけではない。政府は年間20mSv以下の地域は帰宅するよう勧告しているが、帰るに帰れないのだ。

なぜだろうか。それは村上のような人々が「被災地を除染して放射能を1mSvにしないと帰宅させてはいけない」と言い張っているからだ。そんなことを実現するには10兆円以上の予算が必要であり、それを条件にする限り、彼らは永遠に帰宅できない。

この原因は民主党政権が、福島を法律の適用できない例外状態にしてしまったからで、安倍政権も手が出せない。法治国家で例外状態をつくると、官僚の裁量をチェックするしくみがないので、歯止めがきかなくなるのだ。そして官僚は「世論」に迎合して問題を先送りする。その世論をつくっているのが、村上のような(主観的には)善意の人々だ。

「原発(核発電所)を認めるか認めないかというのは、国家の基幹と人間性の尊厳に関わる包括的な問題」だというなら、累計で50万人以上の人命を奪った自動車や、毎年13万人の死者をもたらしているタバコを認めるか認めないかも、国家の基幹と人間性の尊厳にかかわる包括的な問題だ。原発だけが特権的な大問題だというのは、マスコミの作り出した錯覚である。

このように日本では、例外状態で決断する主権者はヒトラーのような独裁者ではなく、村上のような「世論」だ。これは独裁より厄介である。ヒトラーを追放すれば独裁はなくなるが、村上のような善意の人々は無数にいて、しかも自分が主権者だと気づいていないからだ。



   ―――― 私の感想 ――――



私は、村上春樹が嫌いである
彼が昔、北欧でやったスピーチを聞いてその内容にあきれた
小説家としては、かなりな人物なのだろうけれど
社会評論としてはお粗末だった
それなのに、自分が小説家として著名であるから
自分の意見もその権威に裏打ちされているのだ
と言わんばかりの傲慢さがあった

彼等は芸術という分野でこそ著名だろうが
社会評論的な分野においては、
自分のビッグネームがあるからと言って
その内容・質が素晴らしいものだとは限らない
ただの、素人なのである

坂本龍一にしろ、芸術家という人種は
知的であるためには左翼的でなければならない
と思い込んで居るような気がする(笑)







最終更新日  2015.04.17 19:54:11
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2012.06.29
まもなく、ロンドンオリンピックである
私は、ロンドン駐在であったことがあるので
他のオリンピックより、関心がある
マラソンなどでは、
懐かしいロンドンのシティーの街角が
見られるだろうと思う

まして、リオが出場して
大活躍して
スーパー・ヒロインになるのだ
(まだ、期待の段階だが)(笑)

これから
できるだけ
私の過去ログから
英国関係の過去ログを復刻しよう

まず、下記の過去ログから

      ↓


なぜ英国の皇太子は 『プリンス・オブ・ウェールズ』と呼ばれるのか?








最終更新日  2016.09.03 00:47:53
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2010.12.09
過去ログを採録する省エネ・エントリー・シリーズ


       ―――― 過去ログ ――――


2004/12/09

◆ なぜ英国か? パックス・ブリタニカ


私はなぜ英国について何度も日記に書くのか?

私の「海外の想い出」カテゴリーでは
ヴィエトナム
中東
英国
東欧

私は30数カ国ぐらいを訪問したと思うが、その中でもこういう国々に関して書くことが多い。
それだけ、面白いとか、好きだとかの度合いが他の国より高いのだと思う。

英国については、先ず、私にロンドン駐在の経験があり、英国には大いに興味を持っていること。
と言っても、実際は仕事に追われて、英国を楽しむことはあまり出来なかった。
仕事を終わってから、パブに行くことだけは律儀に実行したが。
観光とか留学で行かれた方の方がそう言う意味では、もっと英国のいろんな事をご存じかも知れない。
だから、他分野でもそうだが、私は英国に関しても、「遅れてきた学習者」というところ。


次に、英国自体が面白い国だと思う。
かってはパックス・ブリタニカ(ラテン語:Pax Britanica)(大英帝国の平和)(大英帝国の下の平和)(PAX とは英語で Pease 平和のこと)といって、世界に冠たる大英帝国だったわけで、世界を制覇し、世界中に植民地を持ち、世界の富を集積し(収奪したという見方もあります)、世界的な文化を持ち(特に科学者・文学者)、世界語である英語の母国でもある。
いわば現代文明の母と言っても過言でない国である。

パックス・ロマーナ(ラテン語:Pax Romana)は、「ローマの平和」を意味し、古代ローマ帝国時代の、「ローマの支配領域内における平和」を指す言葉。

私は、個人的に、アレキサンダー大王の「パックス ヘレニズミカ?」(私の造語)「ヘレニズム帝国」も、ありだと思うのだが
それに、それ以前の、古代ギリシャによる地中海世界の支配「パックス・グレコ」もありだと思うのだが
その内に、学会で発表しよう(笑)


今はパックス・ブリタニカの息子(娘)の米国の時代になって、パックス・アメリカーナ(Pax Americana)の時代になっていますが、どうも「アメリカの平和」は、西欧社会とイスラム社会の抗争という構図を作り出してしまっている

この他のパックスにもいろいろある。
いずれもローマ帝国に比較される世界的な帝国である。

・パックス・イスラミカ(イスラムの平和) イスラム帝国
・パックス・タタリカ(モンゴルの平和) チンギス・ハーンのモンゴル帝国

私のリンク先の考古学者artaxerxesさんの日記「アルタクセルクセスの王宮」によれば、まだ下記があるという
ただし、これは彼の造語だという
・ローマ帝国以前に複合文明からなる巨大帝国を作り上げたアケメネス朝ペルシア(紀元前550~330年)のパックス・ペルシカ。


まあ、強力な帝国の領土内にはたしかに安定した平和があっただろうとは思う。
ただ、その帝国の形成過程では、周辺諸国が平定された武力の歴史があるわけだから、単なる平和でもない

パックス・イスラミカ(イスラムの平和)について検索したら、こういうサイトがあった。

ユネスコ講座「いま、平和を考える」 2001年12月 1日(土) 中目黒青少年プラザ
主催  目黒区教育委員会   主管 目黒ユネスコ協会
   講師  服部英二先生(麗澤大学教授・目黒ユネスコ協会顧問)
     [テロと報復、憎しみの連鎖を断ち切れ-文明のひずみ是正を]

その中にこういう一節があるので引用させていただこう。
----------引用-----------
イスラムは大文明だ。
ちょうど奈良時代にパックス・イスラミカ(イスラムの平和)があった。
東のバグダッドを中心とした巨大なイスラムの平和があり、それが中国に至りシルクロードの担い手になっている。
シルクロードは唐時代( 7~ 8世紀)に最盛期を迎える。
シルクロードの商人はペルシャ人で,イスラムは 8世紀初めには上海、広東、長安に至りイスラム寺院、モスクまで出来ている。
東西文化交流をやったのはイスラム人(モスレム)なのだ。
中国人が旅をしたのではなく、西から来たモスレムたちが旅をした。
もう一つ、彼等は古代ギリシヤを発見した。
アラビアにおける12世紀ルネッサンスだ。
そこで、ピタゴラス、アリストテレスなどの教えが伝えられ、それが13世紀にラテン語に訳されることにより、やっとヨーロッパの学問がスタートした。
このようにイスラムの人類史に果たした貢献は素晴らしいものなのだ。
ところが、それらが教科書から抹殺されているという事実がある。
このような歴史の歪曲がバックグラウンドにある。
それに対する恨みがずっとイスラム社会の人々の中にある。
アメリカのような巨大な価値が現れて世界を圧倒しようとする時、底辺にある恨みがテロに繋がったと言える。
-------引用終わり-----

イスラムはこの他にインド亞大陸に侵入して、イスラム・インド帝国(ムガール帝国)を作り上げている。
ただし、この民族は、ジンギス・ハーンの末裔のモンゴル族である
それ以前に、インドア大陸に侵入したアーリア民族ではない
イスラムは左手にコーラン、右手に剣のイメージが強いが、一面、寛容な宗教という顔というか、歴史を持っている。
植民地に、宗教・文化の独自性を許し、共存するのである
それは、遠く離れたスペインやシチリア島の歴史を見てもわかる

(話がどんどん英国から離れて行く~)

== 続く (かも知れない)==






最終更新日  2016.09.03 15:37:22
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2010.11.29
これからは省エネブログで行こう
省エネブログとは、過去ログである
私自身も読み直せるし


       ―――― ◇ ――――


コーヒーハウスは新聞社のはじまり

コーヒーに話が戻るが、コーヒーハウス、つまり喫茶店・コーヒー店は、実は西アジア起源だという。´
アラビア語で、コーヒー店のことをマクハーmaqhというのだと言う。
語源はカフワqahwa。
これもコーヒー店の意味だという。

そう言えば、ポーランド語でコーヒーのことをカヴァkawa(カワ)という。
ルーマニア語は東欧の中の唯一ラテンの国だがkafea(カフェ ア)というらしい。
フランスはカフェ Caf?。
フィンランド語:kahvi(カービィ)。

あるサイトでは、こんなことが書いてある。

       □□□□□□□□

マクハーには人が寄り集まるから、特にラジオが無かった頃はマクハーが情報源だったし、職業安定所でもあった。
夕方になるとマクハーに出かけて、タバコを吹かし、茶やコーヒーを啜りながら、夜明けまで、シャーイルという講談語りがラバーブ(胡弓)を手にして英雄譚を語るのを聞いてた。
 今でも、年金生活者がトウラー(西洋すごろく)やトランプ、ドミノ、チェスなんかをやっているそうです。
歴史的に見ると、マクハーは、近代イスラムの改革思想家たちの舞台でもありました。今でも、エジプト文壇の第一人者、ナギーブ・マフフーズは金曜日の夜、カイロのリーシェというマクハーに必ず現れるそうです。

フランスのカフェはトルコからの輸入物。
1654年、マルセイユを経て普及したものです。
パリ最初のはカフェは、1672年、アルメニア人パスカルが始めたと言われてます。

一方イギリスのカフェ(コーヒーハウス)は、1650年ユダヤ人ジェーコブズがオックスフォードに開いたのが最初らしい。
早くもローヤル・ソサエティ設立の場のひとつとなった、というから結構モダンな、おしゃれな高級なところだったんでしょう。
 イギリスのコーヒー・ハウスは18世紀初頭にピークを迎える。
ロンドンだけで2000~3000軒あったというから驚き。
当時の人口を考えると大変な数だ。
同時代のパリでも、300軒前後、18世紀末のフランス革命の頃合いでも700軒程度だったらしいから、今のコンビニ状態。

イギリスの場合、コーヒーハウスは、暇つぶしの場所ではなかった。
文化・政治・経済にわたって情報を交換し、世論を形成する場所だったのだ。
新聞はもちろん、ジャーナリズム、文芸批評、証券・商品取引なんかはコーヒーハウスでやった。
パリでもロンドンでも、初期の新聞って、人が喫茶店で読み上げるのを、みんなで聞くものだった。
新聞は初め聞くものだった。それで、「新読」ではなくて「新聞」だったわけだ。


ただ、喫茶店は反体制派のたまり場でもあった。
1675年には、営業時間や内部での談論内容を規制した【コーヒー・ハウス禁止令】なんかが出されたんだけど、わずか11日で撤回。
でも、隆盛を極めたイギリスのコーヒー・ハウスも、18世紀中ごろから衰退してしまいます。
上流階級のクラブと都市下層民のパブにとって代わられてしまった。
コーヒーに代わって紅茶が国民的飲料となり、おまけに、紅茶が家庭内で飲まれるようになった。

大地主による支配体制が確立して社会の階層秩序が固定化しちゃったことも関係しているらしい。
つまり、階層別に、飲みに行く場所が分かれるようになった。
上流階級はクラブ。下層階級はパブ。
おかげで19世紀になると、コーヒーハウスはロンドンからほとんど姿を消してしまいます。

       □□□□□□□□

コピペはここまでだけれど、これは私だけが知っていること?なのだが、本当はクラブとパブの昼間に、中産階級が飲みに行く【サルーン】というものが少し前まであった。
高級なパブと言うところかな。
パブと同じ棟で営業しているものも多かった。
中には入り口が別だが中にはいると同じというものもあったらしい。
現在は、このサルーンというのはほとんど姿を消している。
中産階級もパブに行くようになった。
英国の階級制でも少々崩壊しかけているのかもしれない。】

クラブというのは会員制で、女性禁制という大峰山のような場所だ。
(ちょっとちがうか?)
大相撲の土俵のようなところだ。
(これもちがう)

ロンドンの中心街にある立派な建物で、上流階級の紳士達が集まって、飲んだり煙草を喫ったり、新聞を読んだり、スチームバスに入ったり、プールで泳いだり、スクォッシュをしたり、ゴルフをしたりして、おまけにこれらの設備がちゃんとそろったところだ。
中にクリーニング店や郵便局もあるクラブもある。
要するに上流階級の紳士がうるさい奥さん達から逃れる隠れ家であり、上流階級の紳士の情報交換の場でもある。
実は私もある事情で、英国最大のRoyal Automobile Club と言うクラブの会員だったことがある。
英国に行くこともなくなったので会費をおさめるのももったいないようで数年前退会してしまった。

       □□□□□□□□

知の巨人、松岡正剛氏が「千夜千冊」で、「コーヒー・ハウス」(小林章夫著)という本を紹介している。
コピペのまたコピペをしてみよう。

       □□□□□□□□

 コーヒーハウスは、まず、(1)イギリスの都市の構造と風土が生んだクラブ文化である。すでにトルコに「コファ・ハウス」というものがあったが、そのどろどろの飲み物を薄め、2階建ての2階にのみ客を入れた。女は出入り禁止、すなわち(2)「紳士」をつくった場所でもあった。
 またコーヒーハウスは、(3)ジャーナルの発生の場であって、(4)広告が誕生していった場であった。実はジョナサン・スウィフトやダニエル・デフォーが常連で「タトラー」「スペクテイター」「エグザミナー」などのパンフレット・ジャーナルをしょっちゅう書いていたのだから、コーヒーハウスは小説誕生の場とも言いたいが、小説にはいろいろな出自があるので(説教僧とか歴史語りとか)、そこまでは自慢できない。ただし、小説が「ノヴェル」という「新奇なもの」という意味をもつという点でいえば、コーヒーハウスはまさに"ニュースな場所"だった。だから広告も生まれた。ペスト予防薬や赤面恐怖症特効薬や探検隊募集の広告は、みんなコーヒーハウス育ちである。

 それからコーヒーハウスからは、(5)政党が生まれ、(6)会社が生まれた。
 政党はまさにコーヒーハウスごとに党派が結成されたといってよく、その代表がトーリー党のオズィング・コーヒーハウスとホイッグ党のセントジェームズ・コーヒーハウスだった。会社という形態はロイズ・コーヒーハウスが先駆者で、ロイズ保険はここが溜り場である。
 まだ、ある。コーヒーハウスは(7)犯罪の巣窟で、喫煙所で、ギャンブルの発生装置でもあった。フリーメーソンのような秘密結社もここから派生したといっていい。つまり、これが最も重要なところだろうが、コーヒーハウスはようするに、(8)クラブ社会をつくったのだった。
 クラブについてはここで紹介するとキリがないので詳しくは本書などを見てもらうことにするが、たとえばウォルター・ローリーの「マーメイド・クラブ」、ベン・ジョンソンの「アポロ・クラブ」、ジョナサン・スウィフトやアレキサンダー・ポープが屯した「スクリブリラス・クラブ」などは超有名で、そのほか太っちょが慰めあう「肥満クラブ」から怪しげな「骸骨クラブ」まで、まあ、ありとあらゆるクラブがコーヒーハウスを巣窟としてつくられた。

       □□□□□□□□

某サイトのコピペはここで終わりだが、本当は、コーヒーハウスはトルコからフランスへ直接渡ったものでは無いという説もある。

ヤン3世ソビエスキは1674年に国王となり、83年にはウィーンでトルコ軍を撃退して、その名をとどろかせた。
1683年、ウィーンはオスマントルコによって包囲されていたが、神聖ローマ皇帝レオポルト1世の求めに応じて、ポーランド王、ヤン・ソビエスキがトルコ軍を粉砕、全ヨーロッパのキリスト教世界を救った。
ヨーロッパの危機は、歴史上にもう一度ある。
イベリア半島を支配していたムーア人(マグレブのアラブ人)がフランスに攻め入った時だ。
某サイトのコピペ。

      ~~~~
■7~8世紀 サラセン人と闇の時代(Sarasins et Periode d'ombre)
ローマ帝国の支配が弱まってきた頃、イベリア半島からサラセン人(SARRASINS)が地中海沿岸全域に侵攻して、フランス全土を1世紀に渡り占領していました。「サラセン人」とは、これ以降18世紀まで、アラブ人(ARABES)、ベルベル人(BERBERES)、ムーア人(MAURES)、トルコ人(TURCS)といった、フランス国土を侵略したイスラム教徒の総称として使われるようになりました。
711年、イベリア半島の西ゴート王国を征服したイスラム帝国(ウマイア朝)がピレネー山脈を超え、フランク国内に侵入。732年、トゥール・ポワティエ間の戦いでフランク宮宰シャルル・マーテル(CHARLE-MARTEL,688?~741)がこれを撃破します。この敗戦によりサラセン人はフランス南東部まで撤退。サントロペ(St Tropez)近郊の山に立てこもり、周辺のプロヴァンスを侵略しました。そのため土地の者たちは、エズ(EZE)やヴァンス(VENCE)といった、攻めにくく守りやすい山岳部頂上付近に、いわゆる「鷹の巣 村(VILLAGES PERCHES)」をつくり、堅固な塀で囲んで要塞化しました。
    ~~~
       □□□□□□□□

この二つの戦いでキリスト教・ヨーロッパ勢が敗北していたなら、今頃ヨーロッパもイスラムの領土になっていたのだろう。

で、最後はコーヒーで話を締めなければいけない。

ウィーンを包囲していたオスマントルコ軍を打ち破ったポーランド軍の一兵士が、トルコ兵が残していったコーヒー豆を使って、欧州で最初のコーヒーハウスを開いたという。

それに、ウィーンのパン屋が戦勝記念にと、トルコの国旗の三日月をかたどったパンを焼いたのがクロワッサンの始まりだとか。






最終更新日  2016.09.03 15:38:27
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2010.11.23
bonbonusさんから、ウェールズの歴史やウェールズ語についてのコメントがあったので、関連する私の過去ログを掲載する

過去ログ 『まず、英国全般について』








最終更新日  2010.11.23 11:50:59
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2010.11.21
英国のウィリアムズ王子がケイト・ミドルトンさんとの婚約を発表した
ウィリアムズ王子も、頭髪が急速に薄くなっているので、早く婚約できて良かったね
しかし、ケイト・ミドルトンさん
知的な美人ですが、鉛筆型の体型で、肉体的な魅力はちょっと・・・
ただ、あのドレスはいいですね

それは、まあ、いいか

ということで、「英国の皇太子」というものについて書いた過去ログを復刻してみた

   ~~~~~~~~

【復刻日記】
なぜ英国の皇太子は 『プリンス・オブ・ウェールズ』と呼ばれるのか?


■ そもそも英国は、「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」および「北アイルランド」の四ヶ国から構成されている、連合王国(United Kingdom)です。
正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland =グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」
略して『英国』、『イギリス』または『ブリテン』または『UK』

イングランドは北欧系・ゲルマン民族のアングロ・サクソンですが、その他の国はケルト系民族の国です。
日本ではこのケルト系の三ヶ国の人々をも『イングリッシュ』と呼び勝ちですが、これは間違いです。
『イングリッシュ』はイングランド人だけです。
英国人は「British」「Briton」または「Brits」でしょうか


■ 日本には『堺はすべての始まり』という言葉がありますが、これは種子島に伝わった鉄砲の大量生産地にもなった自由都市・堺の先進性を指した言葉です。
世界規模で言うと、英国が、ある種すべての始まりとも言える。
産業革命・蒸気機関車その他の科学・産業・工業面は当然ながら、スポーツでもサッカー、ラグビー、テニス、バトミントン、卓球、ゴルフ、クリケット、ゲートボールの元になったクロッケー、・・・数え出すときりがありません(本当はここでちょっと止まってしまった)。
だから、もともと四カ国で始めたサッカー、ラグビーが国際的になった時にそのまま四カ国の International Match 国際試合として残った。
ラグビー・サッカーでのユニフォームの色・シンボルカラーは イングランド=白にバラの刺繍 スコットランド=紺 アイルランド=緑 ウェールズ=赤

■ 英国のチャールズ皇太子は、『プリンス・オブ・ウェールズ』と呼ばれますね。
なぜでしょう?
ウェールズは上に述べたように、四ヶ国から形成される連合王国の中の一つの国にすぎません。
連合王国の皇太子がウェールズのプリンスとは? なぜでしょう?
今日はこのことを書いてみます。

■ 映画俳優で、絶世の美女(だった)エリザベス・テイラーと二度と結婚した英国の男優、リチャード・バートンはウェールズの出身です。
ウェールズの炭坑夫の息子です。
私は仕事でウェールズによく行ったし、秘書の一人がウェールズ人だった。
彼女は、オックスフォード大学卒の才媛でしたが
ウェールズは炭坑が中心産業だったんですが、もちろんさびれてしまって失業者だらけ、私のロンドン駐在時代は日本企業の工場誘致に必死でした。

『ウェールズの山』と言う映画がありましたが、英国は日本と違って高い山も険しい山も無くて、ウェールズの山とは、私に言わせれば若草山の大きいようなもの。
あそこではケルト語族のウェールズ語がまだ一部で現役。
英語を話しても訛りは強い。
バートンはよく訛りを矯正して、シェークスピア俳優になったもんだ。
エリザベス・テイラーの伝記を読んで、その中で彼の私生活を知って、人間的には嫌いな男だけれど。
彼のお爺さんはなんとユダヤ系のポーランド人です。
だから、バートンというのは、本名ではなくて、多分芸名でしょう。

ウェールズ出身の有名人というと、歌手のトム・ジョーンズ、映画俳優のアンソニー・ホプキンス,
映画女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズがいます。
彼女は、典型的なウェールズ顔です

■ 世界的に有名な『プリンス・オブ・ウェールズ』は皇太子だけではありません。
英国の戦艦の艦名でもありました。

第二次世界大戦中、英国はシンガポールを基地とする強力な東洋艦隊を持っていました。
日本軍は石油欲しさにマレー侵攻作戦を進め、これを阻止するために英国の東洋艦隊は主力2戦艦、プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales 以下 POFW と称す)とレパルス(Repulse)をマレー沖に急行させました。
この動きを察知した日本海軍サイゴン航空基地では攻撃機を発進させ、昭和16年12月10日、急襲した攻撃機の魚雷・爆弾の命中の結果 POFW レパルス両艦は沈没しました。
これがいわゆる「マレー沖海戦」です。

マレー沖海戦は世界戦史上、エポック・メーキングなものでした。
POFW は東洋艦隊の旗艦のみならず、英国が「不沈艦」と誇った世界最新鋭の戦艦。
その不沈艦がレパルス共々撃沈された驚き(チャーチルは最大のショックだと嘆いた)もさることながら、それが戦艦同士の砲撃戦ではなく、航空機の雷撃でなされたことでした。
それまでの海戦は巨大戦艦の巨砲でポンポン撃ち合うもので、「大艦巨砲主義」と呼ばれていました。
それがこの海戦以来、各国は「航空勢力主力」へと転換しました。

せっかくこんな歴史的な成果を世界に先駆けて上げた日本海軍は、その後航空主力への転換には成功せず逆に「大和」「武蔵」の超巨大2艦を建造して大艦巨砲主義を継続、大和級第3艦「信濃」建造中にようやく航空母艦に艦種変更しました。
その上、大和級は第6艦まで建造中・または計画されていました。

狩猟・遊牧では激しい状況変化に対応せねばならないが、農耕生活では十年一日、同じような農作の繰り返しで変化はありません。
「農民体質日本人」の「方向転換・意志決定の遅さ」はDNAレベルのものでしょうかね?

■ 炭坑町を舞台にしたジョン・フォードの名作「わが谷は緑なりき」もウェールズが舞台でした。
「ブラス」も炭坑町ということなので、今日までてっきりウェールズと思っていたんですが、ヨークシャーでした。

「ウェールズの山」と言う映画がありました。
モデルのガースの丘はウェールズの首都であるカーディフの近郊にあるが、ロケは中部ウェールズだったようです。
ガースの丘の頂上に登った人によれば頂上に実際に人造の小さな丘があるそうです。
さて映画ではウェールズ人達がの丘を山にしようとしたのは「イングランドからウェールズに入る最初の丘だから誇らしい」としているようです。
しかし私はこの丘が「ウェールズが国境でイングランド相手に幾度と無く激しく戦った象徴的な古戦場」であったからこそ、単なる丘では不足で山に昇格させようとしたのだと思います。
イングランド(アングロ・サクソン)に対するウェールズ(ケルト)の敵意がいまだに尾を引いています。

山岳戦についてはイングランドがウェールズをついに征服したときも、人々はスノードン山に立てこもり抵抗しました。
ウェールズは平野のイングランドに比較すれば山地が多く、人々は「山岳民族」とされていたようです。
我々から見れば「丘民族」とでも呼ぶところですが。

スコットランドをのぞいて英国の最高峰はウェールズにあるスノードン山です。
標高1085m。この山には山頂にまで至る狭軌のアブト式登山鉄道があり一両客車の豆蒸気機関車が走っています。
私も乗りましたが、走ると言うより「あえぎながら登っている」のです。
この蒸気機関車はいわゆるSLマニアの垂涎の的です。この蒸気機関車、約一時間で山頂まで登りましたが、私たちの眼下にはハイキング登山者が登山道を登っており約2・3時間で山頂に至るそうです。
最高峰といえど、その程度の高さです。

■ ウェールズはチューダー王朝のエドワード一世にに征服され過酷な統治を受けましたから、他のケルト人達、アイリッシュ・スコティッシュ同様、イングランドには強い反感を持っています。
その反感をなだめようとイングランドは歴代の英国皇太子を Prince of Wales と呼ぶ事にしています。
なんかウェールズを馬鹿にしているようですが、エドワード一世は身重の妻をウェールズで出産させて(エドワード二世)その子に Prince of Wales の称号を与え、つじつまを合わせています。
この時 「A Prince of Wales who could speak no English ! 」と補足したそうですが、赤ん坊ならいくらイングリッシュの血筋でもまだ英語がしゃべれるわけがありません。
しかし、またどうしたことか?ウェールズ人もこれを歓迎したと言います。
実際には歓迎と言うより妥協・迎合でしょうか?

Prince of Wales これが英国皇太子の正式名称です。
Crown Prince というのはただ単に「皇太子」という意味です。
それに Prince of England なる名称は存在しません。
もっとも Prince の語義を研究社新英和大辞典でひいてみると
『4. 帝王を上にいだかない小国の統治者。公』。
 
日本ではモナコの王様と言われるモナコ公は 『The Prince of Monaco』 だそうです。
意外にも『公』どまりで、『王様 King』 じゃ無いんですね。
『5. ((古)) 王(King) 帝(Emperor) 君主(Sovereign)』。
このあたりも該当ですね。
それまでのウェールズの首長が『Prince of Wales』と呼ばれていたのは、つまり『ウェールズ王』だった訳です。
「Wales」 とは、一時英国を占領していたシーザーのローマ軍団が「よそもの」と呼んだことに由来するとのこと。
どっちがよそものでしょうか?
それともアングロ・サクソンと区別してそう呼んだんでしょうか?

もう逝去したマーガレット王女の離婚したカメラマンの前夫は「スノードン卿」という爵位をもらっています。
もちろん一代呼称でしょうが、このへんもウェールズに気を遣っている感じですね








最終更新日  2010.11.22 02:06:34
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