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【中東】原油・ テロ ・イスラム原理主義

2019.09.27
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​​​記事 
カタール首長の豪邸購入がスペインで話題になった歴史的理由​​

白石 和幸
貿易コンサルタント、国際政治外交研究家
2019年09月27日 06:00

中東カタールのタミーム・ビン・ハマド・サーニ首長(以後サーニ、39歳)がスペイン・グラナダのアルハンブラ宮殿を見下ろすことのできる豪邸を7月下旬に購入したことがスペインのメディアで話題になっている。
 
話題になる理由というのは、スペインでイスラム統治が行われていた時のその最後の王家「ナスル朝」の残した宮殿がアルハンブラ宮殿で、サーニ首長がその宮殿の近くに豪邸を購入したということは歴史は繰り返すのごとくイスラムがまたスペインに領土回復に乗り出したのではという話題性があるからである。


スペインにイスラムが到来するのは西暦711年。
その後、スペインでイスラムの統一が確立されるのがアル・アンダルス(現在のアンダルシア地方)のコルドバを首都にした「後ウマイヤ朝」が956年に成立してからであった。
イスラム文化の象徴の一つとしてグラナダのメスキータ(モスク)を見ることができる。

その後、スペイン北部地方からキリスト教徒による国土を回復しようとする動きが生まれ、それが現在のスペインが誕生する礎になっている。
1232年に「後ウマイヤ朝」が崩壊すると地方の群雄割拠の中でグラナダを中心にした「ナスル朝」が1238年に誕生。

それがカトリック両王(アラゴン王国のフェルナンド2世とカスティーリャ王国のイサベル1世)によって崩壊させられた1492年まで250年間続くのであった。
これが「レコンキスタ」
​レコンキスタ(スペイン語: Reconquista)は、
718年から1492年までに行われた、
複数のキリスト教国家による
(イスラム勢力からの)イベリア半島の再征服活動の総称である。

私はスペインは、昔、マドリッドに二泊の出張をしただけ
グラナダ(アルファンブラ宮殿)・旧都コルドバあたりは是非
訪問してみたい
イタリアとはまた違った風情文化が楽しめそうだ

アルハンブラ宮殿が建造されたのは「ナスル朝」統治の前半であった。

​余談になるが、このイサベル1世がコロンブスの航海を支援し、それがスペインがラテンアメリカに根を下ろす切っ掛けをつくったのである。​


サーニ首長は2013年6月に父親ハマド首長から政権を譲渡される以前にスペインを訪問してグラナダそしてアルハンブラ宮殿に魅了されたという。サーニ家が所有するフレンチ・プロパテイーズ・マネージメント傘下の不動産会社を介して購入したこの豪邸というのは敷地5941平方メートルの中に邸宅800平方メートルに10部屋を備えたカルメン・デ・サン・アグスティン邸である。

買収に払った金額は1520万ユーロ(18億2400万円)だという。15年程アルバイシン地区で不動産を手掛けているセルヒオ・ガルシアの説明によると、彼が把握している中で今回の売却が最高額だそうだ。
所有者側では税務署への250万ユーロ(3億円)の負債もあって、当初3000万ユーロ(36億円)での売却を望んでいたという。(参照:elindependiente.com:下記 YouTube)
この豪邸は2001年に亡くなったマリア・ドローレス・アングロが遺産として受け継いだもので、6人の子供の所有になっていた。彼女の夫ラファエル・ペレス・ピレはスペインで乳製品のトップメーカーのひとつプレバの社長を務めた人物であった。彼も2016年に逝去。
今回の売却以前に、この豪邸が話題になったのは2012年から貸した先のアバデス・グループがそこを結婚式やパーティの会場にしたのであるが、その為に必要な営業の認可を市役所から受けていなかったというのが発覚。また、そこから出る騒音に近所の住民は苦情を警察に訴えていた。そのため、警官が頻繁に現場に赴く場合が往々にしてあったそうだ。駆けつけた警官を前に内輪のパーティーだという言い訳が常であったという。
しかし、問題が表沙汰になったのは相続人の娘のひとりがアバデス・グループとの契約内容に同意できないとして検察に告白したことであった。
結局、今回の売却で6人の相続人は税務署への負債も返済でき、売却金も分担できることになった。(参照:elespanol.com)
この地区アルバイシンには売りに出されている邸宅は40余りあるという。サーニ首長がこの豪邸を気に入った理由はアルハンブラ宮殿、その北に位置するヘネラリフェ、ダロ川の川床などが一望できる場所にあることや、ネバダ山脈を展望でき、サクロモンテの丘やアルバイシン地区を東の方に見ることができるという見晴らしが非常に良い位置にあるということ、その上、家が聖地メッカの方に向かって建てられていたということが、購入を決める重要な要因になったという。
(以上参照:granadahoy.com:granadahoy.com:elindependiente.com)
スペイン国土の大半が7世紀の間イスラムの統治下にあったという特異な歴史もあって、イスラム諸国の指導者はスペインに非常に親近感をもっている。その関係からスペイン王家とは親密な関係を維持している。
サウジアラビアの歴代の国王はスペインで夏休みを過ごすことが慣例となっていた時もあった。サルマン国王がバケーションをスペインで過ごしたのは今のところ2015年が最後になっている。従者を多く従えるのでその地域の観光業者は大盤振る舞いの恩恵に授かるのが常となっていた。
(参照:elpais.com)
そのサウジと現在犬猿の仲にあるのがカタールである。カタールはアラビア半島に突起物のような半島の国だ。日本の秋田県にほぼ相当する国土11586平方キロメートルに人口220万人であるが、原住民は30万人しかいない。
特にカタールの動きが注目されるようになったのは1990年にクウェートにイラクが侵入した時からであった。ロシアと並ぶ天然ガスから挙げる収入をもとにサウジに影響されない独自の外交を展開して行くのである。この天然ガス田は海底でイランのそれと繋がっており両国は協力関係にある。サウジの思う通りにならないカタールの政権を転覆させようとして封鎖に踏み切った時に真っ先にカタールに食糧物資の提供をしたのがイランであった。
エジプトで「アラブの春」の旋風が巻き起こった時にムルシー前大統領を支えたムスリム同胞団を支援したのもカタールであった。その縁もあって、トルコがカタールに接近するようになった。また、トルコがロシアの戦闘機を撃墜してロシアから物資の輸入が出来なくなった時に支援の手を差し伸べたのもカタールであった。
その関係からトルコはサウジの攻勢からカタールを守るためにカタールにあるトルコの軍事基地を強化した。イスラム国にも武器や資金を提供して来た。
カタールの外交は小国が中東のサウジとイランの両雄の間にあって独立を維持して行くには変幻自在の柔軟外交を展開して行くことであるというのがサーニ首長の父親の代に確立されたのである。
何はともあれカタールが今後も独立国として維持して行けるのは父親の代に米国を説得してアル・ウエイドに中東で最大規模の米空軍基地を建設したことである。現在この基地から米空軍は中東、北アフリカ、中央アジア、南アジアの動きを監視し、空路そして空輸のコントロール、更に空爆もこの基地から戦闘機が離陸することになっている。
この基地の建設は1990年代から開始され、総工費のおよそ10億ドル(1080億円)は全額カタールが負担した。米国は2002年からこの基地を利用している。(参照:bbc.com)
カタールはこの基地を通して米国を人質として取っているようなものである。現在、米国が中東での勢力を維持するにはこの基地が必ず必要となっている。当初トランプ米大統領の扇動でサウジがカタールを孤立化させようとしたが、米国にとってこの基地が地政学的に重要であると理解したトランプはその後サウジのカタール封鎖に消極的になった。米国はカタールを見放すことができないのである。
また、カタールの存在感を示してるのがアルジャジーラ放送局の開局である。アラブ語と英語での放送内容に差はあるが、英語での放送はイスラムの政治を批判することも憚りなく行っており、サウジやアラブ首長国連邦、更にイスラエルにとって煙たい存在になっている。
このような背景を持っている外交匠なカタールの首長がスペインにより接近して来るのは中東におけるスペインの存在感を示す一つの手段になるであろう。









最終更新日  2019.09.27 08:16:42
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2019.09.21
イラン+イエメン・フーシ派 vs 米国+サウジ
構図はこのようになっているのだが

イラン側の攻撃は、いわばゲリラ攻撃
ベトナム戦争で米国がベトコン+北ベトナム野毛リラ的攻撃に
手を焼いたように
対策が難しい

サウジは、米国からの大量の最新式兵器購入で
今や世界有数の軍事大国にはなったのだが
イラン側の安価なドローン攻撃を
しかも一番の弱点である油田を攻撃され
ドローンやミサイルは低空で航行
対空レーダーでの捕捉が難しく
広大な油田を完全防御で来るわけも無い

さらにサウジは実は財政難
財源の原油の生産低下は非常に痛手

そのサウジの産油・精製痴態は東海岸
ペルシャ湾沿いの東海岸の対岸はイラン
従ってシーア派・イラン系の住民が多く
その意味でも治安低下が恐ろしいはず
サウジなど湾岸独裁王室は少数派のスンニ派
一方、国民・庶民はシー派が多く
革命の潜在的脅威さえあるのだ






最終更新日  2019.09.21 13:17:10
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​なに?この間抜けな記事!

​記事 
サウジ攻撃が引き起こす負の連鎖を懸念​​​​

​​​中田 宏
2019年09月20日 16:00
私がこの記事をアップした理由は
この記事が優れた記事であるからでは無い
反対に、こんな内容の無い記事は無い(笑)
と言う見本としてアップするのである

中田弘氏、何でも言って委員会では
切れ味のいい発言で好感を持っていたが
先般の参院選挙では
「出馬するというガセネタを流された」
と激怒した直後
なんと参院選に出馬して見事落選

アホチャウ?この人?

かんべえさんと共に
最近失望した人のひとりである

以下本分と私の突っ込み(まあ、自己満足だが)を示す
​        ーーー 中田氏記事 ーーー

サウジ攻撃が引き起こす負の連鎖を懸念​​

​日本時間の先週14日午前(現地時間14日未明)にサウジアラビアの石油施設が何者かによって爆撃されました。こういったニュースを聞くと、石油価格は大丈夫かなと心配してしまいます。
兎にも角にも、石油は物を「作る」「運ぶ」、いわば経済の基本ですよね。
ちがうだろ?!
そりゃ、石油からいろいろな製品が作られているが
最悪、昔に戻って、石油由来の製品以外を使えばいいだけの話
多少は不便になるが、致命傷では無い
例えば、レジ袋など、紙袋にすればいい話
(現に、昔から、アメリカのスーパーでは、紙袋だ)
ナイロンのパンストは木綿か絹に
はかないのがベストだが(コレコレ)

石油の最大の機能は「発電の燃料」という点で
現代生活は電気生活
今回の千葉の災害でもよくわかったはず
電気が無ければ現代生活は江戸時代に逆戻り
車も鉄道も航空機も使えない
人々は昔のように自分の村からほとんど出ない
出られない生活となろう
ただし、農業機械も使えないので
膨張した人口をキープできなくて
世界の人口は半減するだろう

どうしてこの人の想像力はこんなに貧弱なのだ?
こんなに価値ある情報の無い記事も珍しい

ガソリンスタンドに行ってみたら、ガソリン価格がどんどん高まっていくことはありませんが心配です。​
週明けのアメリカ石油先物市場は先週末に比べて10%以上の高値で取引されました。これは日本も同様でした。その後サウジアラビアのエネルギー相は「わが国の石油供給は月内に攻撃前の水準に回復するだろう」と見通しを示したことから、市場は落ち着きを取り戻していますが、果たしてその通りになるのかどうか、真相はわかりません。いずれにしても先物価格がずっと高値で取引されていくことになれば、本当にガソリン価格が上昇してしまう可能性もあります。
さて価格もさることながら、一体誰がやったのかを含めたこれからの世界情勢が懸念事項です。
サウジアラビアと聞いて国名は誰もが知っているけれども、
観光に行ったことがある人は少ない国だと思います。
あのね!
サウジは観光ビザがないんだよ
だから観光客もあり得ない
近々、発給するとは言われているが

すべての外国人は、サウジの会社の従業員
という「建前」でビザを受給されて入国する

入国する外国人はビジネスマンだけだ
​​知らないとは言え・・・​​
​中東そのものが日本から遠いエリアと感じるし、
漠然とですが「危ないエリア」だという印象で、
日本国民にとって関心が薄いと思います。
中東の歴史や関係は複雑すぎて、正直私にもわかりません。
わからないのなら書くな!
代わりに私が書いてやるから
​原稿料は半分よこせ!​
​​
以前もお伝えしたように、サウジアラビアとイランは対立をしています。そしてアメリカはイランに対して制裁中にあり関係はどんどん悪化をしている中で、サウジアラビアとアメリカの両国は極めて親密な関係です。
今回の爆撃についてもアメリカとサウジアラビアは、イラン南西部からミサイルが発射され、クウェート上空を飛行してサウジアラビアに着弾したという見方、すなわち、イランが怪しいとなっています。また発射前のミサイルや無人機がイラン国内で待機中の衛星写真もあると言われています。
アメリカのポンペオ国務大臣は急遽サウジアラビアに行き、ムハンマド皇太子と会談しました。最終的な決断はトランプ大統領がすると言っていますが、当のトランプ大統領は「歴史上のいかなる国よりも戦闘への準備を整えている」といしつつも、「戦闘を避けたいと強く思っている」とコメントしました。
攻撃するなら1週間以内と言われていますが、日本人からすれば世界の片隅で起きた事件がきっかけに、日本でもどんどん負の連鎖に陥ってしまうことを懸念します。
​​
こんなこと
今は楽天の主婦ブロッガーだって知ってるよ

こんな記事意味が無い

編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年9月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。


​​​






最終更新日  2019.09.21 21:50:31
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2019.09.20
​​かんべえさんのイラン問題​


​かんべえさんがイラン問題について語っている

​​例のホワイト国問題で
「日本が自由貿易に反することをしてはいけない」
と発言し
「政(まつりごと)や国家意識はわてらの知った事ではおまへん」
という
商人根性丸出しの意見を述べてフルボッコにされたかんべえさんだが
本人も
「コメント欄には罵詈讒謗がいっぱい寄せられております。あはは。」
と自嘲していたのだが


今まで韓国に対しては
ならぬ堪忍
韓信の股くぐり
を繰り返し手北日本人がついに切れて
「あの日本人が怒った」
と韓国人が仰天したほどに
今回は初めて日本人が怒った実例なのだ
それなのにお前は!
先輩じゃ無いしね(笑)

かんべえさん、その後も「朝日新聞」に同趣旨の内容の寄稿を寄せ
懲りないところを見せている

「日本こそ自由貿易の旗手だろう」
と言う部分に異存は無い
そりゃそうだが
いつも、どんな状況でもそうである必要もあるまい

韓国のような狂った国が悪質な反則行為を
連続して仕掛けてきたとき
まさか永遠の平和国家日本が(笑)
軍事的手段もとれないし
経済的制裁に収斂してしまうのはしかたないだろう
しかも経済こそ韓国の最大の弱点なのだし

商社マンの先輩・・・
いや、年齢的には私よりずっと若いが
角の立たない文章で経済評論家として大成(笑)されたかんべえさん
商社マンの先輩・・・
いや年齢的には私よりずっと若いが
同じ商社出身と言うことで
勝手に親しみを感じてこのコラムを読んできたのだが・・・

悔しくも、私の代で
卑しい商人(あきんど)=商社マンに身を落としたとは言え(笑)

先祖はほとんど士族という私
​とりわけあの過激な長州藩の家老のひとりであったというご先祖のDNAが​
こんな政治音痴とも言うべき記事に怒り心頭​

今まで楽しんで読んでいたこの経済漫才を読んでも
すっかりしらけていた今日この頃(笑)

ただし
このイランに関する記事は
珍しく(コレコレ)正鵠を得ていると言えよう

   ~~~~~


​●かんべえの不規則発言​​​​

2019年9月 
<9月17日>(火)
○9月14日に起きたサウジの油田爆撃事件は、つくづくよくわからない事件です。いやもう、わけがわかりませぬ。

●犯行声明を出したイエメンのフーシ派は、もともとミサイル攻撃などをやってはいましたが、テロリストとしてはせいぜいアマチュア5級程度の腕前でした。それが今回は、堂々のプロ5段程度の腕前を見せている。ホントはあんたたちじゃないんでしょ、と突っ込みを入れたくなる。
●いやもう、そうに決まってます。イランが後ろで糸を引いているに決まってます、と言いたげな人もいるようですが、そうだとすると​今のイランは革命防衛隊が「関東軍」になっているということ。つまり最高指導者ハメネイさんの言うことを聞かなくなっている。いや、むしろハメネイさんは戦前の昭和天皇のように、国内政治の際どいバランスの上に乗っかっているだけなのかもしれません。
この部分は秀逸
​​
​●これまでサウジが高いおカネを払ってアメリカから購入していた対空防衛ミサイル網などは、今回は全く役に立たなかったことになる。ドローンが低空で入ってきたら止められないんだ、と言われるかもしれませんが、とりあえずサウド王家の面目は丸つぶれである。どうするんですかねえ。​
●ということは、さすがに「石油価格を釣り上げるためのサウジによる自作自演説」はあり得ないでしょう。まあ、こういうときについ思いつく陰謀論ではあるのですが。同工異曲として、「総選挙を控えたイスラエルによる攻撃」という陰謀論もありそうですが、さすがに次の政権が誰になるのかサッパリ分からない状態で、イスラエル国軍が下手なことをするとは思われませぬ。
●ところで今回のサウジ攻撃は、アメリカのボルトン国家安全保障担当補佐官が更迭された(本人は辞任だと言い張っている)ことと、どういう関係があるのでしょうか。「トランプはどうせ、俺たちと戦争するようなガッツはない」とイラン側に見透かされている、というのはあるかもしれません。まあ、でも石油禁輸と金融制裁は、解除してもらえないでしょうなあ。
​●ともあれ、これで世界の原油生産量の5%以上が麻痺してしまった。

これでホルムズ海峡を挟み、
サウジとイランがドンパチ始めるようになれば、
​これはもうハルマゲドンのようなシナリオとなってしまいます。​

さあ、どうなるんだ。誰かがどうにかしてまとめ上げられるのか。​
●希望があるとしたら、来週にニューヨークで行われるであろう国連総会における首脳会合。トランプさんは、とにかく大型の首脳会談の機会に飢えているようですが。サウジの側には、そういう必然性は乏しいように思われます。どこの国でも、強硬派同志というのは息が合うらしく、つくづく「あんな国と絶対に合意したくない!」という思いが、今回のような事態をもたらしてしまうのではないでしょうか。
​●折からの9月FOMCの議論もどうなることやら。石油価格の急激な上昇は、米国経済にインフレ圧力をもたらすはずである。それでもトランプさんは、「利下げだ利下げだ」と音頭をとり続けることでしょうが。​










最終更新日  2019.09.20 23:27:25
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2019.09.19
 ​★★★ ホルムズ海峡封鎖の可能性も​

記事
 「弱腰アメリカ」笑うサウジ攻撃の本当の黒幕

ドローン10機で19カ所攻撃はほぼ不可能
池滝 和秀 2019/09/18 16:00
© 東洋経済オンライン

 14日未明に起きたサウジアラビア東部にある石油施設への攻撃では、サウジの日量生産能力の約半分が一時的に失われ、原油相場が高騰して日本の市民生活への影響も予想される事態となった。

 隣国イエメンのイスラム教シーア派系フーシ派が、ドローン(無人機)10機による攻撃だと犯行を認めたが、この主張を額面通りに受け取る専門家はほぼ皆無だ。
​フーシ派を支援するイランが深く関与しているとの見方が強い。
 イランは、サウジが介入するイエメン紛争を隠れ蓑に、原油相場を容易に高騰させる能力を誇示。
イラン核合意をめぐるアメリカとの駆け引きを有利に進める狙いがありそうだ。


​フ​ーシ派の主張と整合性取れない
​ アメリカによるイランへの「最大限の圧力」により、イランの7月の原油輸出量は日量約10万バレルと、2018年のピーク時の約20分の1にまで激減。
もはや失うものがないところまで経済的に追い詰められたイランは、通常戦力が大幅に異なる主体間の「非対称戦争」に持ち込み、アメリカの圧力緩和を引き出そうとしている。
サウジの原油生産の中枢に打撃を加えることで、世界経済も「人質」に取れる攻撃能力を示しており、イラン側もアメリカに非対称戦争で最大限の圧力をかけた格好だ。

 アメリカ政府が公開した衛星写真によると、アブカイクで17カ所、クライスで2カ所の計19カ所が攻撃を受けており、フーシ派が主張する10機のドローンによる攻撃という主張とは整合性が取れない。小型の弾頭を搭載した自爆型ドローンとみられているためだ。
 また、フーシ派による従来のドローン攻撃と比較して、航続距離や精度が格段に向上しているほか、複数の標的をほぼ同時に狙うという手口は、外部勢力の関与がなければ実行できない複雑な作戦と言える。​17日記者会見したサウジのアブドルアジズ・エネルギー相によると、備蓄の放出で全体の供給量は回復したものの、攻撃前の水準まで産油量を回復させるのには9月末までかかるという。

 フーシ派はイエメン紛争に介入して空爆を繰り返すサウジに反発し、5月にサウジの首都リヤド西方の石油パイプライン2カ所をドローンで攻撃して操業停止に追い込んだり、弾道ミサイルをリヤドに撃ち込んだりしてきた。さらなる攻撃を予告しており、今回の攻撃も一連の軍事行動に沿ったものとも言える。
​ 7月には、サウジ主導の連合軍の中軸を形成してきたアラブ首長国連邦(UAE)がイエメン駐留部隊の縮小を表明。フーシ派は、サウジへの攻撃を激化させ、軍事介入の停止を誘おうとしている。

フーシ派を積極的に支援するイラン
 戦略国際問題研究所(CSIS)アンソニー・コーズマン上級研究員は、フーシ派は航続距離が最大で1500キロ、全地球測位システム(GPS)を使った精度の高い飛行が可能なドローンを獲得していることが知られていると指摘。クライスで約800キロ、アブカイクで1000キロ超の飛行は可能であり、フーシ派による犯行の可能性は排除されないとの見方を示す。
 ただ、「ほぼ同時に遠方の複数の標的を攻撃するという複雑な作戦を遂行する能力があるかは疑わしい。イランの支援なしにフーシ派が実行できたかどうかは極めて疑問だ」と分析する。
 さらに、アブカイクの石油施設攻撃では、石油生産に重要な工程を担う施設が標的となっており、石油産業にも十分な知識を持った勢力が犯行に関与しているのは間違いない。イエメンも産油国だが、やはり石油関連の人材豊富なイランの関与を疑う材料になっている。極めて燃焼性の高い施設がピンポイントで攻撃され、原油相場への打撃が大きくなった。
 イエメン紛争に介入するサウジ主導の連合軍は16日、石油施設攻撃に使用されたドローンがイラン製だったと発表。フーシ派がイランから武器を供与されたり、技術移転を受けてきたことは既成事実だ。焦点は、ドローンがどこから飛来してきたかだ。
 イエメンから出撃したとのフーシ派の主張に疑問が投げ掛けられる中、サウジの石油施設の打撃が北西方面であることを根拠に、アメリカ側には、イラクやイランが出撃地点だったとの主張もある。イランの明確な関与を立証できれば、非対称戦争という相手の土俵ではなく、同盟国による攻撃を理由に、アメリカは通常戦力による報復も可能となる。
 だが、ドローンが旋回して出撃地点をあざむくのは簡単なことだろう。アメリカのポンペオ国務長官とイラクのアブドルマハディ首相が15日に電話会談し、「イラクから実行されてはいないことが、アメリカの提供した情報で確認された」とイラク首相府が発表した。一方、クウェート上空で無人機の目撃情報もある。
 アメリカのCNNテレビは、アメリカとサウジの捜査当局がイラク国境に近いイランの基地からドローンや巡行ミサイルが発射された可能性が極めて高いと結論付けたと伝えた。

​ イランはこれまで、フーシ派という“代理人”の使用や、犯行に対する否認性といった非対称戦争の教科書が教える見本のような戦術を展開し、アメリカを翻弄してきた。
度重なるタンカーへの攻撃でアメリカ軍はペルシャ湾で警戒態勢にあるほか、アブカイク東方のバーレーンには、アメリカの第5艦隊が司令部を置き、カタールにもアメリカのアルウデイド空軍基地がある。​

​ ペルシャ湾のみならず、イラク上空を経由してサウジにドローンを飛ばす場合も、駐留アメリカ軍に探知される恐れがあり、イランにとってリスクが大きい。CNNの報道が事実とすれば、イランによる非対称戦争が新たな段階に入ったことを意味し、イランの行動が一段と先鋭化してきたと言えよう。


​トランプ大統領の弱腰見透かす​
​ 非対称戦争において、犯行主体や攻撃の詳細が判明することは少ない。安倍晋三首相がイラン訪問中の6月に起きた日本のタンカーに対する攻撃も、犯行主体は今もって特定されていない。​
​​ 言えるのは、世界最強の軍隊を中東地域に展開するアメリカに対して、イランはすでに非対称戦争で迎え撃っているという事実である。一連のタンカー攻撃にイランが関与したかどうかは別にして、​攻撃により、イランが警告するようなホルムズ海峡の封鎖が現実的な脅威となった。
​​

​ また、サウジの石油施設への攻撃は、アメリカのミサイル防衛網の導入など数兆円の軍事費を1年間で費やすサウジの軍事装備をもってしても、1機1万〜2万ドルとされる安価なドローン攻撃を防げず、
​世界経済を左右する原油相場を人質に取ることが容易であることが浮き彫りになった。​


 アメリカの軍事専門家は、「アメリカもレーザーなどを使った無人機迎撃システムをようやく発表している段階にあり、ドローン攻撃から石油施設を守る技術は存在しない」と話す。​中東の石油業界関係者は、「サウジ石油施設への攻撃で無人機の脅威の大きさが示された形であり、原油相場はリスクとして織り込んでいくだろう。原油相場が高止まりしかねない」と指摘する。


 ​イランとしては、影で暗躍することでアメリカやサウジとの直接対決は避けながらも、アメリカをじわじわと追い詰める戦略だ。トランプ大統領は、ホルムズ海峡で7月にアメリカの無人機が撃墜された事件で、直前に対イラン攻撃を撤回した。今回も「臨戦態勢」としながらも、「戦争は望んでいない」と表明しており、イランはトランプ大統領の弱腰姿勢を見逃さないだろう。​
 
​世界最強の軍事力を誇るアメリカでも、イランとの非対称戦争に本格的に突入すれば、米兵の犠牲は避けられない。2020年11月に大統領選挙を控えたトランプ氏がイランとの軍事対決に踏み込みにくい手詰まり感を見透かし、イランは圧力を徐々に強めている。​

 
​9月の国連総会に合わせて、トランプ大統領はイランのロウハニ大統領との会談を模索する中、9月10日、対イラン強硬派のジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したとツイッターで発表した。​



今後想定される「攻撃」

​ 緊張緩和の可能性が一転して出てきた中でのサウジへの攻撃は、イランの保守強硬派で精鋭部隊の革命防衛隊が主導しているのは間違いない。革命防衛隊は、イエメンやレバノン、シリア、イラクなどの武装勢力を支援するが、アメリカとの対話が始まれば、こうした活動に焦点が集まることになる。​
 

​ただ、今回のサウジ攻撃は「規模や標的の重要性から考えてイラン指導部の許可なしには実行できない」(イラン人ジャーナリスト)との見方がある。イランの現在の戦略は奏功しており、現時点ではアメリカとの対話に乗り出す必要はなく、非対称戦争による脅威を引き続き高めてくる可能性が高いだろう。

 実際、イランの最高指導者ハメネイ師は17日、「(アメリカとの交渉に応じれば)要求を押し付けられ、アメリカによる最大限の圧力を成功させてしまう」として、会談を拒否する考えを示している。イ​ランは、アメリカやその同盟国が耐えきれないまでに、非対称戦争による世界経済への影響を拡大させ、アメリカをイラン核合意に引き戻したい考えだ。​
 

今後想定されるのは、サウジ石油施設への継続した攻撃や、 サウジの発電所、淡水化施設など市民生活に直結するインフラを標的にした攻撃だろう。フーシ派を代理人として攻撃を仕掛け、ムハンマド皇太子の強権支配が続くサウジの国民の不満を高め、体制の動揺を誘うことは、原油供給の安定を損なうことにもつながる。



​​ トランプ氏は、大統領選に向け交渉巧者としてイランとの対話を実現し、有権者にアピールしたいのが本音だ。だが、イランの振る舞いによっては軍事行動を取らざるをえない状況に追い込まれかねない。

アメリカ側の情報では、イランによる攻撃との見方が強まっており、トランプ大統領は
革命防衛隊の基地など、大規模な軍事衝突に発展しない程度のイランへの限定的な攻撃を命じる可能性もある。

アメリカとイランの双方が譲歩を狙う危険な駆け引きは、なお続きそうだ。​​
​​​​


    ​​   ーーー 私の意見 ーーー


​​もともとこの紛争は
共にイランを敵視する

○ サウジのムハンマド皇太子
○ トランプ大統領
の二人が引き起こしたもの

○ ムハンマド皇太子はイラン攻撃に代えてイエメン内戦を代理戦争として始めた
○ トランプはIAEAがイランは核合意を遵守していると保証したにもかかわらず
「イランが核合意に違反している」といちゃもんをつけて制裁を開始

はじめは受け身だったイランも原油輸出を止められてからは
急速に攻勢に転じ
○ サウジの原油生産能力
○ ホルムズ海峡封鎖
これらを人質に
○ トランプの譲歩
○ サウジ政権の弱体化
を狙っている

ただ、思いつきのトランプと違って
宗教的理念を基本とするイランは状況によっては
○ 殉教的な攻撃
○ ホルムズ海峡の封鎖
という大規模戦争・世界の壊滅に繋がりかねない状況
への引き金をひく可能性を秘めている

○ 無思慮なトランプのイランいじめ
○ 焦りつつ傲慢なムハンマド皇太子の野心

ホルムズ海峡封鎖ともなれば
日本の発電の大半を担う原油輸入がストップ
これは、中国・韓国・台湾
などの東アジア各国もほぼ同条件
東アジアが一気に壊滅という可能性を秘めている
恐らくそれは無いだろうと誰でも思う
しかし、歴史上のほぼすべての戦争は
この「まさか」が「本当」に反転したもの

最悪の結果が到来しないように祈るばかりである








最終更新日  2019.09.19 02:08:38
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2018.11.06
★ 記事 サウジが直面する“第2の国難”:9・11との共通点
2018年10月27日 11:30
​​​長谷川 良

・ 重要では無い部分
・ 周知の事実
これらは、これから、小さなフォント、とする(笑)


アラブの盟主でイスラム教シーア派の大国サウジアラビアはトルコのイスタンブールのサウジ総領事部内で起きた反体制派ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏(59)の殺人事件で国際社会から厳しい批判にさらされている。​​​
カショギ氏殺人事件で批判にさらされるムハンマド皇太子(ウィキぺディアから)
サウジ検察当局は20日、カショギ氏はイスタンブールのサウジ総領事部内で死亡したことを初めて公式に認めた。サウジ側の説明によると、事件は計画的なものではないこと、関与が疑われる容疑者18人は拘束され、情報機関高官ら政府の責任も認めたという。
一方、トルコのエルドアン大統領は23日、アンカラで与党「公正発展党」(AKP)議員団の前でカショギ氏殺人事件について沈黙を破り、サウジ側の説明を否定し、「計画的に実行された野蛮な殺人事件」と指摘し、サウジ指導部の関与を示唆し、事件の全容解明を要求した。ちなみに、同大統領は自身の演説をわざわざアラブ語と英語で通訳させている。サウジの蛮行を世界にアピールする狙いがあるからだ。

​トルコでクーデター未遂事件(2016年7月15日)の勃発後、エルドアン大統領は反体制派を強権で次々と弾圧し、数多くの反体制派ジャーナリストを拘束してきた。その大統領がいま、サウジの反体制派ジャーナリスト殺人事件を批判し、国際社会に向かってサウジ指導部のジャーナリスト殺人事件を糾弾しているわけだ。​

カショギ氏殺人事件はサウジの国際的評価を落とすだけではなく、
サルマン国王の王朝体制を震撼させている。
特に、33歳のムハンマド皇太子が推進してきた
体制刷新、近代化路線にも暗雲が漂ってきた
と受け取られている。

一方、アラブとイスラム教の覇権を密かに目論むエルドアン大統領にとって、
カショギ氏殺人事件はアラブの盟主サウジを叩く絶好のチャンス
を提供しているわけだ。



そのエルドアン大統領はカショギ氏殺人事件でサウジ指導部の責任を追及しても、サルマン国王への批判は意図的に抑えている。一方、名指しこそ避けたがムハンマド皇太子の事件への関与を示唆している。すなわち、攻撃のターゲットを高齢で病弱のサルマン国王ではなく、ムハンマド皇太子に絞っているわけだ。

ムハンマド皇太子は24日、首都リヤドで開かれている国際経済フォーラム「未来投資イニシアチブ」で、カショギ氏殺人疑惑について「不快な事件だ。正当化されない」と語り、事件に関わった容疑者全員を罰する意向を改めて強調したが、自身の関与への批判などには全く言及しなかった。

ところで、ムハンマド皇太子がカショギ氏殺人事件で政権へのダメージを最低限度に抑え、この危機を乗り越えることができれば、エルドアン大統領にとって状況は逆に厳しくなることが予想される。


オーストリア代表紙プレッセ24日付はアンカラ発で「エルドアン大統領はムハンマド皇太子を攻撃している。その皇太子が今回の危機を乗り越えることができれば、エルドアン大統領へ逆襲するだろう。皇太子は若いだけに、トルコ側は長期間、サウジから執拗な攻撃にさらされることになる」と解説している。

換言すれば、エルドアン大統領がムハンマド皇太子を失権させない限り、次は自身がアラブの大国サウジの攻撃対象となるというわけだ。



サウジにとってカショギ氏殺人事件は2001年9月11日の米同時多発テロ事件に次ぐ、“第2の国難”だという声を聞く。

9・11事件ではニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)に向かって自爆したパイロットらイスラム過激派テロリスト19人の実行犯のうち、15人がサウジ出身者だったこと、事件はサウジ出身のオサマ・ビンラディンが主導する国際テロ組織「アルカイーダ」の仕業だったことなどから、イスラム過激テロとサウジの密接な関係が指摘され、サウジ側もイスラム過激主義との一線を引くのに腐心した。

カショギ氏殺人事件はトルコ側のリークによって事件が計画的に実施され、野蛮暗殺人事件だったことが次第に明確になり、サウジへの国際的批判が再び高まってきた。規模と状況には違いがあるが、
「9・11テロ事件」と「カショギ氏殺人事件」はサウジの国際的評価を大きく傷つけたという点で似ている。



カショギ殺人事件はサウジ側が撒いた種で自業自得の可能性が高い。ムハンマド皇太子は事件が暴露され、国際社会から追及される事態になるとは予想していなかったはずだ。
皇太子就任後、実権を掌握してきたムハンマド皇太子は強権政治で政敵を粛正し、改革を推進してきたが、反体制派ジャーナリストの殺人事件で躓いてしまったわけだ。

ムハンマド皇太子が今回の危機で実権を失うようなことがあれば、皇太子の強権政治を密かに批判してきたサウジ王朝内の反対勢力が台頭してくることが十分予想される。



トランプ大統領時代に入り、巨額の軍需品を米国から調達することを通じ、サウジ・米国との関係は回復し、サウジとイスラエルとの関係も次第に正常化に向かってきた直後だ。

トランプ米政権が考えてきたサウジ、エジプト、イスラエルを中心としたイラン包囲網構築にも支障がでてくるかもしれない。

同時に、世界最大の原油輸出国の一つ、サウジの不祥事は世界の原油価格に影響を与えることは避けられないだろう。

いずれにしても、カショギ氏殺人事件でサウジは高い代価を払わなければならなくなったことは間違いない。


エルドアン大統領はムハンマド皇太子の打倒をターゲットに絞ってきた。
「ムスリム同胞団」を支持するエルドアン大統領とムハンマド皇太子との間でアラブの盟主を賭けた覇権争いがいよいよ本格的に始まるかもしれない。

​​​X






最終更新日  2018.11.06 21:23:35
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2018.10.22
なんでも、中東のカタールで大雨が降って洪水だそうである
カタールに限らず、湾岸諸国は海水淡水化プラントのおかげで
水を街に散水するようになり
以前は白人の墓場と言われた気候が変わり
私がいた頃にもすでに時々雨が降るようになっていた

カタールと言えば、Yukoさんである
この頃は一向に書いてこない彼女だが
その天罰てきめん(笑)
今頃は洪水の中を必死に泳いでいるに違いない

しかし、ヒューストンからカタールへ
多分、オイル・ガス関係だな






最終更新日  2018.10.22 05:54:31
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2018.10.21
このところ私は
トルコで虐殺されたサウジアラビアのカショギ記者の事件
あの事件が、世界を震撼させた、のみならず
下手をすれば

サウジ・米国・トルコ・イランなどを巻き込む
歴史的な世界的な大問題に発展しかねないと

注目しているのだが

その中でも、みなが瞠目するのは
この事件の恐ろしいほどの残酷性である
体制を批判するからと言って

いきなり生きたまま手の指を切り落とし始め
わずか七分で死亡させ
両手両足および頭部を切り落とした
と言われる
このまるで動物の解体のような
冷酷極まる残酷さに驚愕した人が多いだろうと思う


私は今は引退しているが、現役時代は、商売柄、中東での経験が長い
今から数えれば30年以上前の経験だが
中東諸国の中でも、サウジアラビアは特別だった
湾岸沿線の独裁王国の一つであり世界最大の産油国でもある

私も合計数年暮らしてみて
心底、この国が恐ろしくなって
国外に逃げ出したくなった事件が、二・三あるが

そのことについては、もう、今は時効になったと思うので
近日中に記事にしてみようと思うが

しかし、そのサウジアラビアの実態は、未だに中世のアラビア国
それを世界中に如実に表した有る事件がある

それを私は、十数年前にブログ記事にしたのだが
時節柄(笑)また復刻してみよう



   ーーー 復刻記事 ーーー


★ 復刻記事 処刑されたサウジアラビアの恋する王女​​

​サウジアラビアの王女が男装しての恋の逃避行に失敗
処刑された広場を見下ろすホテルに宿泊したこと
2005.04.04


1977年、サウジアラビアのある王女が処刑された。
彼女は既婚者でありながら、ある平民の男と恋に落ち
男装して海外に逃亡しようとしたが発覚して処刑された。

罪名は姦通罪だったと思う。

なんでも処刑場に連れ出された二人は
すでに鎮静剤を大量に打たれて意識朦朧としていたという。

王女は銃殺、男は斬首された。
通常、アラブでの姦通罪での処刑は石打刑である。
地中に首まで埋められたまま
息が絶えるまで民衆に投石されるのだが
この処刑においては
一方の罪人が王女だから、温情の特別処置がなされたのだろう

       ―――― ◇ ――――

この王女が処刑された街、サウジアラビアの西海岸の
メッカへの玄関口である商都・ジェッダ
この町には、何度も長期出張していた

タクシーなどで事務所から宿舎へ帰る途中に
砂地の広場があってその広場を取り巻くようにカフェテラスが並んでいる。

この広場は首切り広場と呼ばれていて
処刑が行われる場所でもある。

中東では処刑も娯楽の一種である部分がある。
日本でも江戸時代の処刑場では
竹矢来の外は野次馬で一杯だったと言うことだ。


ある出張でジェッダに入った
その時にはまともな、外国人が宿泊できるような
ホテルに空き室がなかった。

仕方がないのでこの首切り広場に面したホテルに宿泊した。

       ―――― ◇ ――――

その当時の中東での外国人にとってのホテル状況は最悪だった
もともと昔の中東はどの大都市でもヒルトンぐらいしか
外国人が宿泊できるまともなホテルが無く
しかしそこはいつも満員でなかなか宿泊できなくて
rsercation の確保には大変な苦労をした
ハゼヒルトンだけだったのか?
その経緯は知らないが、ヒルトンに積極性・先見性があったのだろうか?
その代わりいったん宿泊してしまえば、何しろヒルトンだからなんでも豪華版。
少し時代が経って中東がプラントビジネスの大部隊になってからは
ヒルトン以外にシェラトン・インターコンチ・マリオット、
その他の★★★★★、五つ星の有名ホテルが軒並み進出したが
それでもまだ、現地のホテルとはあまりにも格差があって
ビジネスマンはみな一流ホテルに宿泊していた。

おかげで私も、五つ星ホテルの宿泊歴だけは
たいていの人よりは上だろうと思う。

       ―――― ◇ ――――

ただこの長期出張で私が宿泊したホテル?は
典型的な古い昔のタイプのアラブの商人宿で
がらんとした部屋には
強い陽光を遮るため
小さい窓が非常に高い所にあるだけで
建物の外は強烈な陽光だが、ホテルの室内は薄暗い。

監獄といってもいいような室内である。
違いは監獄とは違って
出てゆく自由があることと
こちらが宿泊代を払うと言う事(笑)

家具もベニヤ板の安っぽい洋服ダンスがあるだけ。
中には針金のハンガーが二・三個ぶら下がっている。

それに紅海沿岸は湿気もすごいから(湿度100%)
ひどくかび臭い上に、シャワーを浴びないアラブ人の
汗だらけのすえたような、苦いような強烈な体臭が鼻をつく。

しかし、こんなホテルには慣れている私だから
ベッドにドンと身体を投げ出したが、その直後、おどろいた。

ベッドの底が抜けて、身体が沈み込んだ。

宿泊客の汗がベッドのスプリングを錆びさせて、ついに底が抜けたらしい。
部屋の隅にもう一つある粗末なベッドで寝ることにした。

しばらくしてベランダに出てみたら首切り広場が真下に見える。
処刑は金曜日に行われると言うから今日は静かなようだ。

その内にはてな?と思った。
例の英国人ジャーナリストが盗撮したのは
この首切り広場廻りのホテルの一つのはずだが
ひょっとしたらこのホテルかも知れないと思った。

          ~~~~~~~   
  
このサウジアラビア王国のある王女が平民の男性と恋いにおちいった。
平民との恋愛・結婚はサウジでは御法度である。
二人は変装して国外に逃れようとし、王女も男装した。
しかし、出国の際に見破られて逮捕され
そうして、公開処刑された。

ふつう、イスラムでの姦通罪は
地面に首まで埋められて、民衆から石を投げつけられて死ぬのだが

          ~~~~~~~  
   
ある英国のジャーナリストがこのジェッダに滞在中
たまたま宿泊していたホテルのベランダに出ていて
下の広場でのこのサウジの王女の処刑の場面を目撃
この記者はカメラマンではなかったらしく

大急ぎで手持ちのバカチョン(今は差別語だが)カメラで撮影
帰国した英国でこの写真を見た雑誌が発表
英国とサウジが国交断絶寸前にまで至った事件がある。

私もその雑誌は買って読んだが
問題の写真は、「その瞬間」などは掲載していなかったし
カメラが確かコダックのポケットカメラ
粒子の粗い不鮮明な画面であったのを覚えている

ただ、私が気にかかったのは
その広場を見下ろすベランダからの角度
それが、どうも、このホテルのベランダのような気がした

あらためて、円形の首切り広場を見下ろしてみると
広場の周りは、パイプでの水たばこなどを楽しむ客達がたむろする
いわゆる喫茶店はほとんどであり
古く手、かび臭くて、監獄同様の室内インテリア(笑)とはいえ
私が宿泊するこのホテルのような高さのホテルは、一つ二つぐらいしか無い
あの写真が撮影されたホテルはこのホテルの
このベランダからである
その確率は、非常に高い
そんな感じがした

       ―――― ◇ ――――

もうひとつ王女の悲しい恋物語がある。
場所はサウジアラビアではなくて、対岸の小島のバハレーンである。
女性はバハレーンの首長の親戚の王女。
男性は米海兵隊員。

ショッピング・モールでお互いに一目惚れで恋愛関係に入ったと言うことだが
そんなことが果たしてあり得るのか?




バハレーンは小さな島国なのでバスに乗った経験はないが
サウジアラビアではバスの中が二つに区切られていて
男女は七歳以下でも席を同じゅう出来ない。

もちろん、女性は車を運転すら出来ない

だいたい湾岸署国での女性は
その顔のみならず、身体全体をを黒いベールで顔を隠していて
見せてもいけないし、見てもいけない
女性は誰かの持ち物なので
われわれはカラス天狗と呼んでいた黒い不気味なマスク
それをかぶっている時もある。
普通、女性というものは、見て楽しく、見て美しい
必ずしも全員がそうではないものの(笑)
基本的に、そういうものである

しかし、中東では、女性は、どこかの男性の所有物であり
興味を持ったり、ましてや愛でてはいけない
そういうものであって
町中で出会ったりすれ違ったりしても
見てみないふりをしなければいけない
さもないと身に危険が及ぶ
特にサウジではそういったものだった


ただ、サウジの美女を近くで拝める秘密の場所がある。
一流店の化粧品売り場だ。
そこでは上流階級のお嬢様・奥様達がベチャベチャ、ピーチクパーチク
おしゃべりし、化粧品を試し塗りしながら鏡をのぞき込んでいる。

日頃のたしなみの黒いベールで顔を隠すこともせずに・・・。

彼女たちはさすが美女を集めたハーレムのDNAが生きてて美女ぞろいだ。
黒髪に黒い瞳だから、イタリアの清純な女優さんと言ったおもむき。
イタリアと言ってもゲルマンの血が混じる北イタリアではなく
アラブの血が混じるシチリア島で見た美女たちによく似ている。


バハレーンの海兵隊員もきっと化粧品売り場で彼女を見そめたのだろう。
私はそう思った

イスラム法ではイスラムの女性と異教徒の男性の結婚は禁止されている
しかしもし、私がイスラム教徒になったら
理論的には
この美女達の一人との結婚も可能となる・・・。

いや、できればひとりだけでなく・・・
ハーレムまで持てれば・・・
(コレコレ)

チラッとこういう考えが頭に浮かんだこともあったが
美女に手を触れることも出来ないまま
首をちょん切られたかも知れない。

あるいは
首まで地面に埋められて、石を投げられて惨死したかもしれない。

​やはり私の人生はこれでよかったのだ
よかったのだ
よかったのだ

念のために、リピート(笑)







最終更新日  2018.10.21 02:59:34
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2018.10.20
​★★★ 今回のサウジ記者惨殺事件を予見したかのような私の過去ログ​


以下の過去ログは、私が 2017.11.28 に記した記事であるが​
今回の在トルコサウジ大使館におけるカショギ記者惨殺事件
その首謀者と目されるサウジの皇太子に関して
私の虫の知らせ、を書いたものである
​今となっては、この記事が暗示したものは大きいと思う​

​​
   ーーー 過去ログ ーーー
 
過去ログ サウジは、若き皇太子の暴走で自滅へ向かう

​​​​​
私は商社マン時代​​​
中東プラントプロジェクト担当として
サウジをはじめとする湾岸独裁王国産油国に長く滞在していた

従って、中東問題に関しては
一応、一般的な日本人よりは多くと知見と関心を持っている​​
サウジは世界一の産油国であり
石油と電気が文明の根源である現代においては
世界の KEY PLAYER である
しかしそのサウジは、今までは、金満で保守的で
政治的な動きは示さないで来た

ところがここに来て
過激な革命児が将来の国王として出現
サウジのみならず
中東のみならず
​私は、彼が、世界を震撼させる可能性・危険性を感じる​
彼の名は
Mohammad bin Salman Al Saud
​通称「MBS」として知られる
彼の過激な行動およびその目的は下記の記事で十分に説明可能だが
私は、それに加えて指摘しておきたいことがある

私は、湾岸産油国経験者として
以前からこのブログで
王族が莫大な石油利権を独占している現状から
王族以外の湾岸住民の
それも、王族がスンニ派であるのに反して
庶民は、イランと共にシーア派
これらの勢力が、近未来に革命を起こす
そういう可能性を指摘し続けてきた
王族の石油利権が革命を起こす革命国民の手に落ちる

この可能性は unpredictable な大混乱を世界にもたらす
従来の石油利権・分配の
王族 → 石油メジャー 
こういう石油のフローが一変してしまうのだ
このことは、また別の機会に語るとして
この革命児・豪腕のMBS皇太子が狙うものは
この記事で語られる常識的なものだけでは無い
これは、私だけの見方かも知れないが
MBSは、私の言うサウジにおける近未来の「革命」の危険性を
未然に取り込んで防ごうとしているのだと思う
MBSは、イスラムの教義に反すると思われるほどに
開明的に、潜在的な革命分子であるところの
若者・国民の支持を得る政策を強行している
聞くところによると
● 若者
● 女性
からのMBSへの支持は極めて強いという
サウジの人口に占める若者の比率は非常に高い
また、当然のことながら人口の半分は女性である
この若者と女性層の支持をつかみ、革命の危険性を摘み
MBSは世紀の大改革を目論む
暗殺の危機をはらみながら



  ​ーーー 引用記事 ーーー​
サウジは、若き皇太子MBSの暴走で自滅へ向かう
石油とマネーで翻弄してきた反動が始まる ​​​​
東洋経済オンライン
内田 通夫

​ サウジアラビア王国。国名が表すように、サウド家が統治する王国だ。絶対王政を採用、世界最大の産油国であり、膨大な埋蔵量を誇る。そのサウジアラビアで異変が起きている。​
 サウジアラビアはイスラム教発祥の聖地マッカ(メッカ)とマディーナ(メディナ)の保護者であり、イスラム教スンニ派ハンバリー法学の原理主義ワッハーブ派を国教とする。”イスラム教の保護者”であるという自負が王家を支えてきた。これまでは初代国王イブンサウドの息子の世代が王位を継承してきたが、今、孫の世代(第3世代)が王位を継承する時期に差しかかっている。異変はすべて、次の国王と目されるムハンマド皇太子(32)の政策と性格に起因する、といっても過言ではない。
サルマン国王は支離滅裂な発言も
 2015年にはアブドゥラー国王が死去。アブドゥラー前国王は皇太子時代を含めて20年間、サウジアラビアを統治し、名君の誉れが高かった。その統治手法は、イスラム原理主義の1つ、ワッハーブ派を内外で宣教しながら、米国に安全保障を依存し同盟関係を維持するという、ダブルスタンダードの綱渡りを巧みに行ったことだ。その手段として、敵味方を問わず「気配り、金配り」で手なずけ、抑え込む。
 国際関係の闇の部分、たとえば過去には、アルカーイダやIS(イスラム国)を支援育成したことなどをなるべく表に出さない、という手腕に長けていた。
 最大の危機は2001年9月11日に米国で起きた「米同時多発テロ事件」だ。犯行グループの主犯とされたオサマ・ビンラディンは、サウジアラビアの大富豪で、実行犯のほとんどはサウジアラビア人だった。資金もサウジアラビアの王族、富豪、慈善基金から出ていたとされる。ビンラディンらの目的は米軍のサウジアラビアからの撤退。サウジアラビアにはマッカとマディーナのイスラム教2聖都がある。自国の教育で原理主義をたたき込まれた実行犯の者たちは、イスラム教の聖地サウジアラビアに米軍が駐留することには耐えられなかったからだ。テロ事件後、米国とサウジアラビア間に緊張が生まれたが、この緊張をうやむやのうちに鎮静化(解決?)したのが、アブドゥラー前国王だった。
 その前国王の跡を継いだのが、10歳年下の異母弟である、現在のサルマン国王(81)だ。サルマン国王は初代国王イブンサウドに寵愛されたスデイリ家出身の王妃を母に持つ。サウジアラビア王家で勢力と格式を誇る、スデイリ・セブン(母を同じくする7人兄弟)の1人。リヤド州知事や内務大臣の要職をこなした経験豊富な王族だが、80歳直前の即位で、アルツハイマー病の兆候が出ていた。長時間の会議に出ると、途中で発言ややり取りが支離滅裂になる、ともうわさされる。国王の代理としてサウジアラビアの執権となったのが、溺愛する息子ムハンド・ビン・サルマン(MBS)だが、まだ31歳の若さだった。このため、サルマン国王即位直後は、ムハンマド・ビン・ナイーフ(MBN)を次の国王となる皇太子に指名、サルマン家で王位を継承しないことを示し、王族内で妥協を図った。
​ しかし、2017年9月、宮廷クーデターが発生する。仕掛けたのは副皇太子のMBS。
MBNは皇太子だけでなく内務大臣の職も解かれ、皇太子の座を引き継いだのは、ムハンマド(MBS)だった。このころからサルマン国王が生前退位し、ムハンマド皇太子に譲位する、というシナリオがささやかれるようになる。現在でも、2018年1月に予定されているサルマン国王の訪米後、生前退位をするという観測がある。​
​ ムハンマド皇太子が指揮するサウジアラビアの内外政策は、アブドゥラー前国王時代と正反対になっている。
 いったいムハンマド皇太子とはどういう人物なのか。
サウジアラビアなど湾岸情勢に詳しい村上拓哉中東調査会研究員は
「改革志向が強い。
サウジアラビアの人口の過半を占める30歳以下の若い世代に支持されている、
リスクをいとわない大胆な性格の持ち主」と説明する。
​​ 問題はムハンマド皇太子が何を狙っているかだ。
第一はもちろん、他の王族を排除し、自分が「次期国王」になること。
それもサルマン国王の死後でなく、まだにらみが利く時期に。もし成就したとすれば、これから半世紀ほど国王にとどまることも夢ではない。
第二はサウジアラビアの「改革・開放」だ。
石油に依存したバラマキ経済が限界に来ていることは、サウジ国民を含めて誰の目にも明らかだからである。
​​
過去の仕組みに対する”清算”が必要
 過去の仕組みの清算が必要だと、ムハンマド皇太子は思っているのだろう。自ら主導した経済改革「サウジ・ビジョン2030」では、産業化やレンティア国家(国民から税金を取らずに石油収入を配る)からの脱却など、野心的な構想が盛りだくさんだ。世界最大の産油会社であるサウジアラムコの株式公開(IPO)、軍事産業の国産化、観光業の育成が目玉である。なおかつ2018年からは、低税率ながら消費税を導入する予定。ガソリン、ガス、電力など、異常に低かった公共料金も引き上げる。一方で女性の運転を認めることも、開放路線も視野に入れる。
​​ 目下、サウジアビアを取り巻く国際情勢の悪化は、ムハンマド皇太子の危機感を募らせている。
これらを列挙すると、以下のとおり。
​​
 ① 原油価格下落による財政の悪化。
 ② 安全保障を依存してきた米国に全幅の信頼が寄せられない事態。
 たとえば、2015年にオバマ前政権で結んだイランの核開発合意が守られていないことや、2013年にシリアのアサド政権が化学兵器を使用したにもかかわらず軍事介入しなかったことで政権打倒に失敗したこと、などである。ただし、ビジネス本位のトランプ現政権はサウジアラビアが大量の武器購入をするかぎり、政権を支えるだろう。
 ③ 宿敵であるイスラム教シーア派のイランによる、イラクやシリア、レバノン、イエメンへの影響力拡大。
 ④ 宗派(イスラム教スンニ派内のワッハーブ派)を同じくし、GCC(湾岸協力会議)のパートナーであるはずの、カタールの離反。
 カタールは小国ながら世界有数の天然ガス生産で潤い、衛星放送アルジャジーラを通じて、イスラム世界に影響を与えている。が、そのカタールはサウジアラビアの圧力をかわすため、なんとイラン側についた。狭いカタールにもともと駐留していた米軍に加え、サウジアラビアとの関係悪化後には首長(王家)を保護するためにイラン革命防衛隊とトルコ軍が進駐するという、かつては想像すらできないことが現実になっている。
 以前からムハンマド皇太子は、ウマが合わなかったカタールとの関係を前国王時代のように隠すのではなく、首長を排除できないことがわかると2017年6月には国交を断絶。さらには陸路や海路、空路を閉鎖するなど強硬処置に出た。国際関係の「見える化」を進めることが、前国王時代の「見えない化」に慣れた世界の人々には、皇太子の”暴走”に映る。
 最近では、レバノンのサアド・ハリーリ首相(スンニ派でレバノンとサウジアラビアの二重国籍を持つ)がサウジアラビアに呼び出されたうえ、軟禁されるという事件も起きた。レバノンで影響力を強めるのは、イランが支援するシーア派武装政党のヒズボラー。そのレバノンがイランと協議したことに対する報復と報道されたが、プロトコルを優先する外交関係では、あってはならない誘拐行為だ。
​ このほかイスラエルの参謀総長がサウジアラビアを支援するシグナルを送っている。
今までサウジアラビアは、「反シオニズム、パレスチナ支援」を旗印にしながらも、米国を媒介にして、暗黙のうちにイスラエルとは協調関係にあった。その関係も「見える化」している。
​このことは、サウジアラビアがイスラム教の大義を損ねた、と非難されるリスクを抱える。
​​
 そして、サウジアラビア国内におけるムハンマド皇太子の暴走は、この11月に起きた。
王族を含む関係者が汚職の疑いで逮捕され、首都リヤドのリッツ・カールトンホテルなどに監禁された事件だ。
逮捕、虐待、自殺未遂者まで出た
 この事件は広く報道されているので触れない。が、王族内における石油利権の配分を汚職とすれば、サウジアラビアはこうしたことは日常というから、いくらでも王族を粛清することが可能だ。しかも逮捕された王族はほとんど、ムハンマド皇太子の親戚か姻戚にあたる。その王族たちを逮捕し、虐待を加え、自殺未遂者まで出たとすれば、尋常ではない。
 この事件に絡んでは見逃せない人事も行われた。アブドゥラー前国王の息子でサウジアラビア国家警備隊(兵力12万5000人)の大臣である、ムトイブが解任され、ムハンマド皇太子に忠誠を誓う大臣が就任したことだ。アブドゥラー家の国家警備隊支配に終止符が打たれた形である。この結果、ムハンマド皇太子が国軍と治安機関に加えて、国家警備隊まで掌握したことになる。「ムハンマド皇太子に不満があっても軍事力でクーデターを起こすことは困難な情勢」(村上氏)になっているという。
 体制が危機に陥った際には、従来とは反対の行動をとる指導者が登場する。たとえば、ソ連のミハイル・ゴルバチョフや中国の鄧小平だ。ゴルバチョフは失敗したが、鄧小平は毛沢東神話を毀損せず、中国共産党が統治する社会主義市場経済を構築することに成功した。今や中国は日本を抜いてGDP世界2位の経済大国であり、最近では、習近平が汚職摘発をバネにして権力基盤を盤石なものにしている。
​ スケールはより小さいかもしれないが、
ムハンマド皇太子もそれこそ「アッッラーの意思があれば」、中国のように、国教であるワッハーブ派の旗印を毀損せずにサウジアラビアの改革・開放に成功し、後世から「乱暴だったが、名君だった」といわれるかもしれない。

ただ、欧米もイスラム世界も現在のところ、その可能性は低いとみているようだ。​
 中東のエネルギー情勢に詳しい経済産業研究所・藤和彦上席研究員は、「ムハンマド皇太子は運転者にたとえると、経験のないペーパードライバー。急発進、急ブレーキ、車線変更という暴走運転をしている」としたうえで、
「いずれサウジアラビア国内で反発を招き、宮廷クーデターや政変が起こり、ムハンマド皇太子が失脚する可能性が高い。政変劇の後、どういう勢力が指導権を握るかの争いが起きて、世界を不安定にすることを心配している」と指摘する。
 1973年の第1次石油危機以降、世界は、石油とマネーを行使するサウジアラビアに振り回されてきた。まだその時代は終わっていない。
 
​​​​​​​​






最終更新日  2018.10.20 19:29:16
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生きたまま切断虐殺されたカショギ記者

やはり私が想像したようにカショギ一族の人間だった
しかも、なんと、あの武器商人カショギが叔父
祖父はサウド家の御典医

しかも、本人も、以前は、政府に関係していたという

であれば
単にムハンマド皇太子の批判者だけではなく
王室・政府の機密情報を握っている可能性が大
それもあって、殺害されたのだろう

皇太子の指令でトルコへ暗殺のためプライベイトジェットで飛んだ15人
一転して今度は、犯人扱い
自供されては困るので、おそらくは闇から闇に葬られるだろう










最終更新日  2018.10.20 14:18:31
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