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うたたねの詩

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2011/09/11
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カテゴリ:クロノス飛翔伝
「巳の舞・雹転化(ひょうてんか)」





雹がばらまかれたかと思うと、



次第に密集し始め、あらゆるものを固めようとする。





「火炎爆煉陣!」





後方から隙を衝いた魔術部隊の術により、



氷に包まれていく空間を炎が一気に水と化す。



「小癪なっ、これで終わらせてくれようぞ。






 夜の舞・白羅(しら)」






白姫の全力を注いだ奥義は目の前すらも真っ白になっていく。



「何も見えまい、直に楽にしてくれよう」



勝利を確信する白姫に待ったを掛ける。



「見えないからどうした?全部溶かしてやる!」



声の合図とともに術が放たれる。






「劫火却戦!」






生み出された炎は氷を溶かし、白姫にまとわりつく。



「このような不貞な輩に・・・





 必ずや舞い戻り汚名を雪がん!」





白姫を焼き尽くした炎は静かに鎮まっていった。



























一足先に城内に入っているルタリアードたちを待ち受けていたのは、



「よく来た、我が城にようこそ」



デュガーラ自ら部下を引き連れてエントランスに



首を揃えて立ち並んでいた。



「ふざけるな、今日で全部終わらせてやる」



「そりゃぁいい、今日を持って正式に国王として名乗らせてもらおう」



デュガーラの挑発にルタリアードは剣を構えると、猛然と突き進む。



しかし、デュガーラ直属の部下も精鋭揃い、



数でも劣る上、勢いもしぼんでいく。



「くそっ、こうなったら・・・」



ルタリアードが青刃を取り出す。



「閣下」



「なるほど、あれが対となる青刃か」



デュガーラとジスがこそこそと話している。



ルタリアードはそこを見る暇もなく、



絶え間なく青刃を振り回す。



少しずつ情況が好転する中、



ついにデュガーラが立ち上がる。



その手には見たこともない剣が握られていた・・・。



「その剣は・・・」



「ほう、知ってるのか?」



その問いにルタリアードは答えずにいると、



「やはり、知らぬか。





 この、白刃・レルディアスの存在を」






ルタリアードは初めて見るもう一本の宝剣に驚きを隠せない。



「白刃・・・」





「二本揃ってこそ大陸を統べる者の証、





 さぁ、奪い合いを始めようか」





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Last updated  2011/09/11 12:07:30 AM
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