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うたたねの詩

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2013/07/21
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カテゴリ:今日のシメイ
ようやく、兵士としての人生が始まる。
「よっし、やったるぞ」
子明は丹念に準備をしていると、
「あぁん?また何してやがる、小僧っ」
再び諍(いさか)いが始まる。
「くそ、また現れやがって」
「貴様、何だその態度はっ・・・、根性叩き直してやる」
相手の男は武器を手に取り、威嚇する。
しかし、子明の方は同じ轍を踏まないよう、拳で力を抑える。
子明の態度に相手の男はさらに畳み掛け、
「貴様の親父ってのは、あれなんだってなぁ・・・」
「・・・」
「間抜けな最後をとげ・・・」
言い終える前に、鮮血が飛ぶ。
誰一人止める間もなく、子明は剣を振りぬいた。
そしてすぐさま姿をくらました・・・。


事はすぐに周囲に広がり、義兄があちこち奔走する。
「おい、孫策様がお呼びだ!」
すぐさま駆けつけると、
「おぉ、来たか。詳細を聞かせろ」
義兄はすべて伝える。
「なるほどな、そいつは俺が預かる。話は以上だ」
「いや、しかし・・・」
困惑する義兄に孫策が畳み掛ける。
「見つけたら、即よこせ。話は以上だ」


一方、子明は同郷の者を頼っていた。
「これからどうするつもりだ?」
「そうだよなぁ、もう戻れねぇだろうし・・・」
「なら、校尉の袁雄様を頼ったらどうだ?」
「袁雄様か、わかった。ありがとう」
「何言ってんだ、しっかりやれよ」
子明は再び歩みを進め、たどり着いた頃には夜も更けていた。
「何者だ、何しに来た」
「呂蒙と言います。すいませんが、袁雄様にお会いしたいのですが」
「もう夜遅い、明日出直せ」
(当然か、しかたねぇ・・・)

翌日、袁雄と会見を果たす。
「・・・という次第です。ここで務めさせてください!」
「なんと血の気の多いやつだな。まずは自首するのが筋だろう」
「・・・」
「それができぬのなら、民として生きることだ」
「・・・」
沈黙に沈む子明に、袁雄はさらに続ける。
「だが今は乱世、兵は一人でも多いほうがいい。
 一筆書いてやる、それで自首しろ」
「わかりました、ありがとうございます」
子明は来た道を戻っていく。
(ん?そーいや、どこに自首すりゃいいんだ?)
探り探り辿っていくと、










「孫策様、現れたようです・・・」
「そうか、ここにつれて来い。思ったより早かったな」


「おい、こっちに来い」
子明は呼ばれるままについて行った。





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Last updated  2013/07/21 12:34:27 AM
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