アルジェリア  カビール地方

2007/10/13(土)06:33

■アルジェリアの空港■

アルジェリア(5)

*Houari Boumediene Airport (ウアリ・ブーメディアン空港) アルジェリア航空でロンドンからたったの2時間半ほどでアルジェリアに到着しました。イギリスからは英国航空も飛んでいるのですが、私の希望で夫に頼んでアルジェリア航空にしてもらいました。単に乗ったことがなかったというのも理由の一つですが、最大の理由は・・・2時間半のフライトなのにきちっとお食事が出ると聞いていたから!!英国航空はしょぼいサンドウィッチだけらしく、全くおいしくないらしい・・・。 お食事は思っていたよりもおいしかったです。(少し塩味がきつかったけど。)ちょっとびびったのが、チキンの煮込み料理だったのですが、骨付きだった・・・。機内ではちょっと食べにくいですよね。(^^;) さて、本題のアルジェリア空港。 世界の中でもセキュリティーの厳しさでとても有名な空港です。でも入国に関しては全く厳しいこともなかったです。それよりも非欧米人の外国人はまだまだ珍しいのと、もともとのアルジェリア人の歓待精神からか空港では大歓迎でした。 もちろんジロジロ見られる事もありましたが、エジプトでの独特のジロジロとはまた違って、「ジロジロ見たいけど、あまり見てはいけないな・・・」という雰囲気が感じられて、ジロジロの中にちょっとした相手への配慮?のような物があったように思います。モロッコ、チュニジア、エジプトと違ってあまり(ほとんど・・・)観光業が発達していない国なので外国人に対して「擦れた感じ」がありませんでした。 税関では不思議な質問をされました。 「携帯電話は何台持ってきてる?」 なんでも大量に持ち込んで申請せずに国内で売りさばく人達が増えたからだそうです。アルジェリアは実は携帯電話が一気に普及した国です。理由は、普通の電話線の普及が都市部以外ではかなり遅れているからなのです。この携帯電話のお陰で、海外に居る移民と家族との連絡が頻繁に取れるようになったのです。 そんなこんなで税関の人が夫と世間話をしていて、私が日本人だと分かると「お~い、日本人だって!!」と皆に声をかけまくり、そのあたりに居た係員が一斉にやってきたのです。そして「ようこそアルジェリアへ!!!」と歓迎ムードいっぱいでした。 「なんや、空港は全然厳しくないやん・・・」というのが感想でした。 が・・・・・・・ ロンドンへ帰るとき、出国は強烈に厳しかった。うわさどおりの厳しさでしたっ。 まず空港の駐車場に入る前に車のチェック。後ろのトランクルームを空けて荷物のチェック。 空港の建物に入る前に金属探知機でチェック。 ↓ 航空会社のカウンターでチェックイン ↓ 別の場所でドキュメントチェック。(航空券+パスポート+本人確認チェック。)ここでのハンコがないと出国できません・・・。 ↓ 出国管理の場所へ。再び航空券+パスポート+本人確認チェック。 なぜか分からないけど「アラビア語をしゃべるのか?」と私に聞いてきた。質問の前に聞かれて、アラビア語で質問をしたいなら分かるけど、出国に関する質問が(どこへ行くとか・・・)すべて終わった後に聞かれたので夫も私も「?????」。意味不明な質問でした。 ↓ 手荷物の検査。金属探知機でチェック。探知機が鳴ろうが鳴ろうまいが、男性は全員係員によってボディーチェックされる。私はヘアードライヤーとデジカメの充電器が引っかかりました。念入りに調べられ、鞄の中も念入りにチェックが入りました。 ↓ 飛行機に乗ろうと思ったら・・・。また航空券+パスポート+本人チェック。ここで夫のパスポートの写真が若すぎる!と引っかかりました。「文句あるなら在英アルジェリア領事館に言え」と言ってましたが、確かに若すぎる写真だと私も思います・・・。(^^;) ↓ やっと乗れると思ったら、再び手荷物検査。全員荷物の中身を開けさせられてのチェック。夫を待っていると、ちょっと不審な人?と思われたのか何度も何度もチラチラっと私に対するチェックの目が本当に厳しかった・・・。確かに何であそこで立っているんだろう?と思われたと思います。 ↓ そしてやっと飛行機に搭乗!!! とまぁ、こんな感じでした。何が大変って、その度に長蛇の列を作らないといけないので時間がかかってかかって・・・。 ところでアルジェリア航空ですが、必ず数人の私服警官の人達がお客さんに混じっているそうです。機内で何かあった場合の対応策だそうです。私は客室乗務員の一人の中にきっと私服警官に違いない!!!と思った人がいました。やたら体格がでかくて、その上鍛えてるな・・・って感じの体。しかも機内の前から後ろまでやたらとウロウロしていたし。(単なる憶測だけど。)

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