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カテゴリ:科学・宇宙...林檎落しますか?
今日は久しぶりに数字のお話を... 大昔における数字の概念とは1、2、3、4、5~と1から始まる自然数だったそうです。 そりゃそうですね。人間には指という簡易計算機があるんですからw。 手をグーに握り、小指から順に立てて、「1、2、3~」と数えるわけですが... この『手をグー』に握った状態は、どういう呼び方もされてませんが、今の数字の概念でいくと、“0”ということになります。 まぁ、当たり前な話ですがw。 ところが数学の世界では、それがあまり当たり前ではないそうで... この“0”ですが、現代数学に直接繋がっている範囲で、初めて“0”の概念を確立したのはインドだそうです。 さすが数学とシステムエンジニアの分野で、世界最優秀の国w。 ということは、インドがこの“0”を発明(発見?)するまでは、『ない』という状態は『数字・数量』の概念ではなかったんですね。 で、この“0”が数字世界に新規参入したために、数学界は大騒動になります(まるでどこかの国でもめてる話みたいw)。 何をもめているかというと、冒頭で述べた1、2、3、4、5~という自然数に0が入るか否か! なんかどうでもいいことのような気もしますが、白黒はっきり付けたいのが数学者というもののようでw。 結局は今も決着がついてないそうな。 整数論などを扱う計算系の学者は「自然数でない」といい、集合などを扱う論理系の学者は「自然数である」と主張してます(日本では高校までは『自然数でない』で通してます)。 で、ここからが本題。 “0”の登場によりもうひとつの概念が生まれます。 “0”を起点として自然数が伸びるなら、その自然数と反対方向に伸びる数があるのではないか? 『マイナス』『負』“-”“▲”...これです。 私、世の中に気持ち悪いなぁと思うものは数あれど(昨日の日記みたいなのw)、『マイナス』はその最右翼のひとつです。 だって...マイナスの数字なんて想像できないんです、私! -5 0 +5 ────┼────╂────┼──── というグラフにすればあるじゃないかと言われるかもしれませんが、これはたまたまある点に“0”という基準を置いただけのことです。グラフなんて“0”の位置を“-5”の位置にずらしたって成立する、実にいい加減なものなのです。 もっと身近な算数的要素で想像してみてください。 「Alicaさんは、リンゴ-5個とミカン-3個買って、お金を-520円支払いました」 こんな問題出されて、理解できます? リンゴやミカンに、“0”より少ない個数なんてあるのでしょうか? 「果物屋にリンゴ5個とミカン3個売って、お金を520円受け取った」なんて言葉遊びではなく、実感としての『マイナス』... リンゴ-5個って何個?! お金-520円っていくら?! -4Lの水って汲める?! -2時間後に会いましょうって、会える?! そんなもの存在しませんって! アインシュタイン大先生によると、光の速度(秒速30万km)を超えると、時間が逆戻りするそうな。 しかし、物質が光の速度に無限に近づくと、そのために必要なエネルギーも無限大になります。 従って、物質は光の速度を超えられない...ということは、『時間が逆戻りすることなどない=マイナスの時間など存在しない』ことになります。 やっぱりマイナスの数字なんて存在しないんだ! ばんざーい!!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ が近年、宇宙誕生の瞬間には宇宙は光よりも速いスピードで拡がり始めたって説があります。 タキオンという光より速い素粒子もありますし... ということは... この世にはやはり“-5個のリンゴ”が存在するってこと? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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